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 サロン ド 立高18期 過去ログ (No.8)

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またまた、スパムな書き込みが?!
再度新装開店しました。どうも、プログラムでURLを順に作りだし、BBSを探り当て、スパムの書き込みをしているらしいので、滅茶苦茶に長い名前を付けてやれば、その手のプログラムでの書き込みは防御できるのではないか、と考えて、
reirounomizuhyakumannotaminoinochiwotsunagumoto
という名前にしてみました。読みは当たったようで、スパム書き込みはなし!
これ、『玲瓏の水 百万の民の命をつなぐもと』だったって気づいていただけました?

新装開店-2号店 (07年7月1日〜08年7月8日)
7. 新装開店-1号店 (06年3月4日〜07年6月28日
6. No.1501〜No.1800 (04年12月22日〜06年3月1日)
5. No.1201〜No.1500 (03年12月12日〜04年12月22日)
4. No.901〜No.1200 (02年2月9日〜03年12月12日)
3. No.602〜No.900 (02年3月10日〜03年2月7日)
2. No.301〜No.600 (01年8月31日〜02年3月10日)
1. はじめ〜No.300 (2001年2月1日〜01年8月30日)


No.158
2008年07月07日 06:54
送信者:鈴木克己 < >
表題:60歳からの思い出

6月22日、
大学の本郷で同じクラスのSさんは、
60歳の「思い出」にと、
サロマ湖100キロ・マラソンを13時間で完走したそうだ。

7月6日(日曜)、
69歳の堀江謙一さんは、太平洋を横断して、
母港の西宮に帰ってきた。
船は波浪推進船といって風ではなく波だけで進む船だそうだ。
波浪推進船があるはずだと堀江さんが提案し、
「よござんす、やってみゃーしょ」
と設計と建造を引き受けたのは、
大学の駒場で同じクラスのYさん(ヨット設計者)。
Yさんにとっても、よい「思い出」になったことだろう。

7月6日(日曜)、
小平紫芳会(都立・立川高校同窓会の小平支部)の総会があった。
例年、会員の誰かが1時間ほどの講演をするならわしで、
昨日は、昭和14年、府立2中に入学したAさんの「思い出」だった。
(都立・立川高校は府立2中から名称がかわった)
お父様は西多摩郡かすみ村(現在の青梅市)の先生とのこと。
東北の田舎からでてきて5人の子供に親として残せる財産は、
「自分の道を切り開けるように教育の基礎」をと願い、
Aさんを「かすみ村」小学校から府立2中に進学させたとのこと。

府立2中の思い出として、
立川駅から甲府駅への100キロ(1日の行軍)で、
先頭で甲府駅にたどりついたことだそうだ。
Aさんは、5年間であるはずの中学生活を4年で、
陸軍士官学校へ入り、軍人として終戦を迎えた。

府立2中の教育方針である、
自主・自立が大いに役立ったとのこと。

Aさんは現在、80歳を超えていますが、
講演中もであるが、あとの歓談中の応対、
階段をスタスタあがる足腰の丈夫なこと。

私(物理)にとって、よい「思い出」になった。

No.157
2008年07月07日 05:36
送信者: < >
表題:フェデラー、本当に残念!

2回の雨の中断を含めて、ずっと見ていたのに。
最悪の展開から、何とか流れを自分の方に持ってきたのに。
応援していたのに。
来年は世代交代でいいけど、今回までは勝たせてあげたかった。
ただ、いつも冷静な雰囲気のマネージャ兼婚約者の、
女性らしい心配げな顔が印象に残った。


No.156
2008年06月30日 06:53
送信者:鈴木克己 < >
表題:60歳からの生き方4

60歳からの生き方を、
矢沢永吉さんのCD『ザ・グレイト・オブ・オール』Vol.1と2をBGMにしながら、
矢沢さんの『信じろよ、自分を』(朝日新聞6月8日、15、22、29日)と、
夏目漱石の『こころ』(新潮文庫)、
から考えてみたい。

『こころ』の筋書きは、
大学を卒業して就職口をさがしている、
まだ「何者にもなっていない」若者が、
危篤の父の枕もとから、
「先生」の自殺予告の手紙を握りしめ、
東京行きの汽車に飛び乗る(『こころ』p-167)。

矢沢永吉さんはいう。
若い人は「中年はダサい」とか、
「親父は古い」なんて決めつけるが、
僕(矢沢さん)は息子に言う。
「お前は大学生だけど、まだ何者でもない」

矢沢永吉さんはいう。
信じろよ、自分を。

漱石はいう。
自分で自分を信用できないから、人も信用できない(p-46)。
自由と独立と己に充ちた現代に生まれた我々は、
その犠牲としてみんなこの淋しさを味わわなくてはならない(p-47)。

矢沢永吉さんはいう。
自分の人生がどうなれば幸せなのかって、
本当に本人でなければ分からない。
幸せとは、自立しているという本人の確信なんだ。

私(物理)は思う。
椅子は便利で安楽だ。
でも、
お相撲さんでも座っているなら、
人差し指の一本で動けなくなってしまうし、
椅子を引かれれば、仰向けに倒れる。

No.155
2008年06月26日 16:29
送信者:管理人です < >
表題:根がパズル好きなもので・・・

3C忘れんぼ さま

いろいろと試して遊んでいただくのもいいかな、と思い…
やり過ぎたでしょうか…
ゴメンナサイ。

No.154
2008年06月26日 15:16
送信者:3C忘れんぼ < >
表題:基本がブレていました

管理人さま、有難うございました。無事行けました。何と「y」であるものと決め、年度ばかり疑っていました。まさか「h」とは! あの何回ものトライは何だったのか。入力時の癖とはいえ、ここにもトシの頑固さが滲み出てしまいました。お手数をおかけしました。

No.153
2008年06月26日 14:51
送信者:3H・NISHI < >
表題:初投稿です・花便りbR3に触発されて

たまに、訪れていたのですが、初めての投稿です。投稿しようと決意したのは、ギャラリーが用意されたことによります。というのも”Kimie”さんのbP01、花便り33にあった「マムシグサ」が書かれていたことがきっかけです。わたし自身は、ここ十数年、多摩丘陵での開発に伴う緑地の保全に携わっていたことから、身近な生き物に接し、魅了され、マムシグサを始め、草や虫たちを撮り溜めたていました。身近な多摩丘陵に生きる小さなものたちを紹介しようと。
投稿は、「サロンド立高18期」ではなく「ギャラリー立高18期」の方にいたします。最初は「マムシグサ」です

No.152
2008年06月26日 14:23
送信者:管理人です < >
表題:Re: 重要なお知らせ

ご意見ありがとうございます

今回のような変更は今後も起こると予想されますし、プロバイダの“業界”の統廃合も
予想されるという状況下、なるべく安定したサイト運営をしようと考えております。

『同期会のお知らせをインターネットでもしよう』という趣旨でこのサイトを立ち上げた当初、
ZEROの利用は、無料プランから出発いたしました。
2001年開催の同期会だけの利用予定でしたが、同期会報告を載せたこともあり、
また、BBSで同期生たちの近況も投稿され続けていることもあり、
そのままサイトを閉じることなく、現在まで続いております。

その後、同期会幹事会で
「有料でもよいので、同期会の情報をたくさん載せられて、
 いきなりなくなるような可能性の少ないサイトで、
 広告の表示されないものを。」
というご意見をいただき、ZEROの有料コースに変更し、現在に至っております。

ちなみに、プロバイダ利用料金は、月840円。
月々は、管理人が立替え、プリペイドで料金を支払い、同期会の開催時に、
前回から当該年までの過去の分を、同期会費用の中からいただいています。
(プリペイド式にしてあるのは、管理人がいつ代わっても手続きが楽なように、
 という考えからです。)

サイトを作った当初は、活発なサイト運営をしようと、いろいろ計画したのですが、
ずぼらな管理人のため、計画倒れに終わり、現在の形になっております。
その中で、このBBSだけが息づいておりますことに、改めて御礼申し上げます。

ずぼらな管理人としては、いろいろしなくてはならない“プロバイダの変更”は
考えるだに面倒なので、いたしません。また、あまり複雑な構成にしてしまいますと、
記憶力も減退しつつある現在、自分でも何をしたかわからなくなる可能性も高いので
できるだけ、ZEROの用意してくれるものを利用しよう、という魂胆でおります。
よろしくご理解ください。

カウンターの設置については、過去7年間の数値から、このサイトを訪問いただく頻度の傾向が
おおよそ掴めておりますので、(単純には、約16名/日がトップページを訪問)
ZEROがカウンターを用意するまで待っても、さして問題はないように思われます。

BBSですが、一時期、SPAMな書き込みがあり、その対策としていろいろ変遷しました。
まず、掲示板を変更
⇒ページ名が短かった所為かまたまたSPAMな書き込み
⇒「パスワードを設定し、パスワードを画像で掲載したらどうか」というご提案あり
 …> 見る側が手間になるのはどんなものか、と躊躇
⇒滅茶苦茶に長い名前をつけたら、ページの名前を自動発生させてBBSを突き止めて
 自動で書き込むプログラムによるSPAMな書き込みは防げるのは、と考え
 ものすごく長い名前のBBSに変更
 (ここの名前は“玲瓏の水百万の民の命を繋ぐもと”のローマ字表記だったの
  分かっていただけましたか?)
⇒「画像の載せられるBBSがあればいい。」というご要望に応え、二番目の掲示板を用意。
 SPAM対策を考え、IDとパスワード付。
(現在に至る)


…で、いろいろ書きましたが、とりあえずの結論!

ZEROが掲示板を用意した時点で、ZEROの掲示板を利用することにし、
どういう掲示板を用意するかで、現在利用している画像付掲示板をどうするか考えます。
それまでは、今の画像付掲示板だけにいたします。
USERとPASSワードは、いつでも変えられるので、3C忘れんぼさんのご要望にお応えし、
さらなるヒント大公開! 

 http://homepage1.nifty.com/seimei/
 http://www.shihoukai.org/kougai.html
 高校2年のときに東京オリンピックがありました。

(半角で入力し、日本語変換用のローマ字表記です。showa⇒shouwa)

新URLのサイトでは、USERとPASSは画像で用意することも考えます。

引き続き、ご意見、お待ちしています。

No.150
2008年06月25日 18:03
送信者:3C忘れんぼ < >
表題:立ち寄れなくなる不安

毎日の立ち寄り専門でしたが必要に迫られて。No.148に管理人の方の「BBSは、先日用意した、画像付掲示板(別に画像をつけなくてもいい)だけにしてしまう、と決心してしまえば、いいのかもしれませんが・・・」とありますが、用意されたその画面にどうしても行きつけない者がここに。USER名、PASSワードともに間違っていないつもり。自信がなくなり前後の数字で何度かトライしても・・・。ボケがひどい? これからの不安を書き込みました。

No.149
2008年06月24日 00:55
送信者:SHIRATORI < >
表題:Re: 重要なお知らせ

個人的にはZEROのユーザです。

Mail address & URL 転送は2009年7月末日までやってくれるので問題はないと思いますが、旧ZEROの一部は明日が切り替え期限にも関わらず、まだCounterとBBSがサポートされていない現実を見ると、ここの切り替え期限の7月8日でもだめそうな気がします。

プロバイダ変更という手もなくはないですが、新ZEROは完全無料という魅力もあるので変更は考えないとすると、選択肢は以下の三つ?

1. free cgiのcounterとBBSを設置
2. free counter, free BBSを利用 (free counterは突然リセットされるリスクあり)
3. 新ZEROがサポートするまで待つ (いつ再開できるか不透明)

ダブルBBSのうち活性化するのはどちらか片方のみという感じもあるため、利用者としては一本化していただいた方が使い勝手もいいし、ありがたいです。

個人的な希望としてはこんなところですが、管理人さんのBBS設置・メインテナンスに関わる手間の少ない方法を選んでいただくのがいいのではと思います。


No.148
2008年06月23日 21:57
送信者:管理人です < >
表題:重要なお知らせ

プロバイダZEROの都合で、7月8日にこのサイトのURLと管理人のメールアドレスが変わります。

URLの切り替え時期になりましたら、メールで改めて、新URLと新メールアドレスをお知らせいたします。

現在、その移行期間に入っており、現行のサイトは書き換え(サイト転送)ができません。
かろうじて、ここのBBSにつきましては、書き込み/記事の削除はできる状態になっています。

新URLに切り替わると、7月末日までは、旧URLにアクセスすると新URLにジャンプし、
旧メールアドレスへのメールは、新アドレスに転送してもらえます。

新URLになった場合、カウンターも持ち越すはできませんし、
ここのBBSは自動的に削除され、新URLに持ち越すことも出来ません。
また、新しくBBSを作ることになります。

既に、新URLを稼働させることは可能ですので、“今”切り替えてしまうのも手なのですが
ZEROのサービスとしてのカウンターやBBSはまだ用意されていないので、
いつ切り替えるか思案中です。
BBSは、先日用意した、画像付掲示板(別に画像をつけなくてもいい)だけにしてしまう、と
決心してしまえば、いいのかもしれませんが。
なるべく同じ形で移行する、というのが原則な気もします。

まあ、切り替わるぎりぎりまで、このまま行こうカナ、ZEROの出方も見たいし、と
“先延ばし”の精神でおります。
何かご意見がございましたら、このBBSにお書き込みいただけたら、幸いです。

No.147
2008年06月23日 06:07
送信者:鈴木克己 < >
表題:60歳からの生き方3

スギさん、
入院生活によって人間の根源的な営みを考えたようですね。
うらやましい体験をされました。

これから我々はますます、
「排便できることの喜び」
を日々実感するようになると予感します。

ところで、
私(物理)はすでに、両親の姿を写真で確認する環境になっていますが、
両親の介護をとおして多くのことを学び、いまも学んでいます。

老人福祉、介護保険、感染症を含めた医学の基礎知識、
老人という人間への理解、介護と家政(お料理など)、などなど。

実地に学んでいて、おもしろいなと思ったことがあります。
たとえば、
寝たきりに近い老人を、ベットに腰かけてもらい、
ささえながら自立してもらう時のことです。

人は椅子に腰かけている状態から直立姿勢になる時、
上に動くのでなく、まず、最初に横に動くのです。
すなわち、
重心を椅子から自分の足に移動しようとする。
頭と胸を前に動かそうとする。

重心を水平に移動するので力はあまりいらない。
逆にいえば、
指先一本でお相撲さんでも椅子から立たせなくすることができる。
座っているお相撲さんの「おでこ」に人差し指をそっと添えるだけ。

さて、
60歳からの生き方を、
矢沢永吉さんの『信じろよ、自分を』(朝日新聞6月8日、15、22日)、
井筒俊彦さんの『マホメット』(講談社学術文庫)、
から考えてみたい。

私(物理)の矢沢永吉さんに関する予備知識は、
友人に騙されて数十億円の借金をした矢沢さんが、
へこたれずに全額を返済した、
というくらいだった。

6月22日の『信じろよ、自分を』に借金返済のそれが書かれていた。
矢沢永吉さんは言う。
リストラされたって、借金を背負ったってそれを役だと思え。
苦しいけど死んだら終わりだから、
本気でその役を生き切れ。

井筒俊彦さんは言う(p-21)。
眼底に浮かんでくるこの情熱的な砂漠の児(マホメット)の面影とともに、
青春の日々の我れと我が身の様々な姿が、
奇異な幻想のように次々に忘却の淵から現われて来て、
自らにして胸の若やぐのを禁ずることができない。
「マホメットとは何者か?」
私(井筒さん)は自分流の解答を作ってみたかった。

さて、
矢沢永吉さんと井筒俊彦さんの生き方、
それを本人たちはどう思っていようとも、
結果的に勝者の生き方になっている。

そこで、
会田雄次さんの『敗者の条件』(中央文庫p-76)、
に書かれている「勝者の条件」を引用したい。

徹底的に自分自身だけで処理していく。
そのためには、
氏素性も地位も身分も財産も持たぬ方が、
かえって覚悟が定められてよい。
何かを持てば、人は当然の弱点として、
その自分自身のものでない何者かにたよろうとするからである。

たよりとするのは、自分の才能である。
鈍でもなく、利発にもすぎず、
決断と不屈の精神と万全の計画を遂行していく力である。
人はそれだけをたよりに人生に立ち向かうべきなのである。

私(物理)は思う。
会田雄次さんの言葉をこのように換えてみると分かる。

薬でも医者でもない。
たよりにするのは、健康な体である。

タクシーでもホテルでもない。
たよりにするのは、遅くとも夜8時で職場から電車で帰宅し、
翌朝8時前から職場で働く健全な家庭生活とリズムである。

No.146
2008年06月18日 00:49
送信者:Mr.Sugi < >
表題:入院のすすめ!

諸君、元気かい?

俺?元気そのものだったんだけどもね、
60歳になっても、40歳代に見られる自分が
心地よかったんだけどもね。

でも、中身は、外見に反して、間違いなく、
歳を取っているんだ。それが、この春に分かった。

入院して、僕は、身体のオーバーホールを
始め、精神のオーバーホールをもしたように思う。

病室から毎日眺めた桜、
桜のそのつぼみから、春風で散ってしまう
そのはかなさまで、僕は、過去60年余、定点で、
時系列に、桜をそのような見方をしたことはなかった。

女としてしか見ていなかった看護師さんを
エンジェルと思うことなどなかった。
彼女達は患者に献身的で、その行為は母を感じさせた。

術後、初めて食べる重湯に、食べられる事の喜びや
排便できることの喜び、今までに、喜びなどといった
意識はなかった。

入院生活は、人間の根源的な営みを教えてくれた気がした。

今、僕は、入院によって、もっと、もっと、自分を発見できる気がしてならないのだが、しばらくは、入院できそうもない。

それを、残念と言っていいのか、よかったじゃないって言うのか、分からないでいる、今の自分が、また、発見でもある。














No.143
2008年06月16日 06:21
送信者:鈴木克己 < >
表題:60歳からの生き方2

モモさんご夫婦は川俣温泉ですか。
私たちは都内散歩でした。
赤坂見附、赤坂、乃木坂、六本木と歩きました。

さて、
秋葉原での無差別殺人の25歳A。
今週はAについてパウロの言葉から考えてみたい。

矢沢永吉さんの『信じろよ、自分を』(朝日新聞8日、15日)と、
曽野綾子さんの『心に迫るパウロの言葉』(新潮文庫)とともに。

Aの動機1:
住所不定の無職になりそうな恐怖が無差別殺人へという。

私(物理)は思う。
女性の結婚時における関心事は、
この人で、出産や子育てができるか?
この人で、いつまでも食べていけるか?
3T、低姿勢、低依存、低リスク、の3番目。

(1番目のTは男性が、やさしく、えばらない)
(2番目のTは男性が、家事などで女性にあまり依存しない)

さて、
無職(または定職がない)に対する恐怖は、
定年(停年)の我々でも同じだ。
「この人で、いつまでも食べていけるか?」に、
ひっかかり、
カミさん(または、今までの仲間)に相手にされない恐怖なのかもしれない。

でも、
小さな福祉活動をとおして、
(家族の世話をとおしてもあり)
地域の人とつながりをもつことなら、
25歳でも60歳でも、いつでも誰でも始められる。

矢沢永吉さんはいう(15日)。
ローイスロイスから190E小型ベンツになる。

曽野綾子さんはいう(p-206)
「古い人」を脱ぎ捨てて「新しい人」を着る。

さて、
Aの動機2:
Aは4日の携帯サイトに書いたそうだ。
「現実でも一人 ネットでも一人」

矢沢永吉さんはいう(8日)。
ビートルズがいた。

曽野綾子さんはいう(p-120)。
あなたは神を知らなくても、神はあなたを心の底まで知っている。

私(物理)は思う。
まだ二つある。
人に接するときに多くの人がしている態度と、
多くの人が判断するときの原則についてである。

人に接する態度:
矢沢永吉さんはいう(15日)。
人が安泰なら、
その人はどこかで危機管理意識がゆるくなっている。

曽野綾子さんはいう(p-128)。
人は冷酷で、
自分からみたら違っていると思えることでも、
相手の思うとおりにやらせてみる。

判断するときの原則1:
矢沢永吉さんはいう(15日)。
若い人は、
「甘い現実にいる」ということから知らなくてはと思う。

曽野綾子さんはいう(p-155)。
私たちの行為の意図が悪くなかったのだから、
人もそれをよしとすべきだというのは、
あまりにも「甘えたものの考え方」なのである。

判断するときの原則2:
矢沢永吉さんはいう(15日)。
臆病と緻密な考えとは背中合わせだと思う。
目をそらさずに自分の現状をはっきり把握したい。

曽野綾子さんはいう(p-97、p-193)。
いかなる時代、
権力、流行、多数の意見からも確固として自由に判断している。
神とは(自由な精)神。

私(物理)も思う。
それゆえに、来年から裁判員制度が始まる。

No.142
2008年06月14日 21:12
送信者:momo <m >
表題:momo通信83 吊橋

先週、一年ぶりにみいこchanといつものマニュアル車で
温泉お泊りドライブに行ってきました。

初日:
本庄児玉ICで降り、わたらせ渓谷鉄道に沿って北上、
草木湖、日光の赤い橋(神橋)に立ち寄り、
霧降高原道路(野生の猿の一団と遭遇)経由で
山の中へ分け入って、川俣温泉へ(泊)
露天風呂を晩と朝に堪能、いい湯でした。

二日目:
宿を出て、まず瀬戸合峡の「瀬戸合吊橋」を見晴茶屋から見る。
スケジュールと体力の関係で実踏は省略。
次いで、龍王峡に立ち寄り、散策コースを時計回りに一周。
散策コースでは、モリアオガエルの泡の団体、
樹に駆け上っていくモリアオガエルにご対面。
そのほか九輪草やアヤメの集団にも。
龍王峡から日塩もみじラインに入ると山の中のワインディングロード。
地元の人はわざわざ有料道路は使わないのかほとんど車は通らない。
すると、みいこchanの奇声が。車を止めて見ると、
タヌキ(orアナグマ)が道の側溝を漁っている。
塩原の街へ入っていよいよ今回の旅のテーマ?吊橋へ
まず「七つ岩吊橋」(片側だけがポールで吊ってあり、もう片側は基礎アンカー)。
次に「回顧の吊橋・回顧の滝」(鬱蒼とした静寂の中に)。
もみじ谷大吊橋(森林の駅)にも寄る予定だったが、雨中、次の機会に。
道の駅・湯の香しおばらで昼食後、那須温泉郷へ(泊)。
再び、露天風呂を晩と朝に堪能。

三日目、
宿から、殺生石〜八幡の「つつじ吊橋」(今回最も見ごたえのあった吊橋:
「ギャラリー立高18期」の写真はコレ)。
前日通過した「もみじ谷大吊橋」に寄る。
結婚式の会場準備をしていた。
帰宅後のニュースによると、翌日に複数組が挙式したとのこと。
帰宅は、当初は東北道の予定だったが高速ばかり走っても面白くないので、
会津西街道へ出て、龍王峡〜今市〜日光〜と初日の道を逆走。

全行程 635km。

ではまた

No.141
2008年06月09日 06:17
送信者:鈴木克己 < >
表題:60歳からの燈明

6月8日に秋葉原で25歳による無差別殺人があった。
私(物理)はいいたい。
不幸な無為の生活が敵意を生み、
自分が前に進むことができなかったから誰もが滅びればよいと願うは誰ぞ。
自己嫌悪の循環から抜け出よ。

さて、
6月8日の朝日新聞の「仕事力」の欄。
矢沢永吉さん(1949年生まれ)の
「信じろよ、自分を」を読んだ。

3歳で母が、小学校2年で父がなくなり、
生活保護を受けながら祖母に育てられた。
A:その「悔しいのが原点」だと矢沢さんはいう。

自分の方向が見えなくなると暗闇に入ってしまう。
暗い明日を想像するくらい苦しいことはない。
すすみたい方向は自分で決めてないと苦しい。
人生を貫く仕事にたどり着いて欲しい。
B:「信じろよ、自分を」

でも、
C:どんなに苦しい境遇でもビートルズがいた。
ドカーンというエネルギーで、
僕(矢沢さん)を音楽の世界へ引っ張ってくれた。

私(物理)は思う。
お釈迦様も人生に迷い、
苦行をして死にそうになり(矢沢さんの原点A)、
釈迦は悟った。
自らを燈明とせよ(矢沢さんの「信じろよ、自分を」B)。

山をおりて里でミルクを飲ませてもらい蘇生した(矢沢さんのビートルズC)。

さて、
イマジン(ジョン・レノン)
Imagine
A:there's no heaven、no countries、no possessions
B:it's easy if you try
C:I'm not the only one

レノンさんは、
no religion too
とも言うが、
レノンさんの、言葉、教え、
を信条にしている人にとっては、
すでに、宗教をもっている。

BとCは無関係のようだが、
AがBとCをつないでいる。

さて、
物理でもそのようなことがある。
ループ量子重力理論のAbhay Ashtekarさんの論文から引用したい。
The two theories have never heard of each other.
But the isolated horizon boundary conditions require that the two infinite sets of numbers match exactly.
This is a highly non-trivial requirement.
But the numbers do match, thereby providing a coherent description of the quantum horizon .

ここでAshtekarさんがいう、
互いに無関係と思われていた理論とは、
トポロジー的場の理論、そして、量子重力理論。

私(物理)はいいたい。
捩れ(ねじれ)ながら、チギレルかのようにコピーされ、
その都度、第2チャーン数が一つづつ減少し、
宇宙(粒子)が生成される。

No.140
2008年06月05日 00:03
送信者:あーもんど < >
表題:マロンさんのロンドンにつられて

マロンさんの定年旅行記最終回から日が経ってしまいましたが、またもマロンさんにつられて。
私は97年と2001年にロンドンに行きました。
最初は友だち3人で、2回目はヨーロッパ患者協会の若年性集会に参加しました。
97年のときはマロンさんと同じヴィクトリア・ステーション近くのEbury St.にあるB&Bに泊まった。当時そこに住んでた友人のご主人が車でカンタベリーやコッツウォルズ、ストーンヘンジなどに連れて行ってくれました。そのとき友だちが私のために車いすを用意してくれたのですが、フラットのすぐ前のレッドクロスで簡単に無料で(deposit)借りられました。またタイヤの空気を入れるのに困っていたら、通りかかった若い兵隊が親切に空気を入れてくれました。
もっとも車いすはあまり使わなかったのですが。
カンタベリー寺院に入るとき、門番(?)は車いすを見ただけで一行全員を無料で入れてくれました。日本みたいに証明書を見せることもなく。
どこか郊外にあったフェントン・ハウスという古い楽器を集めた家にも行きました。
そうそう、マロンさんと同じフォートナム&メイソンのアフタヌーン・ティー、私も飲みました。
ここの、日本では売ってなかった紅茶を買って帰りました。
腰がある本物の紅茶のように思いました。
シェークスピアはその頃ロンドンに復元されたグローブ座で「お気に召すまま」を観たのですが、ただ観ただけです。

2回目のときは、初めてのヨーロッパ患者協会会合参加だったのですが、日本との違いに驚いたものです。
ヒースロー空港近くの一流ホテルでの開催、一般客に交じっての昼食、ディナーとダンス、食事のときも誰が医療関係者で誰が患者か分からない。医師が患者に食事を運んでくれたりしました。大体、この会合の参加費は患者が一番安かった。
ヒースロー近くで開催したのも移動に問題がある患者のことを考えたからでしょう。
また製薬会社などがたくさんの協力・寄付をしているのも日本とは違うように思います。


No.139
2008年06月04日 23:22
送信者:あーもんど < >
表題:


No.138
2008年06月02日 06:22
送信者:鈴木克己 < >
表題:60歳からの生命と宇宙

相澤さんののご冥福をお祈りいたします。
合掌

さて、
60歳になると今まで以上に、
生命とか宇宙とかを考えるようになります。

先週述べた。
両端を細胞核の壁に繋がれたヒモ状のDNAは、
2回転しないとほどけない。
すなわち、
電子や核子のスピン2分の1の性質と同じだ。

さて、
生物のDNAはリボン状で2重螺旋(らせん)の長いながいヒモ。
DNAの端(テロメアと呼ばれる)は細胞核壁に繋(つな)がっているため、
狭い核の中で、端から離れたDNAの部分がグルグル絡み合い、
折り畳まれても安定している。
スピン2分の1(半奇数)粒子は安定している。

長いリボンを2本用意し、両端を回転しないように固定する。
その両端の距離を縮め中央部を自由にカラメルことができるようにする。
2回2本のリボンを互いに交叉回転しカラメルと四つの交点ができる。
これをホドクには反対に2回転すればよいが、
3次元空間では別の方法がある。
左右の端から1本のリボンをカラマッタ部分にたいし縄跳びのようにクグラスとホドケル。
1回の交叉回転ではホドケナイ。

さて、
DNAのリボンの中心は(水素結合の)ゆるいチャック(ファスナー)になっている。
部分的に少し弛んで開いているところでは、
DNAの部分歯型にしたがいコピーされタンパク質が作られる。
コピーは短いので、2重螺旋(らせん)から容易に離脱できる。

細胞分裂の場合は、
部分的に少し弛んで開いているところが、
一気に両端に向かって開いていく。
開いたチャックの両側はその歯型にしたがい、
すなわち、その2列の歯型にしたがい、
長いDNA全体が2つコピーされる。
しかも、
コピーされた被歯型がそのまま歯形にくっついて、
2本のチャック(2本のリボン)ができあがる。

では、
2本の長い2重螺旋(らせん)の長いながいリボンが、
どうして「確実に」解(ほど)け、空間的に分離できるのか?
しかも、狭い細胞核の中で。

秘密は、
DNAの端(テロメア)が繋(つな)がっていた細胞核壁、
その細胞核壁が壊れ始めているので、
平たいリボン状のDNAの端(テロメア)が自由に回転できることにある。
回転が長い2重に回転して絡み合っていたリボンの分離を促進していたわけだ。

DNAの複製分離は宇宙(粒子)の生成(複製分離)と同じだ。
宇宙(粒子)の生成(複製分離)は、
スピンを半奇数に固定していた繋がり部分が回転して実現される。

捩れ(ねじれ)ながら、チギレルかのようにコピーされ、
その都度、第2チャーン数が一つづつ減少し、
宇宙(粒子)が生成される。

No.137
2008年05月29日 00:51
送信者:管理人 < >
表題:メールを転記します

18期の皆様

相澤さんご逝去のお知らせを頂き、誠に残念です。
1Hで同級でしたがいつも温厚な方でした。
演劇コンクールでは監督として名演出をされたことを、
今でも昨日の事の様に思い出します。

小生中国駐在中でご焼香に伺えませんが、
謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。

                     鈴木理之

No.136
2008年05月28日 15:28
送信者:momo <m >
表題:momo通信82 ヨシキよ、お前もか!

訃報、今(15時)見ました。
もう少し早く気付いていれば行けたのに、残念。
相澤芳樹君とはシャケン仲間として特別な思いがある。
度の強いメガネとふっくらほっぺにやさしい眼。
立高卒業後もしばらくは行き来があったが、
その後は会うこともなく。
同期会にはあまり顔を見せないので、
どうしているかと気になっていたが…。
会ってゆっくりと話をしたかったのに、残念。

合掌

ではまた

No.135
2008年05月27日 23:22
送信者:管理人 < >
表題:訃報

悲しいお知らせです。

3B 相澤芳樹さん(東葛病院・東葛病院付属診療所 副院長 麻酔科)が亡くなられました。

告別式 5月28日(水) 10時より
昭和セレモニー 北小金儀式殿
千葉県松戸市殿平賀75-2
TEL 047 340 4444
FAX 047 340 4440
http://sougi.bestnet.ne.jp/showaceremony-kitakogane/

喪主 妻 相澤眞理子さま

謹んでご冥福をお祈りいたします。

No.134
2008年05月26日 06:19
送信者:鈴木克己 < >
表題:60歳からの春眠

孟浩然 (689〜740)の「春眠」:
春眠 暁を覚えず
処処(しょしょ) 啼鳥(ていちょう)を聞く
夜来(やらい) 風雨の声
花落つること 知るや多少(いくばく)

24日(土曜)午後、
マクロ経済学の森永卓郎さんの講演「変化の時代の企業経営」を聞いた。
森永さんはいった。
日本の景気がよくない理由は3つある。
1. 日銀によるお金の供給量増加がこの2年、前年比20%マイナスで、今あわててゼロに。
2.石油は150年分あるのに、ドンドン値上がりしている。
3.バイオ燃料で小麦などの値段が2倍になった。

一方、サブプライムローンは無関係。
米国のGDPが1500兆円のうちの14兆円だから。

森永さんはいった。
2と3は米国共和党の陰謀だという。
サブプライムローンの本質は、
黒人が家から追い出され、白人が半値でその家を買っているシカケだという。
しかも、
米民主党の両候補の公約から、
米民主党が大統領選で勝てば中東の臨戦状態は緩和され、
中東で再び石油の抜けがけ増産が始まり、
(3ドルを130ドルで売れる)
(価格が上がれば推定石油埋蔵量も増大し、いまや150年分以上とか)
石油の値は下がるので、
日本に再び外国資金が投入されはじめるという。

森永さんはいった。
でも、
本当に日本に外国資金が投入されるためには、
日本の企業経営はイタリアを目指すべきだという。
イタリアは日本とおなじく大戦後どん底だったが、
現在、一人当たりのGDPも日本と同じになっているそうだ。

イタリア企業は中国やインドがやらない事業をやり、
イタリアでは企業トップの若返り、もしくは若者への権限委譲が徹底していた。
それがやれた数少ない日本での企業がホンダとサントリーだという。

サントリーの佐治さんは社長になって二つのことしかやっていない。
1.社長室のトビラはいつでも誰にでも開けているという。
2.若者がアイデアを提案すると、「やってみなはれ」としか言わないという。

私(物理)は思う。
たしかに、
佐治さんは現在も太平洋を横断中の堀江謙一さん(70歳)に対し、
そうしているようだ。

さて、
私(物理)は物理を述べてみたい。

階数2の正則ベクトル・バンドル(電磁力と重力)では、
時空間(粒子)が一つづつ、
捩れ(ねじれ)ながら、チギレルかのようにコピーされ、
その都度、第2チャーン数が一つづつ減少する。

時空間の生成と粒子の生成は同一個数であり、
その個数は電磁力と重力の比の2乗個。

ところで、
生物の細胞核の中で、DNAのコピーは宇宙の生成と同じ。
両端を細胞核の壁に繋がれたヒモ状のDNAは、
2回転しないとほどけない。
すなわち、
電子や核子のスピン2分の1の性質と同じだ。
スピンネットワークのループ量子重力理論と同じだ。

No.133
2008年05月22日 23:31
送信者:匿名希望 < >
表題:三角関数の "拡張"

昨日、中間試験があると言うことで、数学の勉強を見てあげた。
試験範囲は、「三角関数の拡張」ということで、事前にどんな内容かをインターネットで調査。
要は、角度が90度以上の場合を言っているらしい。

その場で教科書と問題集を見ると、90度以下と90度以上とで急にコンセプトを変更していた。
"sin=高さ/斜辺" だったものが "sin=y/r"
もう覚えていないが、きっと我々もそのようにして習ったのだろう。

賢い人はそのまますんなり受け入れられるだろうが、それなりの人は最初に習った直角三角形が頭から離れず、 「鈍角を持つ直角三角形って?」 となって、理解が難しい。
こんな難しいことを、よく疑問もなく自分は通過してこられたものだと感じた次第です。


No.132
2008年05月22日 23:22
送信者:○○ <m >
表題:momo通信81 Re: お礼

としsan、お気遣いありがとうございます。

5/17男声合唱団「ぶんだば」の演奏会。
昨年末に「勝手にPR」をさせてもらったのですが、
その後当事者からのリアクションがないので不思議に思っていました。
不思議といえばHPに「入場無料、チケットのお申し込みは〜」
とありました。なんでチケットがいるのだろう?
疑問は当日会場に行ってみて氷解しました。
18時開場、19時開演でしたが開演前にほぼ満席。
西村親分、村本仙人、鰭崎大人に宇佐美の旦那、
忘れな草の洋子さん、そして井上先生の元気なお姿。
そのほか会場には、巨匠・藤原氏、あけみさんの姿が…。

 ではまた

No.131
2008年05月20日 00:57
送信者:とし < >
表題:お礼

はい。男声合唱団「ぶんだば」の<とし> です。
実は、この5/17 に「ひっそりと」演奏会を行いました。
チケットの配布を開始して直ぐに sold out 状態になって
しまったため、こちらに声を掛けようにもかけられなく
なってしまい、本当に申し訳ありませんでした。
(結局、ほぼ満席になってしまいました)
それでも団のホームページから情報を得て聴きに来て
下さった○○さん、ありがとう。ごめんね。

次回は、もっと早めに情報を流せるようにします。

No.130
2008年05月19日 11:55
送信者:テニス部生 < >
表題:マロンさんの定年旅行記を読んで。

マロンさん、ご苦労様でした。

2ヶ月前とは言え、あれだけ細かく覚えておられる脳内組織の
新鮮さにまず感服しています。

さて、フランスはなかなか「その1」以後知った名前が登場せず
読ませて頂くだけに終始していましたが、最終回となって「英国」
の登場。
テニス部生としては古い話となりますが、2回目の米国駐在で
フロリダ州はオーランドに住んでいた92年から96年の頃、
娘が現地の高校を終了時の95年の初夏、家内を入れて3人で
フロリダより英国旅行に行きました。

航空券は当時のマイレージ活用で3人ともタダ。現地での手配は
会社の英国現地法人にいたかっての後輩が全て手配と言う、かなり
おんぶにだっこの旅行でした。

1週間程度の期間で、ロンドン、エジンバラ、更に湖水地方を
回る日程で、エジンバラ、湖水地方は各1泊。残りはロンドン。

ゴルフをしない代わりに競馬観戦を入れることを条件としました。

その日程でロンドン近辺で競馬が開催しているところは、
ニューマーケットのみ(と言っても競馬に興味のない方には
なんのことやらと思いますが。。)で、郊外電車を下りるところは
なんとオックスフォード駅。

競馬開催が午後からと言うことで、ロンドン市内を早く出て
午前中オックスフォードの市内を歩いて見る事が出来ました。

市内から競馬場まではタクシーしかなく30分程度。運転手さんに
「帰りは競馬場で拾えるかね」と聞いたところ「なかなかタクシーは
いない」との事。それでは「終わる頃迎えに来て欲しい」と頼むと、
「いいよ」との返事。「降りたところで○○時に」と言って
別れましたが、余り期待はせず。 しかし、終わった後その場所に
行って見ると、なんとその運転手さんが笑顔で手を振っていました。
「約束を履行する国」(大航海時代の外交は除く)の印象を新たに
した次第。

そんなこんなでマロンさんの旅行記(最終)を拝見させて頂いて、
十数年前の記憶がよみがえった次第です。

楽しい旅行記有難うございました。毎日サイトを開けて楽しみに
していました。

また良い話を聞かせて下さい。


No.129
2008年05月19日 06:21
送信者:鈴木克己 < >
表題:60歳からの格付け2

マロンさん、
ご夫婦二人だけのロンドン定年旅行記を楽しく読みました。
私(物理)も、昔むかしのロンドン滞在を思い出しました。

息子たちがまだ小学校と幼稚園のころだったと思う、
一家四人でロンドンにちょっとの間だけ滞在。
ロンドンおよび周辺(カンタベリーやケンブリッジなど)を、
ただただ、家族だけでウロウ〜ロし、失敗ばかりをしていました。

さて、
格(かく、いたる)の意味分類をふたたび。

格物致知の格は、いたる、究(極)める。
格子戸の格は、方形。
規格の格は、きまり、法則。
人格の格は、仮面(ラテン語のペルソナ)。
品格の格は、程度、身分、地位。

表題の格付けの格は、5番目の程度、身分、地位。

格付け(ワインの場合2):
17日(土曜)、
六本木のワインバーを3時間借り切って、
40数年前の大学入学時のクラス会。
学園紛争の団塊クラス会。

格物致知の格は奥が深い。
隣に座ったAさんから、
「ところで、Ch. LATOUR(シャトー・ラトゥール)のブドウは何ですかね・・・」

それからのしばらくの間、
ふだん聞くことのできない、
ワインの奥の奥をAさんから伝授してもらった。


さて、
格付け(脳の場合):
クラス会のつづき、
医者に方向転向し港区の病院勤務のTYさんから、
脳年齢の格付けのお話しを聞いた。

80歳の実年齢でも、
60歳くらいの平均脳年齢の格付けの人がいるそうで、
脳のCTをとれば、脳の余命もついでに確定するとのこと。
その時、皆は一様にザワツイタものだ。
ざわ、ザワザワ。
「絶対に脳のCTは撮らせないぞ、ぼそ、ぼそぼそ・・・」

二次会はギネスビールの同じく六本木のビアホール。
半分ほどの人数になった。
その中に杖をついているTSさんもいた。
去年の今頃のクラス会ではピンピンしており、
去年の夏は海水浴もしていたという。
筋ジストロフィーという病気でこうなってしまったという。
彼の帰りのタクシーをいつまでも目で追った。

さて、
格付け(地位、すなわち土地の場合):
17日(土曜)、
二次会で遅くなり(10時すぎると私は眠くなる)、
都内に一泊した。
翌朝、雨上がりの晴天。
自転車を調達して、皇居のお堀端を一周した。

調達した自転車屋さんが一番町だったので、
半蔵門を出発点として反時計回りに一周した。
自転車は徒歩と違い、道路の上り下りに敏感だ。

半蔵門から桜田濠の曲線に従って東に向くと桜田門まで、
下り下りのまた下りであった。
凱旋濠と日比谷濠の間の祝田橋を渡り楠木正成の銅像。
二重橋を左に見ながらの内堀通りは大手門、竹橋まで平坦。
濠の水面は手で届きそうだ。

竹橋を清水濠に沿って内堀通りをさらに進むと、
清水門あたりから上りになりはじめる。
九段下から九段坂上まで、かなりの急勾配の上り。
自転車のギヤを一番の低速ギヤにする。

九段下から九段坂上までの途中に千代田区の「散歩みちの説明」があった。
江戸時代の九段坂上には常燈明台(灯台)があり、
品川沖の船ばかりでなく遠く房総からも望見できた。

さて、
九段坂上には現在、大村益次郎(村田蔵六)の銅像がある。
望遠鏡を片手に遠くを見ている姿は、
常燈明台(灯台)があった土地の格付けにふさわしい。

九段坂上から内堀通りを半蔵門にもどり、お堀を自転車で一周した。
江戸城の西側の土地は高く、東側は低いことが実感。
江戸城の東側に町人の街並みがあり、
江戸城の西側に武家屋敷があった理由を理解できた。

地位の格付けというものであろう。

さて、
格付け(証券(Security)の場合2):
サブプライムローン証券に注目が集まっているが、
では、プライムは大丈夫か?
サブプライムとは金融機関がプライムの条件で貸し出さないローン。
サブプライム > オルトエー > ジャンボ > AAAプライム
の順で危険とされている。

サブプライム:クレジット返済履歴などブラックリスト入りの与信判断。
オルトエー(Alt-A、オールタナティブA):収入証明が提出できない債務者向け。
ジャンボ:収入証明はあるが、収入に比べ過大な額のローン。

他にプライムに入っているが、危ない場合がある。
IO(インタレスト・オンリー):当初、利子だけ支払うローン。
2/28:当初2年は固定金利で、その後の28年は変動金利。

では、危険(リスク)のない経済活動、
いや、
人間活動はあるのか?

道元:
生老病死、これすべて仏の姿。

妄想は悲惨の原因にもなるが、活力の原動力にもなる
と道元はいう。

格物致知の格、なるほど奥が深い。

No.128
2008年05月19日 00:25
送信者:匿名希望 < >
表題:最近のウイルス、スパイウエア事情

修正プログラムを適用するか・しないかについては、いろいろご意見があるかとは思いますが。

最近のウイルス・スパイウエアはメールに添付してくるものは皆無で、ホームページ閲覧時にWindows等のセキュリティーホールを利用して入り込んでくるものが主流だそうです。
有料/無料のウイルス対策ソフトは新しいウイルス・スパイウエアに対しては原理的に無力であるため、現状での最強の対策は 『修正プログラムを直ちに適用する』 ということになります。

ちなみに、私はVirusB*ster2008とMicrosoft Updateとspypodを利用しています。
VistaはSP1、XPはSP3を適用しています。

No.127
2008年05月17日 00:58
送信者:Kimie < >
表題:Re: 定年旅行記

マロンさま

楽しい旅行記、ありがとうございました。
知らない土地のお話は、想像力をかき立てて魅力的でした。
行ったことのある土地のお話は、土地の名前を聞くだけで懐かしかったです。

でも、どんなだったっけ、と古いアルバムを引っ張りだし、
セピア色の想い出にひとしきり浸りました。
35年前のストラットフォード・アポン・エイボンでのこと、
両側は肩ほどに伸びた草の田舎道を歩きました。
シェークスピアが洗礼を受けた教会で、
「浄財を入れるように、と帽子か何かが回ってくるからね。」
と言われ、300円くらいにあたるコインを握りしめて
生まれてはじめて日曜日のミサに出ました。
観光客もたくさん参列していて、小さな教会は満員でした。
もう一度来たい、と強く思ったところでしたけれど…

No.126
2008年05月15日 19:20
送信者:マロン < >
表題:定年旅行記最終回

旅行から帰ってもう2ヶ月を過ぎ、
早く書かないと忘れそうで、
最後まで書き上げました。
テニス部生さんや、アーモンドさんが
読んでくれていると思い、頑張りました。
ありがとうございました。

3月6日(木)
パリからロンドンへ。

パリ北駅を12:13発のユーロスターに乗る。

ロンドン延泊コースを選択したのは、
このツアーでは我々だけだったので、
これからは二人で、個人旅行と同じで、
時間にしばられず、ゆっくり動けるようになる。

ユーロスターは初めて。

パリ北駅では出国の方法が飛行機と同じで、
パスポートを提示してゲートを抜けたら
そこはもうフランスではなく、イギリス。
待合室でしばらく待たされてから、車上に。

ユーロスターもTGVと大体同じ車両のつくりで、
またも後ろ向きに乗車。
ユーロトンネルに入る瞬間を確認したかったが、
うとうとしている間に抜けてしまったようだった。

途中ノンストップで、乗車時間は2時間15分。
時差一時間を引いて、13:28にロンドン到着。
ANAの現地係員が出迎えてくれて、ホテルへ。

バッキンガム宮殿のそばの、Sクラスホテルだった。
立地も良く、ホテルマンもよく教育されているし、
部屋もきれいで、それだけでもロンドン延泊に満足・満足。

チェックイン後、
地下鉄で、ピカデリーサーカスにある
ANAハローツアーデスクに行き、
これから3日間の行動予定を相談。
オプショナルツアーの予約をした。

ロンドンの地下鉄はホントに小さくて狭い。
(日本人としては中くらいの)我々ですら
頭が天井につきそうなくらい。

大の大人がひしめいて乗っているという感じだ。
幅も向かいの座席の人と膝がくっつくくらい。
大江戸線をさらに二回りも小さくした感じ。

地下鉄の駅はと言えばこれは非常に分かりやすく、
乗り換えにしても、
地下鉄路線図を手に
駅名を頼りに歩けば間違いないし、
安全である。
しかも、ほとんど一方通行。
多少方向性に難をもつ人でも大丈夫。

ツアーデスクを出てから
ロンドンのひとつの目的である、
フォートナム&メイソンへ直行。
アフタヌーンティーをゆっくりと楽しんだ。
前に来たときから、日本人が多くなり、
ずいぶん値上がりしたような気がしたけれど、
まあしかたないか!

マロン@ロンドンのおのぼりさん


3月7日(金)
イギリスには今まで幾度か来たが、
ロンドンの南側と東側には行った事がなかった。

今日は南東部カンタベリーを訪れた。

カンタベリーにはいとこの娘が留学している。
いとこから預かったものや、
お土産など、この旅行の一週間、
スーツケースの肥やしとなっていた。
今日渡せばだいぶ軽くなる。

カンタベリーに行くには、
ヴィクトリア駅から約一時間半で
カンタベリーイースト駅に到着する。
カンタベリーにはもうひとつウエスト駅があるが、
昔鉄道会社が違っていた名残で、
東駅と西駅はつながっていない。
ロンドンを出発する駅も、
カンタベリーウエスト行きは
チャリングクロス駅である。
バスだと2時間。
日本にいるときはバスで窓の外を見ながらもいいかな
と思っていたが、
カンタベリー市内見物の時間を優先した。

ヴィクトリア駅はホテルから歩いて10分のところにある。

慣れない駅なので、発着番線を探すのに一苦労した。
ハローツアーデスクで訊いた出発時間を頼りに探したが、
一本乗り遅れ、
次の電車を駅員に聞きながら探して乗り込めた。

カンタベリーは小さな町だが、
歴史を感じさせる、重厚なたたずまいである。

日本人観光客がほとんどいないのが、
さらに外国に来たという満足感を与えてくれる。

城壁に囲まれ、
駅は東駅と西駅ともに城壁の外にある。

東駅から城壁の上(散歩道となっている)
を歩いて市内中心街に行く。
ほんの15分で中心街到着。

中心街と言っても
メインの通りは長さが4〜500mくらい。
その西のはずれにウエストゲートタワーがあり、
昔の牢獄の跡などを見学させてくれる。

(イーストゲートというのは特になかったようなので、
昔はウエストゲートが正面なのだろう。
目抜き通りもここから伸びている。)

ウエストゲートタワーから東に歩き、
少し目抜き通りから離れたところに
カンタベリー大聖堂があった。

英国国教会の総本山であるカンタベリー大聖堂は、
ケルンの大聖堂と比較しても劣らない、
素晴らしい大聖堂だった。

(パリのノートルダム大聖堂はもう30年も前の記憶なので、
実は比較するほど覚えていない)

ケルンのは煤煙で薄汚れていて黒っぽく
なんとなく好きになれなかったので、
私の個人的な印象は、ケルンを上回る。

なかのステンドグラス一つ一つをとってみても、
サンシャペルに劣らない美しさだった。

そのうちここの写真もアップしよう。

いとこの娘との待ち合わせは
大聖堂正面入り口の前のスターバックスコーヒー。
イギリスは物価が高く、
ちょっとしたところで食事しても
すぐ10ポンド、15ポンドと飛んでいく。
その割にスタバは
日本でコーヒーを飲む以上に安く感じた。
アメリカンコーヒーで1.5ポンド
(それでも300円くらい)

彼女は試験の最中とのことだったが、
日本の香りと味(二袋)を運んできた我々を
満面の笑みで迎えてくれた。

早い夕食を
リトルヴェニスと呼ばれる川沿いの
イタリアンレストランで。

フレンチに飽きていたので久々のイタリアン、
結構おいしかった。

マロン@チョーサーのカンタベリー物語をまだ読んでいない。


3月8日(土)

初めてロンドンに来たときは
市内を回ってもまあこんなものか、
日本人が多くてつまらない、と感じていた。

数年前、
ロンドン北西部コッツウオルズ地方を
車で案内してもらったことがある。

ここがイギリスのいわゆるカントリーサイドだ
という説明を聞き、
昔、英語の授業(教科書はジャック&ベティ)で習った、
イギリスの原風景に感動した覚えがあった。
いっぺんにイギリスが好きになり、
ここなら何度でも来たいと思った。

今回のツアーでもその感動を呼び戻そうと、
今日はコッツウオルズ、オックスフォード、
ストラットフォード・アポン・エイボンへの、
1日バスツアーに乗った。

ちょうどバスは
ヴィクトリア・コーチ・ステイションという、
鉄道のヴィクトリア駅のならびにある場所から出発する。
ホテルから歩いて行けた。

バスには日本人7〜8人と、
英国人(?)8〜9人の20人弱の客がいて、
ガイドは英語と片言の日本語をしゃべる男の人だった。

バスはコッツウオルズを回ったけれど、
バスと乗用車(前回)の違いで、
狭い道には入らず、下車もせず、
通り一遍の観光しかしなかったので、
コッツウオルズに関してはやはり個人旅行に限る。

オックスフォードでは、
大学の中と市内を下車して案内してくれた。
皇太子や、古くはチャーチルの学んだ
クライスト・チャーチ・カレッジ、
雅子妃が留学していたベイリオル・カレッジ
を案内してもらい、
さらに市内を一通り歩いた。
前に来たときは
オックスフォードの市内は見物せず、
列車のオックスフォード駅に直行したので、
興味深く歩くことが出来た。
古い町並みの好きな私は
ウインザー調のホテルなどに郷愁を覚えた。

それから、30分くらいで
ストラットフォード・アポン・エイボンに到着。

ストラットフォードは
シェイクスピアの生家のある町として知られる。
「エイボン川の上の…」という意味で、
エイボン川の川沿いの町である。

ここにも一度来たことがある。
シェイクスピアホテルに宿泊し、
ロイヤル・シェイクスピア・シアターに行った。
(観劇したけれど、
ストーリーは判っているのに英語が聞き取れずに
感激しなかった。)
(そのときは喜劇「十二夜」を上演していた)

シェイクスピアの生家は古い2階建ての家である。

なかも薄暗く、
父親が土地の名士だった割には裕福さを感じなかった。
当時の服装をしたボランティアがガイドをして、
説明してくれた、が、よく聞き取れなかった。

前回来た当時と町の雰囲気がガラっと変わっていて、
少し落胆した。

観光地化されすぎている。
シェイクスピアの生地の周りだけが異常ににぎやかになっていた。

再びバスに乗り込み
15分ほどでシェイクスピアの妻、
アン・ハサウェイの生家に着いた。

アン・ハサウェイはシェイクスピアより8歳年上だが、
シェイクスピアが惚れ込んで通いつめた挙句、
出来ちゃった結婚となったという話である。

花畑のきれいな、かやぶき屋根の家だった。
家の中は、当時を再現してあり、
ここでもボランティアの案内人が
(当時の服装をして)説明してくれた。
奥には果樹園があり、
当時、アンの実家は裕福だったらしい。

現在屋根の一部を修復中で、
残念ながら全体像としての
被写体としては今いちだったが、
屋根の形式は風格があり、
当時裕福な家庭で作られる形式のものだそうである。

ここはストラットフォードからやや離れていることもあり、
来る人もまばらで、
ゆったりと見物でき、
むしろシェイクスピアの生地よりも好ましかった。

いよいよ旅行もあと一日となった。

マロン@カントリーサイドの旅人

3月9日(日)

いよいよ最後の日となり、
(通常のツアーよりも3日も長くいたにもかかわらず)
旅の終わりの、
寂しい、もっと居たい気持ちで
後ろ髪を引かれそうになった。

ロンドンヒースロー空港の出発(NH202便)は19:00。

ホテルにANA係員が迎えに来るのも16:00頃なので、
1日有効に使える。

予定通り大英博物館に向かう。

ホテルに近いビクトリア駅から
グリーンパークで乗り換えて、ホルボーン駅まで。
グリーンパークの乗り換えはとても長い。

大英博物館はぜひ見ておきたい場所だ。
見物でなく、見学で。入場は無料。

日曜日のせいか、
地元の人もたくさん来ていて混みあっていた。
(もっとも我々には地元の人なのか
英国人以外なのかの区別も良く分からないが…。)

入ってすぐの中庭のところには
幕屋根がかかっていた。

重々しい玄関を入って、急に明るくなり、
開放感を感じる。
広々とした前室で、
皆思い思いに館内めぐりを計画しているようだった。
前に、来たときはなかったような気もする。
いつ出来たのだろうか?

もともとの始まりは
個人の収集物の展示から始まったそうだが、
大英帝国が各地に植民地を持っていた時代に集めたものが
かなりの点数で収蔵されている。
この素晴らしい展示物を一堂に見られるということは
なんと幸せな国民だろう。

戦利品として「あこぎに」集めたものも多いようで、
一部には泥棒博物館とか、
略奪博物館などと呼ぶ輩もいるそうだが、
この博物館の果たした、
美術品を逸散させず、破壊から守った役割は、
近年のアフガニスタンの
バーミヤンの遺跡の例を見れば明らかだろう。

以前、北京に行ったとき、
そこのガイドが、
台湾の故宮博物館について、
「蒋介石に感謝している。
もしあれがそのまま北京に残っていたら
紅衛兵事件であとかたもなくなっていただろう」
と言っていた。

大英博物館の最大の売りは、
やはり古代エジプトエリアである。
入り口から入ってすぐ左側に、
ミイラや、石像など、
おびただしい数の展示品が並んでいる。

有名なロゼッタストーンの周りには人だかりが出来ていた。

そのほか、ギリシャ・ローマ、西アジア、中東、アッシリアなどなど

(もちろん中国、日本も含め)、
各エリアに、様々なカテゴリーで、
おびただしい展示物がある。

ルーブル美術館の、展示点数と比較しても劣らない、
見所たっぷりである。

「あこぎだ」と言う感は否めなくもない。

ルーブルと同じく、
やはり3日くらいかけてゆっくり見て回りたいものである。

ホテルに戻ると、すでにANAの係員が来ていた。

ヒースロー空港まで送ってもらう。

昨日オックスフォードに向かった高速道路を走った。

空港では待たされた。

昔々、JALでコペンハーゲンから戻るときに
エンジントラブルでJALが来なかったことがある。

代わりの飛行機が日本から飛んでくるまで、
2日間もJAL持ちで最高級ホテルに泊まることができ、
おまけに人魚姫の像と、
ハムレットのお城観光までしたことがあった。

今回も、ANA持ちでもう一泊…
などと淡い期待をしたが、
当時と今では飛行機の性能も台数も違う。

期待は、はかなく消えた。
残念。

ショッピングエリアを歩くのも疲れ、
空腹にもなったので、
飛行機に乗ればすぐ機内食が出ると分かっていたが食事をした。
出発予定時刻の3時間遅れで機上の人となった。

マロン@大英博物館も満喫

番外編
 ところで、今回の海外旅行の持参品で、
ヒット商品はこれ!

「TOTO 携帯ウォシュレット」

最近の日本では
ホテルのトイレにウォシュレットがついていないところは
ないくらいなのに、
ヨーロッパではまずほとんど見かけない。

12時間近く、
ずっと座席に座りつづけて
2回も3回も機内食を食べていれば、
腹の調子が悪くなるのは目に見えている。
前回来た時に特にそう思い、
今回はネットで調達して持参した。

180CCの温水を入れて
水量も水勢もちょうど良いくらいで、
まっこと具合良かった。

これから長時間の旅行をする方はお試しあれ。

もうひとつ。

今回の旅行では
プレミアムエコノミーという座席を申し込んだ。

ビジネスクラスとエコノミークラスのちょうど中間で、
座席がゆったりしている。
ただ、食事はエコノミーなみ。

Cクラス(ビジネス)で行きたかったが、
申し込んだのが遅く、既に満席だった。

食事は別として、長旅には、やはりエコノミー座席は少々きつい。

アディショナル料金もそこそこ。

Cクラス(ビジネス)が満席であったことで知ったのだが、
プレミアムエコノミーはお勧め。

以上で旅行記を脱稿します。
記念にと思って書き始めたら、
思ったより楽しく、
旅が思い出されて良い記念になりました。



マロン@拙文に最後までお付き合いいただきありがとうございました。

No.125
2008年05月12日 18:06
送信者:マロン < >
表題:定年旅行記その6

3月5日(水)

このツアーはパリで一日自由行動が出来るので、
モネが晩年に住んだ田舎町、
ジベルニーに行くつもりでいた。

モネのアトリエと睡蓮の池のある庭が公開されている。

ところがいろいろ調べてみると、
その庭が公開されているのは
4月からだと分かり、残念ながら断念。

ルーブル美術館も
オルセー美術館も前に来た時に行った。

では、ということで、
印象派(モネの「印象・日の出」)のある
マルモッタン美術館と
モネの睡蓮の大作がある
オランジェリー美術館を目指すことにした。

ところが、
マルモッタンの開館時間は午前11時とのこと、
オランジェリーも午前中は団体専用で
個人客は午後しか入れないことが分かっていた。

夕刻にはパリ在住の友人にも会わねばならないので、
マルモッタンも断念。

添乗員さんに教わった、サンシャペルに行った。

早朝に行き、
まだ混まないうちにと思ったが
既にかなりの列が出来ていた。
日本人はあまり出会わず、
会ったのは、添乗員に勧められた、
我々のツアーの数人と、
ほかの団体の数人だけ。

サンシャペルはルイ9世の命によって建設され、
1245年に着工、
1248年に完成した建物(だそうだ)。

セーヌ川に浮かぶシテ島にあり、
ノートルダム寺院の並びで、
同寺院とほぼ同時期完成の
ゴシック様式の礼拝堂。

王や特権貴族だけが利用した2階の礼拝堂は、
ステンドグラスの神秘的な輝きに覆い包まれている。

ゴシックに特徴的なそびえるような高い天井に向かって、
聖書を題材にしたステンドグラスが窓に嵌め込まれている。

その高さは15メートル。
聖書の1134の場面がステンドグラスに表現されているとのこと。

これを見ると、
この礼拝堂はこのステンドグラスを収める為に造ったのではないか
と思えてくる。

世界最大、かつパリ最古のステンドグラスとのことだ。

確かに添乗員さんがお勧めする価値はあった。

祭壇に向かって左右に椅子が並べてあり、
座って見入ることができる。

また、ステンドグラスの日本語の解説文が置いてあり、
一応、ストーリーは読むことは出来るけれど、
キリスト教の素養のない私には
そのストーリーそのものがはじめて読むようなもので、
絵とストーリーが実感出来ないでいた。

幸い、外が晴れていたので、
自然光に依存するステンドグラスゆえに
朝日に照らされた側(東側の)窓は神々しいまでに美しかった。
それに対し、
西側は若干黒ずんで見え、
日中、または夕方にも来る必要はあると思ったが、
時間の制約にしばられた。

一階は、昔は庶民のための礼拝堂だったらしいが、
今は売店がズラリ。
他のグループの日本人に勧められてDVDを購入した。

昼食後、今度はオランジェリー美術館へ。
前に来たときは閉館中だった。

チュイルリー公園の
コンコルド広場に面した小さな美術館。

オランジェリーとは
オレンジやレモンを栽培する温室とのことで、

もともとはナポレオンV世がチュイルリー宮殿の中に
お妃のために造られた温室だったそうだ。

だからか、改修された美術館は、
ガラス張りの、光がさんさんと入る明るい建物だった。

モネの睡蓮の大作は
自然光を取り入れた二つの楕円形の部屋に、
全部で8枚飾ってあった。
8点の絵画は
縦が2m横の総和は90mにも達するそうだ。

そのほかの展示には、
ルノアール、セザンヌ、ユトリロ、モジリアニなど、
小さな美術館だけれど見所はいっぱいで
すごく得した気分になった。

夜は私的にパリ在住の友人のところを訪問。

イベリコ豚の生ハムがおいしかった。
イベリコ豚は放牧して、
どんぐりを食べさせて太らせると、
帰国してからテレビで見て知った。

マロン@パリも堪能

アーモンド様
 オランジュとはフランス語で、英語ではオレンジ、オランダ語ではオラニエとなるそうです。
 アーモンドさんのご指摘のとおり、16世紀頃までオランジュ公国の名前だったのが、1702年にフランスに併合されたそうです。

No.124
2008年05月12日 06:39
送信者:鈴木克己 < >
表題:60歳からの格付け

格(かく、いたる)の意味分類:
格物致知の格は、いたる、究(極)める。
格子戸の格は、方形。
規格の格は、きまり、法則。
品格の格は、程度、身分。

格付けの格は4番目の程度、身分、地位である。

では、
格差社会の格は1番目か?
それとも4番目か?

どのように今までの人生を生きてきたか、
これからの人生をどのように生きていくか、
それによって、1番から4番のどれにでもなる。
それが、格差だ。

さて、
格付け(ワインの場合):
10日(土曜)、六本木のワインバーにカミさんと出かけた。
ボルドーはビンの形で分かる。
ボルドー・メドック地区の格付け(1855年)によると、
Ch. LATOUR(シャトー・ラトゥール)は1級。
Ch. LYNCH BAGES(シャトー・ランシュ・バージュ)は5級。

カミさんと二人でCh. LYNCH BAGESを1本空けた。

来週の土曜、
この店で私の大学入学時のクラス会を予定している。
クラス会の目玉ワインは1級のCh. LATOURとすることに店のオーナーは決めた。

格付けは1855年であり、
私(物理)は、「格付け」の今日の実質をよく知らない。
気候変動や製造農家の技量などで実質は変化しているのでないか?
カミさん愛読の『神の雫』によると、
5級のCh. LYNCH BAGESも、おいしいと書かれているそうだ。

格物致知という孟子の言葉を噛みしめたい。

さて、
格付け(人の場合):

先週、
ロシアの新大統領と新首相が決まり、
ソ連崩壊後初めての軍事パレードが華やかになされた。

私(物理)は、10日のワインを飲む前に、
皇居のお堀端を1時間ほどセッセと散歩した。
大村益次郎の銅像を起点に、
千鳥ケ淵と半蔵濠に沿って南下し半蔵門、
桜田濠の曲線に従って東に向くと桜田門、
日比谷濠を祝田橋で渡ると楠正成の銅像、
馬場先濠を日比谷通りで北上し和田蔵門、
そこから、東京駅まではすぐだ。

私(物理)は大村益次郎(村田蔵六)を実践家として一目置いている。
今、そのような実践家を挙げるなら、
ロシアのプーチン氏だろう。
でも、
プーチン氏は益次郎より一枚格付けが上かもしれない。

先走ったことは後輩に言わせているから。
だから、
プーチン氏は守旧派の恨みで益次郎のように暗殺されることはまずない。
益次郎が暗殺されたのは新大統領と同じ46歳だった。

プーチン氏は大村益次郎というより、
軍人勅諭と教育勅語を作った山県有朋の格付けだろう。
益次郎は軍制や軍事技術の実践家であった。
有朋はそれとともに、
人のもつ情報知識や精神活動をより重視した。

格物致知という孟子の言葉を噛みしめたい。

さて、
格付け(証券(Security)の場合):

セキュリティ(Security)とは、
金融業界の特殊用語として、
資産担保証券をABS(Asset Backed)、
居住用不動産に限定する住宅担保ローン証券を、
RMBS(Residential Mortgage Backed Security)。

サブプライム住宅ローン証券の格付けが問題だった。
特に格付け会社がどうのこうのでなく、
証券を引き受ける投資会社や大手金融会社の、
個々の証券に対する信用裏付けが、
1885年のワイン格付けに基づき売買しているワイン流通業界も、
ビックリするほどのズサンな格付け(判断)であったようだ。
(米シティは3年以内に41兆円資産(総資産の2割)を売却するそうだ)。

一次市場(住宅ローンの利用・提供市場)では、
不動産の現物と利用者の支払い能力を100年前でなく、
実時間で把握できる。
でも、
二次市場(モーゲージバンク、市中銀行、投資銀行、エージェンシー、投資家の間の信用市場)は、
Real Estateやローン利用者の顔はブレンドされ薄められる。
さらに、
情報も希薄ブレンドされ、時差(ローン実行時と現在時の差)がそれを加速する。

セキュリティ(Security)という言葉についても、
格物致知という孟子の言葉を噛みしめたい。

No.123
2008年05月06日 12:02
送信者:あーもんど < >
表題:プロヴァンスの小さな街

そうそう、そのボークリューズです。
なにか紙を作る工程を展示したところがあったわ。
セナンクの修道院にも行きました。
ラベンダーのシーズンだったと思うけど、掘り返していたような記憶が…
あの辺は、小さな街(村)がたくさんあるようで、カヴァイヨンというメロンの産地もありました。
オランジェという街はオレンジ公と関係があるのでしょうか。
ゴルドはプロヴァンスでは高級な感じですね。
それからマルキ・ド・サドのお城の廃墟にも行ったけど、あれはどこだったのかしら。お城といってもとても小さいの。

No.122
2008年05月05日 07:21
送信者:鈴木克己 < >
表題:60歳からの家庭科2

マロンさん、
「田園風景を満喫することなく夕暮れ迫るパリに到着」
でしたか・・・。

バスならそういうことはありませんが、
事故の確率はず〜と増えますね。

今週は、安全について述べてみたい。

表題:60歳からの家庭科2

先週、
築40年と新築マンションの違いは何か?
から、
60歳からの家庭科に入った。
今週はその続きで、「ホーム・セキュリティ」。

警備会社としては、
SECOMとALSOKが知られている。

ホーム・セキュリティのその1:

新築マンションに入ろうとすると、
マンションの玄関ドアNo.1が自動で左右に開く。
まず、管理人の男性に目でご挨拶。

次に、マンションの玄関ドアNo.2をどう開くか?
どこかに、それらしきキーボードがあるので、
部屋番号ボタンを押し、住居者の許可を得た場合。
マンションの玄関ドアNo.2が開く。

コンセルジュ(concierge)の女性にご挨拶。
再びどこかに、それらしきキーボードがあるので、
部屋番号ボタンを押し、住居者の許可を得た場合。
マンションの玄関ドアNo.3が開く。

やっと、エレベータホールにたどりつく。
目的の階のボタンを押しても、
住居者の許可を得ていない場合には、
エレベータ(玄関ドアNo.4)がダメと云う。

エレベータで目的の階に着くと、
やっと、居住者の玄関前に。
そこで、
やっと普通の家の玄関チャイム(玄関ドアNo.5)を押す。

玄関ドアNo.2から玄関ドアNo.5まで、
すべて、
居住者のモニタに訪問者が映り、
ビデオで映像が保存され、居住者はリプレー可能である。

では、
訪問者(宅急便やさん)が、
マンションの玄関ドアNo.2の「ヒラケゴマ」に失敗した場合、
どうするか?

コンセルジュ(concierge)の女性に要件を伝えてもらうよう依頼して帰る。
コンセルジュ(concierge)の女性に宅急便ボックスルームを教えてもらい、
宅急便ボックの前で所定の入力処理をして宅急便ボックに物を入れて帰る。

ホーム・セキュリティのその2:

お風呂とトイレに非常ボタンがある。
お年寄り(われわれのことですぞ)が突然倒れるのは、

寝ざめの布団の中、
トイレの中、
バスルームの中であるから、
そこに警備会社に直通の非常ボタンがあるのは納得。
われわれお年寄りも、
安心してお風呂とトイレが使えるというご時世だ。

物理:
独り生まれ独り死ぬとは知りながら またおとずれる初音はつゆめ

さて、
ホーム・セキュリティのその3:

C:\Program Files\Common Files\microsoft shared\VBA
というホルダがパソコンにある。

このホルダは上書きできない。
たぶん、
マイクロソフト社がダイナサウルス(恐竜)の絶滅と同じ運命とするなら、
このあたりが原因だろう。

VBAとはたぶん、
Visual Basic for Applicationsであり、
マイクロソフト社のイクセルなどで定型業務を自動化するのに便利なプログラム言語。

今日、
企業や国家規模の業務ソフトなども、
そのプログラム言語を使いユーザー独自のフォームを作成し、
様々なプラグインを組み込み(アドイン)、
アプリケーションの機能をカスタマイズすることを可能にしている。

何故、
マイクロソフト社がダイナサウルス(恐竜)と同じ絶滅の原因になるか?

マイクロソフト社はイクセルなどのプラグラムを、
ウイルスからの攻撃から守るために、
毎日のようにセキュリティ用の補助プログラムを開発し、
自動アップデートしようとしている。

マイクロソフト社はイクセルなどのプラグラムの、
バージョン2000、2003、2007と新しくしていく。
それどころか、OS(コンピュータ基本ソフト)でさえ、
XpからVistaへ新しくした。
巨大な会社の従業員や株主に利益を生む必要があるから。

ところが、
企業や国家規模の業務ソフトの開発部隊は、
企業や国家の費用対効果比が行動原理であるから、
まだ、Xpのままで十分、じゅー〜ぶん。

Xpのイクセルもサービスパック(SP)はSP2で、
十分、じゅー〜ぶん、
なのだ。

そのような企業や国家のソフトが、
自動アップデートされ、ソフト開発者の意図と異なったことが起こると、
万事窮すである。

そこで、
マイクロソフト社の自動アップデートで勝手に変えられてしまったところの、
C:\Program Files\Common Files\microsoft shared\VBA
を、
元に復旧する作業が必要になる。

そこで、さきほど述べた、
C:\Program Files\Common Files\microsoft shared\VBA
は、「我々の力では上書きできない」場合あることが問題になる。

例えばイクセルをゼロから入れなおしても
C:\Program Files\Common Files\microsoft shared\VBA
は復旧しない。

VBAをVBAAとか名前を変更してから、
または、VBAを消してから、
イクセルをゼロから入れなおせばOKになる。

ここで、
危ないのは、
C:\Program Files\Common Files\microsoft shared
などには、
普通の人は近付かない方が無難だったことだ。

余計なことや、間違って操作して、
パソコンそのものがオシャカになる確率が増大することだ。

ダイナサウルスの維持と、
社会の進歩・維持に大きなギャップが生じている。

No.121
2008年05月01日 17:46
送信者:マロン < >
表題:定年旅行記その5

3月4日(火)
「南仏プロヴァンスの12ヶ月」の舞台となった、
リュベロン地方を観光して、
アビニョンに戻り、TGVでパリへ。

アビニョンからバスで約1時間。
ゴルドという町に着いた。
途中、民家の塀が石積みで、
これが一軒だけなら超高級邸宅だが、
すべてこれだとこれまた町並みとして美しい。

また、セナンクの修道院というところにも案内された。
ここでは、ラベンダーを栽培していて
加工して商品として売っているそうだ。
残念ながら、季節はずれでラベンダーは茎しか残っていなかったが、
香りはなんとなく漂ってきていた。
旅人を泊めたりもするらしい。

ゴルドという町は谷にはさまれた台地にある。
町の中に入ってしまうと、
狭い路地と坂道の
(もちろん日本ではあまりないけれど)
フランスではごく普通の町並みである。
ところが、対岸(の台地)から見たゴルドの町並みは
これはまた素晴らしい。
段々畑よりももっと急峻な地形に家々が張り付いて、
階段状になっている。
坂道だらけで年取ったら大変だろう
と余計な心配をしてしまった。
もっとも日本でも長崎あたりはこんな感じかも。
ただ、外から見える景色としてこのような階段景観家屋は
あまりないのではないか。

30分くらい移動して、
今度はボークリューズという
(世界最大の湧水量を誇る泉だそうだ)
水源地を案内された。
アーモンドさんが行ったところと同じだと思う。
バスを降りて、
川沿いにお土産やさんの通りを20分ほど登っていくと
「フォンテーヌ・ド・ボークリューズ」に到着。
泉は例年より10mも水位が低く、
穴倉の底にちょっとあるだけだったが、
それでも伏流水は結構豊富で、
途中から結構立派な川になっていた。

広場に泉の水が飲料用に噴水となって出ていたが、
思ったより冷たくなく、
少しがっかり。

昼食後、オランジュという町を観光する。
世界遺産。

世界遺産は町そのものとともに、
そこに残されているやはりローマ帝国時代の遺跡類である。

古代の劇場は
前に行ったベローナの円形劇場を彷彿とさせるが、
さらに音響的に素晴らしい(だろう)
と思わせるものは、背後の巨大な石壁である。

たぶん、オペラ歌手の声量が少なくても
十分に聞けるのではないかと思えた。

石壁の中心部に彫像が掘り込まれている。
シーザーなのか?聞き忘れた。

他にも凱旋門など、素晴らしい町並みを堪能した。

オランジュからバスで1時間、
アビニョンに戻り、TGVでパリに向かう。

アビニョンの駅で、3時間ほど待つ。
そんなに待つなら、
もう少しオランジュでゆっくりする時間を取ってくれてもよいのに…と、若干不満。
団体旅行のやむをえない部分かも。

TGVのアビニョン駅は、
結構近代的な設計がなされている。

パリや、ロンドンの駅とは違う、
鉄骨と膜構造を使った、(フランスでは)珍しい駅だ。

”フランスの誇るTGV”というが、
「ホスピタリティあふれる列車」からは程遠い。

日本でいえば、一昔前の上越新幹線「とき」。

まず、席が回転しない。
車両の真中をはさんで同じ方向に人が向いていて、
背中向きに走っている場合にはずっとそのまま。

しかも、しかも、我々の席のところは窓がない!!
幅の広い窓枠がちょうど席の中央にあって、
外が見えない!!

車窓から見る田園風景…
というのも旅の醍醐味と思うけれど
皆さんの意見はいかが??

ということで、田園風景を満喫することなく、
夕暮れ迫るパリに到着。

ここで、アディショナルフィーを払った
Sクラス高級ホテル宿泊組みと、
我々、通常のAクラスホテル宿泊組みが分かれる。
結果的にみれば、
少し高くてもSクラスにすればよかった。

バスの中で、和食(幕の内)弁当が用意されていて
ホテルについてから食べた。
久々の日本食だったけれど、
いつも郷に入っては郷に従えという趣旨で旅行しているので、
わざわざ弁当まで用意しなくても…
という気もした。

明日は個人的にパリ市内観光の予定だが、
添乗員さんが、ぜひサントシャペルに行くと良い
と勧めてくれたので、予定することにした。

マロン@プロバンスの贈り物を堪能

追伸 旅行の写真をセレクトして画像つきのほうにアップしました。

No.120
2008年04月28日 06:09
送信者:鈴木克己 < >
表題:60歳からの家庭科

昨日の27日の早朝ラジオにて、
五木寛之さんの言葉:
横浜の築40年に住み続けている。

築40年と新築マンションの違いは何か?
家具ではない。
設備、それも電気器具などの設備がこの40年で大きく変わった。
そこで、
最新設備の経験をした。

玄関に出入りに自動の消点灯で驚いてはいけない。

東京ガス関連の床暖房、お風呂、ガスレンジ:
音声案内に力を入れているようだ。
「右レンジ着火しました・・・」
「お風呂がそろそろ使えます・・・」
電子レンジとオーブンが組み合わさっている。
トックリ1本をガスオーブンに入れる時は気が引ける。

食器洗い乾燥機:
お皿やコップをどのようにセットするか悩みになやみ。
最近ではキッチンとリビングが近接しているので、
洗浄音をもう少し小さくしてほしい。

シャワーレット:
フタが自動的に開くのには最初ビックリ。
でるものも出なくなってしまう。

極め付きは、
ドイツ製の洗濯乾燥機:
言語設定、時刻設定、洗濯物のゼロ設定などなどを設定しても、
1時間以上の実施洗濯乾燥をしないと全て最初からやりなおし。
言語設定、時刻設定、洗濯物のゼロ設定などなど・・・・。

言語設定、時刻設定、洗濯物のゼロ設定は最初の1回目だけが、
極東の島国の習慣ではないか。

1400年前の家庭科:
舒明朝に、
百済王族の豊璋は政治的意味をおびた人質として来日し、
帰国するまでに、いろいろ経験した。

舒明の後、皇極が即位し、
蘇我入鹿を斬殺(大化改新)。
孝徳が皇極を継いだが、世界情勢に疎かったので、
再び皇極が斉明として即位、
唐・新羅の連合軍に百済が敗れた(斉明6年)。
斉明は大本営を九州福岡に移し陣頭指揮したが歳に勝てず没した。
豊璋は百済再興のために帰国した。

皇極・斉明朝の政治は皇極・斉明の主導であり、
中大兄皇子が主導していたという通説は、
疑ってよい(中公新書・千田稔『平城京遷都』p.137)。

No.119
2008年04月22日 21:57
送信者:匿名希望 < >
表題:最近の携帯とプリンタ

我が家の奥さんがデジカメが欲しいと言い出した。
いい携帯(320万画素)を持っているんだから、そのカメラで撮ればいい、と私と娘で説得して、何とかデジカメ購入は思いとどまった。
しかし、印刷となるとUSBでパソコンに取り込んで・・・、それをまた教え込まなくては、と考えているうちに娘がプリンタを調べて、とりあえず奥さん専用のプリンタを買ってきた。

携帯で撮った写真を試し印刷しようとしたら、初期設定をしておくと携帯から赤外線(ブルートゥース ?)で写真をプリンターに送り込むと、何もしないでも紙受けが自動的に開いてセットされたL版用紙に印刷が始まった。

オーッ、世の中進んでいるんだと感激しました。

これで、夫婦げんかしながら教える必要もないし・・・。

No.118
2008年04月22日 17:38
送信者:マロン < >
表題:定年旅行その4

3月3日(月)
アビニョンからポン・デュ・ガールと、アルルを観光して、アビニョンに戻る。

午前中、「ポン・デュ・ガールの水道橋」を観光する。
最初に述べたローマ時代の遺跡の代表である。
もちろん世界遺産。

ローマ帝国とは、かくも強大な権力をもち、
偉大な土木技術を各地に伝えたのかと思うと、
驚嘆に値する。

高さは水面から60メーター以上あるだろうか。
スパンは水道部分で300メーター弱くらい。
しかも、この巨大な水道橋が、
飲料水を流すだけのために川を跨いで建設されている。
昔はこの上を観光客も通れたらしいが、
今は三段になっている一番下の部分のサイドに
新しい橋がかかって、
そこを通行して対岸まで行ける。
最近のTVコマーシャルで、
スズキ・スイフトのバックに映っている、
あんな感じの水道橋。
管理人さんが苦労して作ってくれた掲示板に写真をアップする予定。

午後、アルルへ。
ゴッホがアルルに住んだのはたかだか一年と少しなのに、
町はやはりゴッホ一色の感じがする。
と言うより、
我々が連れて行かれるところが
ゴッホゆかりの地ばかりだからかも。

黄色い家はもうない。
でも、アルル時代のゴッホは有名な絵をいくつも描いている。
アルルの跳ね橋、
「夜のカフェ」で有名なカフェ・ヴァン・ゴッホ、
サンレミの修道院。

ゴッホが精神を病んで入院していた修道院は今も現存している。
明るい日差しにあふれ、花々が咲き乱れていた。
ゴッホはここでもたくさんの絵を描いている。

円形闘技場
直径136m(だそうだ)。
今でも春秋には闘牛に使用されているとのことである。
その牛から作られたソーセージがアルル名物だそうだ。
ガイドさんは実際に牛が闘技場の窓から
ぶら下げられているのを目撃したと言っていた。

昼食後は、フォンバイユ(というところ)にある、風車小屋。
「ドーテの風車小屋だより」に出てくる風車小屋
という説明だったが、
残念ながら、「ドーテの…」が初耳で、
案内されるまで、そういうものがあることすら知らなかった。
ガイドさん、勉強不足でごめんなさい。

でも、丘の上にたたずむ風車小屋は、凛とした風情があって、
もちろんもう羽根は回らないけれど、
堂々とした絶好の被写体であった。

次に回ったのが、レ・ボーという町。忙しい。
町並みはふつう。
案内書には「フランスで最も美しい村のひとつ」とあったが、
どこにでもある、坂道の多い町。
ただ、その町の、山の頂上に廃墟がある。
ここもかつての栄華をしのばせる、
石を刻んで住居を拵えたという遺跡だ。
山の頂上を吹き抜ける風が寒かった。
山の下に見えるのは一面のオリーブ畑。
飛ばされそうになりながらシャッターを押したが、
案の定、あの壮大な景色は切り取れなかった。

アビニョンに戻って、
昨日行けなかった、アビニョンの橋に入場。

完全に観光地で、
フランスの中学生くらいの団体が橋の上で踊っていた。

我々も一応(同行した数人で)、ラインダンス風に足を上げてきた。
入場料 確か5ユーロくらい。高い。

マロン@アビニョンの橋の踊り子(のひとり)


No.117
2008年04月21日 05:13
送信者:鈴木克己 < >
表題:60歳からの金偏

栗羊かんとアーモンドチョコ。
メタボ身の私(物理)にふさわしい。

金偏、その1.
マロンさんが気付いた、
ツアー参加者で男同士はなかった・・
にからめて一言。

男同士は仕事がらみでヤッテますから、
いまさら、サラニがないだけでしょう。

よく聞くことですが、
集まって食事する時にお金に話題を向けると、
女性の方から、
「お食事の時にハシタナイ」
と叱られますね。

何故か?
男性とすれば、
銀行振込みで素通りのお金の行先の通帳が気になり、
あれは、どうなっているのか?

そこで、間髪をいれず
「お食事の時にハシタナイ」

もちろん、
食事の後でも、うやむやに。
ツアー参加者で男同士がいないのも同じ理由だろう。

さて、
金偏その2.
古事記、日本書紀の金偏。

本居宣長の学問は数学と同じであった。
前提となるものを定め、
それに従いどのような結論が出てくるかを本人も楽しむ。
私(物理)も、そのようにして古事記、日本書紀を楽しむ。

私(物理)が前提としたのは、「製鉄技術」。

瓊瓊杵(ににぎ)尊が降臨する時に、
赤酸漿の様な目(溶鉱炉)をした猿田彦大神が待っていた。
日向の高千穂地方の平定後、
瓊瓊杵尊は鹿葦津姫を見初め一夜を共にしたら翌日にも子供が産まれそうになった。
瓊瓊杵尊は「そんな−」と疑った。
鹿葦津姫は「出口の無い部屋に閉じこもり火を放ち」誓約した。
「腹の中の子が天孫の子なら焼け死ぬどころかより強い子として生まれる」と。
そして燃え上がった煙から生まれた子を火明命と名付けた。

火明命は尾張連の始祖である(尾張・美濃は天武の皇子時代の直轄領地で鉄の産地)。
チタンを含む砂鉄(黒色)では褐鉄鉱と比べ純度の高い鉄器を作れたが1530℃以上で溶融させないと還元しない。
鉄鉱石と木炭、石灰石(溶融剤、白い肌の鹿葦津姫)を混ぜて(腹の中に入れて)、室(ムロ)の中で半溶融状態にし、鉄の炭素含有量を0.02〜0.2%に増やし、焼き入れ硬化はできないが加工性に富む錬鉄をつくった。

瓊瓊杵尊の子孫の神武天皇は、
饒速日(にぎはやひ)命が青い山が取り巻いている東方の良い土地(大和盆地)に降臨した、
と聞いた。
河内に上陸し生駒山を越え倭(大和)に攻め込もうとしたが長髄(ながすね)彦に逆襲された。
長髄彦は長い脛で足踏み吹子(蹈鞴タタラ)を操る送風技術である。
そこで海路で熊野に入り南から倭に攻め込むため吉野(壬申の乱の起点)に到着した。
神武天皇の持つ良質な鉄製の剣と矢を倭の盟主である饒速日に見せ、
不利に気付いた饒速日を寝返らせ、長髄彦を殺させた。
饒速日は物部氏の始祖で、壬申の乱で大友皇子の首を取った物部連麻呂の始祖。

倭(大和)の平定後、
神武天皇は倭の貴族(大物主神の子孫)の蹈鞴(タタラ)五十鈴(鉄)姫を正妃に迎えた。
木炭、石灰石、室(ムロ)に熱風送風技術が加わり、
鉄の炭素含有量を0.8〜1.2%に増大でき、
焼き入れで硬度が増し、優れた刀剣となった。

No.116
2008年04月20日 20:41
送信者: < >
表題:


No.114
2008年04月19日 15:31
送信者:あーもんど < >
表題:割り込み続けて、ごめんなさい

マロンさんの旅行記に割り込んでごめんなさい。
13年前の旅を思い出してしまって…
アヴィニョンのルネサンス以前の美術館とか、エクスの街を歩く不思議な色のコートを着た男を思い出す。

前に述べたように日帰り旅行のバスの中で、麻原が逮捕されたというニュースを聞いた。
出国前、警戒中の新宿を通って成田に着いたのだった。

このとき、私たちはブリュッセルからマルセイユに飛びプロヴァンス入りした。
ソルグの街の近くには「ヴォークリューズの泉」があって、小さなお土産屋さんが並んでいた。

ソルグの街では曜日を決めて市(マルシェ)が立った。
街なかの広場には何種類ものオリーブの実のお漬け物(みたいなの)や野菜、いちごはかわいいかごに入れて売られていた。
そのほかにも日曜に開かれたマルシェ、古い本や雑貨(鏝のようなアイロンを桂子さんは買っていた。)こういうのは素人が出店してるみたいだったけど、本格的なアンティークのマルシェもあった。

日本人には一人も会わなかった。
道端に座っていた老人が私たちを見て"Chinoises"(中国人)と言った。

No.113
2008年04月19日 01:45
送信者:あーもんど < >
表題:ひさしぶりに覗いたら

うーんと久しぶりに覗いたら、なんとマロンさんの壮大な定年旅行記の連載真っ最中。
コート・ダズュールか、いいな。
そういえば、その昔旧姓青葉桂子さんとたった二人、95年のオウム事件の真っ最中(真っ最中が多いね)、南フランスに行ったことを思いだした。
でも紺碧海岸ではなく、プロヴァンスの小さな街イル・シュル・ラ・ソルグに2週間ばかり滞在した。「ソルグ河の島」という意味だと思う。
旧市街と新市街とがあって、旧市街にある17世紀の建物に住む桂子さんの友人のうちに泊まった。
滞在中、青葉さんと二人バスに乗ってアヴィニョンとエクス・アン・プロヴァンスに日帰りで行った。
その頃は、まだ転ばなかったのでせっせせっせと歩いた。
初めてのフランス、初めての個人旅行だった。

この旅行は相当ハードな旅行だった。
今はたんしい思い出だけど。


No.112
2008年04月15日 17:16
送信者:マロン < >
表題:定年旅行その3

前回べたに書いて読みにくかったので、今度は改行を入れて読みやすくしました。
感激することが多くて膨大な文章になったことをお許しください。

3月2日(日)
前回ニースに来たときは個人旅行だったが、今回はツアーに乗った。
個人旅行の良いところは時間の自由が利くところ、
ツアーの良いところは、自分の知らない場所に専門的な知識を持ったガイドが案内してくれるところである。
忙しくないようにと思って、南仏の、各地2泊ずつの旅行を選んだのだけれど、
結構見所がたくさんあって思ったより忙しかったが、
それなりに充実していたし、”これは”と思う新しい発見があった。
昨日行った所で書き忘れた場所があった。
シャガール美術館。
ユダヤ人であるシャガールが聖書の世界を描いた代表作が収められている。
ステンドグラスも、きれいだった。

今日はニースから、エクサン・プロバンス市に移動。
途中、バスは高速道路を離れて(わざわざ遠回りをして)ミモザ街道と呼ばれる山道を通った。
ミモザの花というのはどんな花なのか、今まで知らなかったが、
昨日のカーニバルで、美女がカーニバルの山車を飾ってあるミモザの花を抜き取って投げ入れてくれたので
すぐ近くで観察することができた。
黄色の房状の花で、ひとつの枝に数えられないくらいの花がついている。
こんなに花を切り取ってしまったら、元の木は丸裸になってしまうのではないかといらぬ想像をしたが、
ミモザ街道を通ってその懸念は一掃された。
タヌロン山塊(というそうだ)は、ヨーロッパでも最大のミモザ林の一帯で、
バスの両側、渓谷一帯がほとんどすべてミモザの木。
しかも幸運なことに開花の最盛期にあたったらしく、
谷全体がまっ黄色、バスもミモザのトンネルを通っているようで、
こんなにきれいなミモザ街道は初めてと、
添乗員も言っていた。
エクサン・プロバンス市は、セザンヌが住んだことでも知られている。
セザンヌのアトリエを見、セザンヌが好んで描いたといわれる、
セント・ビクトワール山を望める高台に行き、
(昔はアトリエからでもどこからでもセント・ビクトワール山が見えたそうだが、今は家々が立ち並んでいる)
青空に浮かぶ山を眺めた。
セザンヌがこの山を描くのは当時日本からもたらされた浮世絵
(葛飾北斎の富嶽参拾六景)の影響を強く受けているとのことだ。
日本的な色の使い方を勉強した彼は、山と山際、空の春夏秋冬、
その時々に現れる自然の色の発現に苦心したといわれている。
エクサン・プロバンスでは、ゴシック建築の大聖堂、
(日曜なので)露天の骨董市が開かれている通りなどを見物した。
ツアーに同行したひとりが骨董屋さんを営んでいるとのことで、
興味深げに様々なものを見て歩いていた。
残念ながらツアーでは買出しができないため、大物は買えなかったようだ。
午後からはアビニョンの町での市内観光。
アビニョンは、昔、世界史の授業で法王の「アビニョン幽囚」と習ったことがある。
もうひとつは童謡、「アビニョンの橋」である。
行ってみて初めて教えられたことがあった。
「アビニョン幽囚」と習ったので、法王と対立するフランス国王が法王を監禁したのだとばかり思っていた。
事実はフランス国王寄りの法王が(もちろんフランス国王の権威に屈したところもあるようだが)、
好んでアビニョンに居を移したようである。
事実、その後70年もアビニョンに法王庁があったことからして、
また、法王庁の遺跡が広大なことから判断して「監禁」ではなく、
法王庁側もフランス国王の権威を利用しようとした結果だったのではないかと思われた。
いずれにしろ、巨大な城壁に囲まれた広大な法王庁跡は14〜15世紀の教会の権威を物語る。
「童謡アビニョンの橋」。
アビニョンはローヌ川のほとりの町である。
アビニョンの橋、正式には「サン・ベネゼ橋」と言う。
昔はローヌ川を渡る唯一の橋で、22連あったアーチ橋だそうだが、今は4連を残すのみ。
氾濫を繰り返し、流されるたびに修繕していた橋だが、ついに修繕を断念して現在に至っている。
その100メートルほど下流に新しい橋が架けられている。
童謡(フランス民謡?)「アビニョンの橋」では、♪橋の上で踊ろよ踊ろよ♪橋の上で輪になって踊ろう♪とあり、
私はてっきり、「橋ができて対岸との交通が便利になったので、みんなで喜んで輪になって踊って橋の完成を祝っていたという歌」だ
と思っていた。
ガイドさんにその由来を聞いたところ、(本当かどうかは知らないが)、
”この歌はローヌ川の中州にできたレストランのコマーシャルソングで、
橋ができて便利になったのでみんなで踊りながらご来店ください。”というものだったのだそうだ。
イタリア民謡の「フニクリフニクラ」と一緒じゃありませんか!
フニクリフニクラも、♪登山電車ができたので♪誰でも登れる♪
という、登山電車のコマーシャルソングが、みんなに歌われるようになったものである。

閑話休題。
昨日、カーニバル美女の写真を撮りまくって電池切れになったため、
セザンヌのアトリエ以降の写真がなく、もっぱらツアー同行者に写真のおすそ分けをしていただいた。
なお、フランスでは高速道路に限らず、バスの座席でシートベルト着用が義務付けられているとのことである。
また、チップは毎朝、ベッドサイド(いわゆる枕銭)に一人1ユーロ、
レストランでは5%前後を上乗せして支払うことと言われた。
今回のツアーで、本日だけがツアー参加者全員での夕食であり、
総勢26名が自己紹介を行った。夫婦もの(熟年から新婚まで)、女友達同士、一人旅と、様々だったが、
男同士というのはなかった。ゴルフでもないとそういうものなのかな。

マロン@新発見の連続に感激

No.111
2008年04月14日 06:15
送信者:鈴木克己 < >
表題:60歳からの生き方

マロンさん、
定年旅行で南仏のコートダジュールですか、いいですね。
たしかに地中海の朝日・夕日はスバラシイ。
太陽て・・なんとま〜・大きいっ・・・ていう感じ。

南仏・コートダジュール
スペイン・バルセロナ近くのシッチェス海岸
イタリア・ナポリ近くのカプリ島

さて、
本居宣長のコートダジュール、
いや、
事始めは、
すなわち、
本居宣長の学問は数学と同じであった。
前提となるものを定め、
それに従いどのような結論が出てくるかを本人も楽しむ。

始めの数である0(ゼロ)と異なる数nで、
n+1=0となることを許容する数学を楽しむ。
または、
n+1=0となることを許容する経済活動を警戒する。
(例えばサブプライムローンとそれを組み込む証券化)

文字が導入される以前に豊かな言語の生活があった。
稗田阿礼が声を出して言葉とした語りであり、
阿礼に従いどのような物語が出てくるかを宣長は楽しんだ。

宣長は「総論」を「すべてのさだめ」と読んだ。
なぜなら、
「すべて」という言葉は漢文字が来るまえから在ったと信じたから。

宣長は言う。
古事記において、
コ(子)の表記には「古」のみを書いて「許」を用いず、
メ(女)の表記には「賈」のみを書いて「米」を用いることはない。

橋本進吉の甲類・乙類の分類に繋がった学説が出てきた。
すなわち、
古代では、
アイウエオの五母音でなく、
三母音多い八母音であったという学説の開拓者は宣長であった。

一方、
学問を楽しむのでなく、
日常の活動では警戒しなければならないことは、
サブプラムだけでない。

昨日の13日午後3時ごろ、
島根県庁本庁舎に同市の男性(75)運転の軽乗用車が窓ガラスを破って突っ込み、
男性は病院で死亡が確認されたそうだ。

私(物理)は思う。
運転していた男性の体調不良が原因であろう。

私(物理)は結果的だろうが、実行している。
60歳過ぎてからひと様からお金をいただく場合、
(学説を楽しむ場合でなく)、
過去の資格・実績(例えば運転免許資格)と切り離して、
若い人によって、
私のした仕事の内容自体をいちいちチェックされてから、
ひと様からお金をいただいている。

そのような環境条件で、
70歳くらいまで、細々と仕事をし、
ひと様からお金をいただけたらと思っている。

No.110
2008年04月13日 01:15
送信者:管理人です < >
表題:新しく、画像をアップできる掲示板を用意しました

お待たせしました。立高18期生専用の画像をアップできる掲示板を用意しました。
無料掲示板です!
トップページからリンクが貼ってありますが、以下のURLです。

 http://bbs15.aimix-z.com/gpwbbs.cgi?room=tachiko

SPAM対策の一助にと、入室にUSER IDとPASS WORDが必要なものにしました。
USER のヒント:1年生のとき臨海学校に行った寮の名前です。
       (ローマ字10字、半角英字の小文字)
PASS のヒント:高校入学年度です。
       (年号を半角英字ローマ字6文字、続けて入学年度を半角数字2文字)

入室に際しては、使用上の注意
 http://bird.zero.ad.jp/tachiko-18/aimix-bbs-note.html
をご覧ください。

楽しい写真をどうぞ。

マロンさん!
カーニバルの美人の写真を是非!!


No.107
2008年04月10日 16:40
送信者:テニス部生 < >
表題:マロンさんの定年旅行その2を見て。

ニース、私たち夫婦が行ったのは旅行も最終の12月24日だったと思います。 リヨンから友達の車で友達夫婦と娘さんと犬の
5人と一匹でした。 リヨンはその朝零下3度ですごい霧だった覚えがあります。 地中海に向かうに従って温度は上がるのですが、天候は曇り。
途中のアビニヨンで昼食。クリスマスなので広場にメリーゴーランドやら、急仕立ての商店やらと賑わっていました。更に南下してニースに入りましたが、
コートダジュールの青い空と青い海には程遠い天気と景色でした。 友達が取ってくれたホテルが、マロンさんが行ったと言う
半島に突き出した山の上にあるエズと言うホテルだったと思います。 チェックインは山の裾野で行ない、フロントまで急坂と階段を上って
行くのですが、その間にマロンさんが言われた小さなブティック、商店、レストランが並んでいました。 季節柄なのか時間が遅いのか(と言っても6時前なのですが)殆ど閉まっていました。
それでも普段の行いがいいのか悪いのか、チェックインしたあと急に空が晴れ、地中海に落ちる夕日が素晴らしかったことを今でも鮮明に記憶しています。

翌日には山を降りて、コートダジュールを歩いたのですが生憎の小雨。季節柄人も少なく、夏の喧騒とは程遠いものでした。

マロンさん、続きを楽しみにしています。


No.106
2008年04月09日 18:41
送信者:マロン < >
表題:定年旅行記その2

尻つぼみになりそうな気持ちをテニス部生さんに励まされ、頑張って書きました。

2月29日(金)、成田発、フランクフルト経由、ニース
成田までは自宅から、送迎タクシーサービス(すごくリーズナブル、2人で一万円)を利用して約2時間で到着、成田発12:30のNH209便でフランクフルト。
ANAのツアー旅行は2度目だが、ANA確約(当然)なことと、前にザルツブルグ音楽祭とベローナ円形劇場でのオペラで、最上席(平土間のステージ真前の席)を取ってくれていた事で、若干他のツアーより高いけれど、迷わずANAハローツアーを選択。今回も結果としては成功でした。
この旅行を選んだ理由は、(実は、本当はスペインに行きたかったのだが、スペインツアーはほとんど各都市一泊ずつの移動のため、疲れないようにと思って、)各都市2泊するツアーを探したところ、南フランスを回るツアーしかなかったというのが本音。
ただ、フランス南部とか、イタリアに行くときは、ANAのアライアンスの関係で、LH(ルフトハンザ)を選ぶため、フランクフルトや、パリで、乗り換えの待ち時間が長いことが欠点といえば欠点。
ANAなので、機内サービスは言うことなし。前にイタリア旅行のときはアリタリアだったので、途中で食べるものが底をついても客室乗務員(いわゆるスチュワーデス)同士でペチャクチャ話をしているだけ。サービスが悪く、二度とアリタリアには乗らないと決心した次第。
フランクフルト着は16:35(日本時間23:35)で、5時間の待ち時間あり、日本時間では深夜のため半分朦朧。
ニース到着は現地時間23:10長旅お疲れ様でした。

3月1日(土)
ニースには10年程前にも来た事がある。フランス男性と結婚した親戚の娘がおり、その男性が、一時ニースに勤務していた関係で、あまり行けない所だから…と、3泊もしたことがあった。そのときに泊まったホテルは最高級だった。ツアーでは使われない。
ニースの町並みは当時とほとんど変わっていなかった。懐かしい。
当時、時間があったので、ホテルで頼んで、日本人ガイドつきという「モナコ半日ツアー」に乗ったことがある。乗ったというより、頼んだら我々以外日本人は居らず、バスツアーのはずが、同じ料金で、乗用車ツアーとなった。片言の日本語だったけれど、専属だったので、それなりに楽しかった。
ニースからモナコに行く途中にエズ村という、海に突き出た半島の険しい山をえぐって集落を作った半分遺跡みたいなところがある。村全体がひとつの観光地で、昔はそこに人が住んでいたようだが、今はすべて土産物屋さん。今回のツアーでは、そこが[鷲の巣村エズ]として目玉のひとつだった。前回行ったときは、ちょうど昼前後で、すべての土産物屋さんが開店しており、その賑わいと、ウインドウ ルッキングも楽しかったのだが、今回は、早朝だったため、開店準備中の場所ばかり。地中海の景色は素晴らしかったけれど、前を知っている我々はちょっと寂しかった。ツアーの人たちにもその素晴らしさを伝えてあげたかった。そういえば、アーモンドの花も満開でしたよ!
ニースの町に戻って(土曜なので)、朝市が開かれているのを見物。ニースの朝市は、結構楽しい。色とりどりの果物や、野菜、切花、お菓子から日用品まで、見ているだけで幸福な気分になりました。やはり、非日常の中に身を置くことが心の健康に良いのでしょうか?
午後からは、さらに非日常の一部、ニースのカーニバルを見物。
ANAのツアーならでは・・カーニバル用にしつらえた観覧席の最前列に席を確保してあり、実況中継アナさながらの最高の臨場感での見物でした。
花のパレードでは南フランスに春を呼ぶミモザの花を女神たちが沿道に投げ入れてくれる。最前列なので、楽にキャッチしてまわりの人達に分けてあげたり、自分用に押し花に(できるかなと思いながら)確保した。
本日はニースのカーニバルを堪能してお休み。

マロン@カーニバルの美人を撮りまくって電池切れになった。

No.105
2008年04月08日 15:51
送信者:テニス部生 < >
表題:マロンさんの定年旅行その1を見て

マロンさん、旅行記楽しみにしています。

実は私も昨年、フランスのクリスマスを見に、8日間ほどフランスに行ってきました。機中を除くとパリに4日、リヨンに1日、ニースに1日と全くフランスだけですが、楽しい8日間でした。




No.104
2008年04月07日 18:01
送信者:マロン < >
表題:定年旅行紀行その1

南フランス、コートダジュールの紺碧の海と、芸術家の愛したプロバンス地方へのツアーといううたい文句につれられて、3月上旬のニース、アビニョン他と、パリロンドンを回ってきました。
時間のあるときに、その紀行記として少しずつ書きたいと思います。
コートダジュールというと単に青い海と、さんさんとした太陽とぶどうとオリーブの畑というイメージしかなかったのですが、行ってみたら大違い。南フランスはローマ帝国時代の影響が色濃く残っていて、当時の水道橋や、円形劇場などの遺跡が多く残り、古い町並みが好きな私としては堪能しました。
マロン@マロンの季節にはまだ早かった

No.103
2008年04月02日 04:08
送信者:匿名希望 < >
表題:夜桜見物

今まで、人の撮影した写真の加工をしたことはあったが、
初めて野川のライトアップを見に行った。

一言で言えば、『素晴らしかった!』

http://blackswan.ddo.jp/temp/t18/nogawa_sakura2008/


(責任は上記ページ作成者にあり 適当にクローズします)

No.102
2008年03月31日 06:31
送信者:鈴木克己 < >
表題:宣長と数学

本居宣長の『古事記伝』はこのようにして始まる。

古記典等総論 いにしへぶみどもの すべてのさだめ
前御代の故事志るせる記・・ さきのみよのふることを しるせるふみ・・

漢文字を訓訳していることが宣長学の特徴。

小林秀雄『本居宣長』(新潮文庫):
宣長の皇国の古伝説崇拝は、狂信というより他はないものにまでなっているが、
そういう弱点を度外視すれば、彼の学問の優秀性は疑えない(下p-123)。
歴史経験の源泉まで遡るところに、
宣長にとっては「古学」の大事があった(下p-324)。
この点に、
ともすれば空想に走る宣長学の弱点があったとする執拗な誤解は、
今日もなお跡を絶たない(下p-325)。

私(物理、もののことわり)は思う。
3月3日に述べた。
宣長の「物のあはれ」とは「隠しようの無い物事の現出」。
だから、
宣長はそのように源氏物語を読み、
そのように古事記を読み込んだと言いたい。

宣長は総論を「すべてのさだめ」と読んだ。
なぜなら、
「すべて」という言葉は漢文字が来るまえから在ったと信じたから。

宣長は、
三上章さんの「像は鼻が長い」で有名な日本語「主語廃止論」に走っていない。
「像は鼻が長い」は「象は鼻が長い」動物。
(英語なら関係代名詞が出てくる。)
「すべてという言葉」は「漢文字が来る」まえから在った。

「すべてという言葉」は清少納言の「スバル」にも表れる。
幾つかの星たちを総る(統る、すべる)星がスバル。

清少納言:
星はすばる。ひこぼし。ゆうづつ。
よばひ星,すこしおかし。尾だになからましかば・・。

さて、
私(物理)は言いたい。
宣長が歴史経験の源泉まで遡った方法は現代数学の方法。

今日の常識で、狂信と云われても、
宣長は本人の研究に基づいた歴史経験で漢文字を訓訳した。

現代数学は、今日の常識に沿った自然数に基づいている。
A:自然数には「始めが在り」、その自然数をゼロ(0)と読む。
B:すべての自然数から任意にとった自然数n、
そのnは「次の自然数(n+1)が在り」、ゼロおよびnと異なる。

Aは認め、Bを次のようなCにすると「2進数」の可能性が現出する。
C:すべての「2進数」から任意にとった「2進数」n、
そのnは「次の2進数(n+1)が在り」、nと異なる。

これは、1+1=0、を排除していない。

今日、誰でもが狂信的と考えていないAとBの自然数に基づき、
社会、経済がなりたっている。

サラ金、円楽、サブプライムローン(大規模なサラーマン金融)。
「次の自然数(n+1)が在り、ゼロおよびnと異なる」
を前提にした社会、経済活動だ。

私(物理)は言いたい。
n+1=0となる数、
そのような数を前提にした方が現実の経済活動に近い。

宇宙はそのようにできている。
望遠鏡の遠いかなたを見れば宇宙の初めに近づき、
そして、すべての方向に初めが在り、
そして、宇宙の初めは1つの点だった。

我々はガモフの「130億年前に1つの点が爆発膨張している」宇宙に住んでおり、
そして、
(狂信的な言葉かもしれないが、)
我々は「1つの点がその点の内部に収縮している」宇宙に住んでいる。

No.101
2008年03月24日 09:35
送信者:Kimie < >
表題:アーモンドも満開【花便り No.33】

バラ科のアーモンドは、同じバラ科のサクラと同じ時期に咲きます。
で!
東京都薬用植物園のアーモンドは今がちょうどお年頃。目の高さで見ることができます。

今の都知事がぶっ潰そうとしているらしいのですが、ここの植物園は、
ちょっと見られないような四季折々の花も咲き、市民他の憩いの場になっています。
昨日は、トサミズキ、ヒュウガミズキのほか、アンズやアーモンド、
ハナノキ、ウグイスカグラ、レンギョウなどなどの木の花のほか、
カタクリやフッキソウ、バイオレット(ニオイスミレ)、ヒトリシズカなどの草花も咲いていました。

変わったところでは、マムシグサ。鎌首をもたげたような格好で咲きます。
形状が奇妙なのと、色が地味すぎる花なので、あまり好まれそうにはありません。
一つめを見たときはギョッとしますが、いくつもいくつも見ていると
「アンタもよぉ頑張っているネェ。」
と声をかけたくなりました。

No.100
2008年03月24日 06:26
送信者:鈴木克己 < >
表題:ASAPとASAT

我が家では、みもざアカシアの黄色がいっぱい。
紫木蓮もほころびはじめた。

太公望は周の文王に渭水にて「釣れますか」と声をかけられ、
後に六韜を書き軍師となった。
本名は呂尚といい、太公望とは文王の祖父の太公が待ち望んだ人という意味。
私(物理)と同様に本ばかり読んでいたので、
働くようにカミサンに家を追いだされて渭水で釣りをしていた。

史記によると文王の死後、呂尚は15歳の武王を助け、紀元前1050年に牧野に於ける商(殷)との決戦をものにし天下を取った。
呂尚は中原を征服後、娘の邑姜を武王の皇后にし、自らは山東省の太守となり、斉の始祖となった。
周王の姫族は姜族と通婚関係が一定していたので、呂尚は姜族に連なることになる。

さて、
先週の月曜、3月17日は所得税の確定申告の最終日だった。
国税庁のホームページに確定申告の計算用紙あり、
それに数字を入力すると収支内訳書などとともに自動計算してくれる。
結果のPDF出力を印刷し、税務署に届けた・・・、
の、はずだったが・・、そうはならなかった。

去年は、うまくいったので、
今年も変更部分のみ修正して印刷しようとしたら・・、
印刷できなかった。

去年の3月と違っていたのは、
(退職金は分離課税なので確定申告とは無関係であったが)
記入する数字ばかりではなく、
パソコンが新しくなり、
OSもXpからVistaになっていた。

あっせて、ガタガタやってパソコンをオシャカにしたくなかったので、
手書きで税務署に提出した。

今は問題なく、自動計算申告用紙のPDF出力を印刷できている。
IE7(インターネット イクスポーラ 7)の設定条件だった。

さて、表題の、
ASAPとASAT。

私(物理)は平日のほぼ毎日午後、午後山手線に乗って田町に通っている。
太公望と同じく、私も家では本ばかり読んでいるので、
カミサンに家を追いだされている。
その山手線の電車内の広告映像画面に出てきた。

語学学校ベルリッツの広告画面:
I’ll do it ASAP.
どういう意味でしょう?

答えは、
I’ll do it as soon as possible.

ベルリッツ・インターナショナルは、
世界60カ国以上で語学学校を展開している。
来る4月1日から、その最高経営責任者(CEO)に、
内永ゆか子さんがなるそうだ。
ベルリッツの親会社はベネッセ。
ゆか子さんはベネッセの取締役にも就くそうで、
なるほど、
ベネッセにとって、
ゆか子さんは太公望。

彼女は大学物理学科の同級生。
40年も経過すると、人は大いに変身するものだ。
なつかしく思い、
ASAPを書いてみた。

・・っえ、
もう一方のASATの意味?

ゆか子さんはASAPで、
私(物理)はASATということ。

ひらがな入力で「あさって」と入れて、変換。
明後日

No.99
2008年03月23日 14:26
送信者:匿名希望(調布在住) < >
表題:Re: ハリウッドの大寒桜

地元の地名が出てきたので、びっくり!

我が家のすぐ近くをご夫婦で散策され、
ハリウッド化粧品跡の桜を見学されたとのこと。
盛りが過ぎてしまって残念でした。

もう少し早く来ていただければ、
以下のような状態だったのですが・・・。


http://blackswan.ddo.jp/temp/t18/daikan_sakura/

No.98
2008年03月23日 12:52
送信者:momo <m >
表題:momo通信80 ハリウッドの大寒桜


東京では昨22日桜の開花宣言。匿名希望さんの「しだれ桜」に触発されて検索していたら「ハリウッドの大寒桜」というのに出くわしました。‘15日には満開’とあったのでもう遅いかと思いながら、開花宣言と同じ日に、渋るみいこchanを連れて調布へ。
布田天神経由で向かうと、途中銀行の事務センターやMicrosoftの技術センターに立派な桜の樹が。一部チラホラ咲いていて‘開花宣言’状態。
お目当ての場所に到着すると、盛りは過ぎていて散り始めていたが、立派な大寒桜の樹が、大きなマンションの横に。ここはハリウッド化粧品の工場跡地だったところとのこと。次回は、もう少し早く来よう。
帰路は野川沿いに少し歩いて、調布ヶ丘の住宅地を庭の草木を拝見させていただきながら…。

 ではまた

No.97
2008年03月18日 00:22
送信者:匿名希望 < >
表題:しだれ桜

つまらない文章を書いたので、リベンジのつもりで!

ご近所のしだれ桜がほぼ満開になり、
見学希望が多くて、門を開放、夜はライトアップまでしています。
一昨日、我が家の奥さんと一緒に見学してきました。

http://blackswan.ddo.jp/temp/t18/shidare/

(責任は上記ページ作成者にあり 適当にクローズします)

No.96
2008年03月12日 23:09
送信者:匿名希望 < >
表題:トライアル

先日、一人でお昼を食べることになったため、近所のパン屋さんであんドーナツとメロンパンを買ってきて、コーヒーを入れて食べ始めた。あんドーナツを見ているうちに、何となくハンバーグみたいだなと思ったので、平らなお皿にのっけてナイフ(パン切りナイフ)とフォークで食べてみた。これが結構、違和感なくうまく食べられた。
手も汚れずに済むし、この思いつきトライアルは成功だった。

はい、生活感あふれる話題でした。

No.95
2008年03月10日 06:38
送信者:鈴木克己 < >
表題:いさ辿(たど)らまし紫のもと

3月9日(日曜)朝日新聞に、
瀬戸内寂聴さん(86歳)の「仕事力」。
寂聴さんは70歳の古希の時に、
『源氏物語』の現代語訳を始めたそうだ。

寂聴さんは言う。
『源氏物語』は当時のキャリアウーマンの紫式部によって書かれた。
記録に表れたのは、今から、ちょうど1000年前。

私(物理)は与謝野晶子の現代語訳を読んだことはあが、
寂聴さんのはまだ読んでいない。
古典は読み手の感動を伝えるために、
(同情はほぼ同じ情(こころ)になろうが、)
感動は、どこのとろが感動したかといわれるくらい、
聞いてみないわからないところがある。
だから、
色々な現代語訳があっても、おかしくない。

さて、
『古事記』の(当時の)現代語訳を始めてやったのは本居宣長。
儒教が官学を占めていた時代、
自律自立の精神で宣長やった。
万葉集や源氏物語とことなり先人がいなかっただけに、
当時の官学の人たちから、
そして今日の我々からも、
混乱とか独断とかいわれてもしかたがなかった。
さて、
本居宣長、満60歳の還暦の時、
自画像に誰でもしっている以下の歌を添えた。
敷き嶋の「やまとこころ」をひと問はば、朝日に匂ふ山桜花

今週は「やまとこころ」を『源氏物語』とからめて述べてみたい。

小林秀雄(1902−1983)は言う。
「大和こころ」とか「大和魂」は、
古事記、日本書紀、万葉集には出てこない言葉。

「大和こころ」の初見は赤染衛門の歌。
さもあられ 大和心し賢くば 細乳に付けて あらすばかりぞ

細乳:乳のよくでない乳母(ここでは知識があまりない人)
現代語訳:
大和心が賢い女なら、無学でも、子供に付けておいて一向にさしつかえない

「大和魂」の初見が源氏物語の「乙女の巻」。
才を本としてこそ、大和魂の世に用ひらるる方(かた)も、強う侍(はべ)らめ
現代語訳:
学問という土台があってこそ、大和魂を世間で強く働かすこともできる。

小林秀雄は言う。
大和心とか大和魂という言葉は、
(学問的知識に対し)日常的知恵という意味で用いられていた。

物理:
ひともしも大和心しもとむれば いさ辿(たど)らまし紫のもと

No.94
2008年03月07日 22:22
送信者:momo <m >
表題:momo通信79 野草園

Kimie姫は秩父にセツブンソウを見に行ってこられたとか、同じ日、私は元気になったみいこchanと厚木の荻野運動公園野草園に行ってきました。
見れたのは、ミスミソウ(雪割草)、フクジュソウ、セツブンソウ、せりばおうれん等。当園は冬場は閉園していて3月に開園したばかりです。入園無料、駐車場も無料、自宅から到着までの所要時間は40分くらい。秩父へは来月20日ころ、三峰神社と羊山公園に寄る予定。
帰りがけに愛川町中津に寄って食事をしてから「古民家山十」へ。2週間前に寄ったときに梅が咲き始めていたので、そろそろ見ごろかと。縁側に腰掛けてしばし梅見。

 ではまた

No.93
2008年03月07日 01:47
送信者:Kimie < >
表題:春は名のみの…【花便り No.32】

匿名希望さんに「画像がないとわからない」と怒られるのを承知で懲りずに投稿します。(そのうち、画像を投稿できる掲示板も用意しますが、少々お待ちください。)

秩父の小鹿野町に、セツブンソウの自生地があると聞き、行って参りました。

北斜面のまだ冬枯れの林の枯葉の中からたくさんのセツブンソウが花を咲かせていました。
一見しただけでは、枯葉の上にちらほらと白いモノが落ちているようにしか見えません。
2cm足らずの小さな白い花です。
白く見えるのは花びらではなくガクで、その内側の黄色が少し見えている部分が花びら、という構造的には変わった花です。

春は名のみ、ですが、山の立木は心なしかうっすらと淡い紅色が付始め、芽吹きの準備が着々と進んでいるように見えました。

同じ町に、フクジュソウやロウバイ園もあり、そこでは、珍しい秩父紅福寿草(花が濃いオレンジ色)も見てきました。

しかし、秩父は遠いです。飯能を抜けていきましたが、車で3時間近くかかりました。

No.92
2008年03月03日 06:38
送信者:鈴木克己 < >
表題:春うららかにこころほころぶ

我が家の白梅がほころび、紅梅はいまにも。

KY!
先々週が「空気を読め」
先週は「海気を読め」

過去は惜しみ、未来も望む・・・のみか。
でも、
現在を通り抜け、
未来に繋がる精神の糸を辿(たど)ることはできる。

今週は、
KY! 古典を読め。

私(物理)の義母は、
女学生時代にラテン語を学んだ。
80も数年前に超えたのに、
ここ十年ほどは古代ギリシャ語を学んでいる。

今週は、
古代ギリシャ語の「アレーテ」と、
古代日本語の「あはーれ」の近親性を述べてみたい。

ほぼ1ヶ月前に述べた。
ハンナ・アーレントが女学生時代に学んだ先生は、
マルティン・ハイデガー(1889−1976)である。

ハイデガーはソクラテスやプラトンが使用していたギリシャ語より、
さらに以前のギリシャ語に遡り、
「言葉と眞」すなわち「ロゴスとアレーティア」を書いた。

ハイデガーは言う。
ロゴス(言)とは、
物事にラベルを付けるだけでなく、
名付けることにより分類・整理し、
世界を有意味化する存在喚起力である。

ハイデガーは言う。
ア・レーティア「眞」とは、
レーテー「隠蔽」を突き破り、
アレーティア「非隠蔽事」なる現実在が「眞」の由来である。

「眞」:
西欧において、
理性の力をかりて近づこうとする、
「アレーティア」に対応する「眞」という文字を、
私(物理)は古代中国文字から近づいてみたい。

転倒の元字である顛倒(てんとう)の顛の左辺は眞である。
もともと眞は人を横に倒した様である「ヒ(変形した人)」と、
逆さまにした首である県からなる合成文字である。
眞は横たわり首を逆さまにされている人、
すなわち、
「敵に首を取られるほどの強者の首なしの死骸」が目前にある、
「隠しようの無い物事の現出」が「眞」の由来であった。

これで、古代ギリシャ語の「アレーテ」と
古代中国語の「眞」が同じルーツとして遡(さかのぼ)れた。

さて、
古代日本語の「物のあはれ」とは、
「隠しようの無い物事の現出」であると言い切った人物が、
本居宣長であった。

宣長『玉のをぐし』:
源氏(物語)こそ、
くもりなき鏡にうつして向かいたらむごとくにて、
大かた人の情(こころ)のあるようを書くる様は・・・。

宣長『紫文要領』:
(物事の)其のしなに従ひて感ずる所が、物のあはれ也り。

西行:
心なき身にもあはれは知られけり 鴫(しぎ)立つ沢の秋の夕暮れ

物理:
現在を通り抜け、
未来に繋がる精神の糸を辿(たど)ることができる。

古典よみ後転まなびの後天は 春うららかにこころほころぶ

No.91
2008年02月25日 22:55
送信者:匿名希望 < >
表題:遅れて届いたバレンタイン・チョコ

小学5年から中学3年まで数学を教えていた女の子、昨年4月から高校生になったのを機会に勉強も独り立ち。その後特に連絡もなかったが、昨日その子から突然メールが入った。
「14日に教室にチョコを持っていたんだけど不在でした。ずいぶん経ってしまったけどチョコを渡したい。」と。

早速、携帯メールで本日の学校帰りに駅で待ち合わせる約束を取り付けた。一年ぶりに再会したのは、少し大人っぽくなって、少しきれいになって、制服を着た女子高校生の姿でした。軽い夕食をとりながら、2時間くらい学校生活等の話を聴き、帰りは車で送っていった。

今まで、バレンタインデーなんてチョコレート業界の策略だ、としか感じていなかったが、こうなると結構いいイベントなのかもと。

No.90
2008年02月25日 06:11
送信者:鈴木克己 < >
表題:またおとずれる初音はつゆめ

空海(774−835)は弘法大師ともいわれ、
本居宣長(1730−1801)と並ぶ自立自律の天才だった。

先週、千葉・房総半島沖で、
KY!
(空気ならぬ、「海気を読め!」)

私(物理)は思う。
自動操舵航行にまつわることが本質なようだ。

小さい船は確かに大きい船より進路変更は容易である。
でも、
小さくとも4,5艘の船団となると10万トンの船より巨大である。
蜘蛛の子を散らしたような動きは船団の内部衝突になる。

主権在民の民主主義も同じ。
10万の完全武装より、
はるかに巨大強力な自己生産的存在がある。

さて、
2月23日(土)と24日(日)は、
初音かとおもいきや、
鶯のおとずれならぬ春一番。
土煙で遠くが見えなくなったすごい強風でした。
東北新幹線が全線止まったとのニュースで、
去年、同じ時期に仙台で足止めされたのを思いだした。

さて、
24日(日)の早朝ラジオは五木寛之さんの「わが人生の歌語り第35回」。
昭和40年代の初めごろ五木さんはチェコに行ったことがあると語られた。

私(物理)もチェコ首都・プラハからの鉄道で、
不完全性定理の数学者ゲーデル(ユダヤ人1906−1978)が生まれたブルノと、
そして、
コンピュータと水爆の数学者ノイマン(ユダヤ人1903−1957)が生まれた、
ハンガリー首都・ブタペストに旅をしたことがある。

五木さんが語ったチェコにこだわるのは、
久し振りに夜の11時まで起きて、
BSテレビの「シンドラーのリスト」を見、
そのラストが主役・シンドラーの軍需工場であり、
工場がチェコにあったから。
(シンドラーはチェコ生まれのドイツ人)

ラストで語られるユダヤ人の古い言葉が私に残った。
「一人を救うものは世界を救うことができる」

秀吉:
つゆと落ちつゆと消えにしわが身かな なにわの事はゆめのまたゆめ

物理:
独り生まれ独り死ぬとは知りながら またおとずれる初音はつゆめ

No.89
2008年02月19日 22:46
送信者:匿名希望 < >
表題:文字だけによる伝達は難しい

その昔、学校で最初の専門授業の時に出た課題。

折り紙の折り方を記述した挿絵入りの紙をもらい、それを文章だけで記述し、隣の人にその文章だけを提示して折り紙を折ってもらう。
450人いたであろうその大教室で、ちゃんと折れたのは一人だったと記憶している。

文才あるKimieさんといえど、やはり文章だけではその感動はなかなか伝わってこない。(読む人に問題有りの可能性も否定できず)
やっぱり、良かったと言えば写真が見たくなるのが人情じゃないでしょうか。

例えば、文才無き私が、「すすきのの氷祭りは素晴らしかった」と書いても何も伝えられないが、以下のURLを見ていただければわずかながら可能性が出てくるかも知れない。

http://blackswan.ddo.jp/temp/t18/ice_festival2008/

(責任は上記ページ作成者にあり 適当にクローズします)

No.88
2008年02月18日 06:43
送信者:鈴木克己 < >
表題:KY、空気を読め!

紫の上と5まわりほど違ったKimie姫が
この18期サロンに訪れてました。

初音聞きサロンの空気も変わるかも。
ところで、
政治では空気といわず、風を読むという。
経済では気の流れを読むという。

東芝は小さな傷口の毒が全身に回る前に、
HD・DVDという名誉を切り捨て、
BD・DVDにおける技術開発競争という実に切り替えたようだ。

さて、
風や流れと異なり空気を読むのは容易でない。

グループチャットでKYと書かれたら、
仲間外れの宣告。
一方、
KYと書いた方では、
自分が村(群れ)に属している確信を、
もしくは、
錯覚をもっている。

古代、
小集団が音曲リズムに乗って舞踏する時代、
言葉は要らなかった。
次に、
小集団が祝詞(のりと)に乗って祭式をする時代、
文字は要らなかった。

時はさらに「下り?」、現れたのが、
チャットKYのたぐいである。
すなわち、
ある集団の中で了解されている象徴。

数学の表記もそれに近い。
例えば、
Vがコパクト複素多様体の時、
κ(V)=2
とは、小平次元が2のこと。
(小平とは先週述べた小平邦彦さんのこと。)
数学者の中で了解されている象徴である。

KYとκ(V)で、集団としての意味づけ方の相違はナイ。
集団の一人ひとりにおいて、
その意味の「遡及」が可能でアルかナイかによって、
仲間でアルかナイが定まるからである。

さて、
いわゆる文字が、
ある集団で使われだすと、
稗田阿礼に祝詞のように語ってもらう必要がなくなり、
文明の時代になる。
我が国でその証拠がアッタと言えるのは、
雄略(泊瀬武ハツセタケル)天皇らしいと云われる倭王武が、
中国の宋に上表文を送った時代(478年)。

したがって、
雄略天皇は(和歌)万葉集の巻頭を飾っている。
籠毛与美籠母乳(こもよみこもち)・・・。

私的な物語散文が現れた現存資料の初めは古事記。

倭建(ヤマトタケル)命(ミコト)の変:
西国のクマ祖征伐の後、
ただちに出雲建(イヅモタケル)を倒し、
さらに、
景行(忍代オシロ)天皇から、
東の荒ぶる神々を平定しろと命ぜられ、
さすがにこの時は、
雄略に富む倭建命も伯母の倭比売(ヤマトヒメ)命に弱音を。
(時に倭比売命は伊勢神宮の斎宮(いつきのみや)」であった。)

天皇すでに吾死ねとや思ほすゆゑか・・・、
今、
さらに「東の方十二道の祀(まつ)ろはぬ人々を言向け和平(やは)せ」とのりたまふ。
これによりて思へば、猶吾すでに死ねと思ほしめすなり。

さて、
大津皇子(天武天皇の第三子)の変(686年):
大津皇子が持統天皇に殺された理由は、
万葉集が示す大津皇子の歌(万葉1512 巻八)である。
経毛無 緯毛不定 未通女等之 織黄葉爾 霜莫零
(たてもなく、ぬきも定めず、おとめらが、織れるもみぢに、霜なふりそね)

古事記の序文、天武天皇の詔:
「當今之時、不改其失、未経幾年其旨欲滅。斯乃、邦家之経緯、王化之鴻基焉。」 

大津皇子は「邦家之経緯、王化之鴻基」を女どもが乱していると歌った。
持統天皇は天武天皇が亡くなってすぐに決意した。

大津皇子は殺されるのを察知して(空気を読んで)、
同腹の姉であり「伊勢神宮の斎宮(いつきのみや)」であった大伯(おおく)皇女(ひめみこ)を密かに訪ねた。

大伯皇女(万葉106):
二人行けど行き過ぎがたき秋山を いかでか君がひとり越ゆらむ

「大津皇子の変」は史実であろう。
ならば、
「倭建命(ミコト)の変」は、
雄略天皇の言い伝えと大津皇子の史実との合作になる。

さらに、
在原業平を擬した「伊勢物語」なども、
大津皇子の史実伝承のなせるワザか?

かくも、
歴史の空気を読むのも、
KYというチャット象徴も時空を越えており、
その意味の「厳密な遡及」は、
申披(もうしひらき)六ヶ敷筋に候。

No.87
2008年02月15日 00:43
送信者:Kimie < >
表題:水仙の香りただよう鋸南町 【花便り No.31】

久し振りの花便りです。

水仙の出荷日本一の南房総 鋸南町の水仙ロードを歩いてきました。

水仙祭は2月11日までだったので、花は終わりのころらしいのですが、
その上、今年は雪が20cmくらい積もったせいで水仙が倒れてしまっていたのですが
歩いていると、そこかしこで水仙の香りに包まれ、とてもいい気分。

NHKの小さな旅で紹介していたスポットはここです、という斜面は、山の上まで
水仙、水仙また水仙。絵にしたいような風景ばかりでした。

川崎から東京湾アクアラインを通り、風速0mの海ほたるでは、
三浦半島から富士山〜横浜〜品川〜筑波山〜房総半島まで、東京湾がすべて見渡せました。
川崎までどう行くかは大問題ですが、高速が館山まで通じていたので、
川崎から館山まで、1時間。
花いっぱいの南房総がこんなに近くなったので、つぎはどこに行こう、とわくわくしています。

No.86
2008年02月12日 05:04
送信者:鈴木克己 < >
表題:初音聞かせよ鶯の

本物の力とは(西郷信綱さんの定義)、
受けての経験を組織し、
さらに、
受けての想像力を拡げる力。

先週、
岩波現代文庫のR.P.ファイマン『光と物質の不思議な理論』

今週も、
岩波現代文庫、小平邦彦(1915−1997)『ボクは算数しかできなかった』

生活環境と優秀な数学者とは相関関係がない(p.64)。
専門バカでないものは唯のバカである(p.148)。
最先端のサルは人になれないで現存している(p.158)。
現在の初等教育は退歩している(p.178)。

生活環境云々は小平さん自らが実証している。

小平さんが世にでるきっかけになった研究成果、
「リーマン多様体上の調和テンソル場」

昭和22年(私(物理)が生まれた年)、
(小平さんの)長男が入院していた長野県上諏訪町の日赤病院の病室で、
南京虫に悩まされながら最後のページを書き終えた。
南京虫はつぶすと南京豆の匂いがする(p. 73)。
遂に入院費が尽きて11月のはじめに長野県米沢村に連れて帰ったが、
13日には3歳8ヶ月の幼い命は他界してしまった。(p. 68)。

さて、
上の小平さんの文庫本にて、
トポロジー(位相幾何学)大家のP.S.アレクサンドルフ(1896−1982)
が三度も出てくるで、懐かしく思った(p.37,42,110)。
小平さんは大学1年の時に、
アレクサンドルフ・ホップ共著のドイツ語原書を読んだそうだ。

私(物理)も受験勉強で忙しいはずの高校3年生の時に、
アレクサンドルフの『位相幾何学』(共立全書、訳:三瓶与右衛門・千葉克裕)を読んだ。
今、その黄ばんだ本をパラパラめくってみると、
第8章の「有限なn次元α複体に対するEuler-Poincareの公式」(Up.82)
のところに感激マーク。

Euler-Poincareの公式:
オイラー数Xは任意整数次元の平面と曲面で成立する。
別な言い方をすると、
ホモロジー群とホモトピー群の階数は等しい。
最近の言葉でいうと、
ド・ラム微分形式コホモロジー代数は、
チェック頂点コホモロジーのカップ積代数と同型。

X=S−L+P
S、L、Pは、平面、線分、頂点の数。
三角柱の、S、L、Pは5,9,6でありX=2。
三角錐(四面体)の、S、L、Pは4,6,4でありX=2。

さて、
高3でトポロジーが解ったつもりの私(物理)の還暦が、
小平邦彦さんの還暦と大きく違ったのは、・・当然だ。

紫式部日記:
清少納言こそ、したり顔にいみじうはべりける人。
人に異ならむと思ひ好める人は、かならず見劣りし、
そのあだになりぬる人の果て、いかでかはよくはべらむ。

あ〜・・、溜息と生き(物理)。
紫式部は冷静な精神。
清少納言は鋭利な感受性。

冷静でも鋭利でもない精神と感受性はどうしたらいいの?
庭をながめれば、
梅のツボミが膨らみはじめている。

源氏物語(初音):
今日(けふ)だにも初音聞かせよ鶯の
音せぬ里は住むかひもなし

No.85
2008年02月04日 06:40
送信者:鈴木克己 < >
表題:粒子、波、そして世論

2月3日と4日の早朝ラジオ、
高史明さん(75歳)の「無明を超える道」
仏教者として考えを述べられた。
暗い世の中に向かっているという認識から、
人の増上慢をたしなめる仏教者の言葉であった。

世界を見ている自分
見られている自分

学び、知識を獲得していく自分
生まれてから無数の人の縁でなりたっている自分

それを聞いて私(物理)は、
粒子と波を連想した。

R.P.ファイマン『光と物質の不思議な理論』(岩波現代文庫)
ファイマンの立場では、
光は粒子(光子)であり、
沢山集まって波の性質を示すと述べている。

ファイマンはいう。
一つの光子にA点からB点に到達するのに、
A点からB点への直線上しか通らないとすると、
波の性質を説明できない。

到達するを確率で考え、
いろいろな経路の全て通っており、
A点からB点への直線上に近い経路を通る光だけが
確率として生き残り、
他は互いにうち消しあっているという。

だから、
一つの光子にA点からB点に到達するのに、
宇宙の全空間を通る曲がりくねった全ての経路を、
理論上無視できないという。

そのように考えると(経路積分原理)、
ハイゼンベルグの不確定性原理も導きだせる。
(p.78)

私(物理)は思う。
一つの光子、
一人の子供、
生まれてから無数の縁でなりたっている子供だ。

去年の12月10日に言った。
心の誕生は:
次々と脳に刻まれる情報、
その情報が矛盾したものでも整然と蓄積される機能の誕生。

多くの矛盾充満した心の中から一つの行動を選ぶのが人。

世論が形成される過程もそうであってほしい。

No.84
2008年01月28日 05:46
送信者:鈴木克己 < >
表題:プーチンさん、西園寺、カトー

1月23日、東京は真っ白な雪景色。
この時期になると我が家の庭では福寿草。
まったくどこにあったのか、
毎年、形跡をなくしたところから頭をもたげる。
毎日、日の高さにしたがい黄色い花弁を開くのを繰り返す。

1月27日の早朝ラジオ、五木寛之「わが人生の歌語り」
34回なのでほぼ3年間続いていることになる。
五木さん言葉では「声なき無言のテレパシーに両肩を押されている」

今回は昭和42(1967)年のころの話であった。
我々団塊世代にとっても大きな変化の時期であったが、
五木さんにとっても、
東京から金沢にひっこんで大きな節目の時期であったようだ。

東京から五木さんの奥さまの実家のある金沢に。
あまり人に会わなかったその金沢が一番多作の時代だったという。

今日は、
「あまり人に会わなかった時が一番多作」
という言葉を考えてみたい。

その有能さと潔癖さで最近話題のロシアのプーチンさんは、
最高権力をもつ政治家なので、
上の言葉は当てはまらない。

ハンナ・アーレント(『革命について』p.270):
人間は労働、仕事、活動をする。
活動とは、複数の人間を必要とする唯一の人間的能力である。
権力とは、人々が約束をなし約束を守ることによって、
創設行為のなかで互いに関係し結びあうことのできる、
世界の介在空間(1月7日で述べた世界のリアリティ)
にのみ適用される唯一の人間的属性である。
権力とは、政治「活動」領域では最高の人間的能力である。

では、
最高権力者とは異なる元老ではどうか?

西園寺公望(1849−1940)
日本の元老は1911(明治44)年ごろから軍部に圧(お)され、
その権威は衰退をはじめたとはいえ、
1916年、
(陸軍を支配していた)元老・山県有朋(1838−1922)は私邸の椿山荘に、
大山巌、松方正義そして西園寺公望を呼び、
後継首相についての会議を開くことにより、
山県は西園寺を元老として扱い始めた。
1919年、
西園寺は静岡県興津の坐漁(ざぎょ)荘でほとんど暮らすようになった。
1922年、
山県が亡くなったその年に山県の私設秘書・松本剛吉を譲り受けた。

では、
最高権力者とは異なるは同じであるが、
元老院をつぎつぎやめさせた人物ではどうか?

ハンナ・アーレント(『人間の条件』p.503):
思考ほどもろい人間能力は他にない。
なぜなら、
暴政下では思考するより活動する方がはるかに容易であるから。
活動的であることの経験だけが、
また純粋な活動力の尺度だけが活動的生活の内部の
さまざま活動力に用いられるものならば、
思考は当然活動力よりもすぐれているだろう。
なぜなら、
この点でなんらかの活動経験をしている人なら、
ローマのカトー(前234−前149)の次の言葉が
いかに正しかったか判るから。
「なのもしないときこそ最も活動的であり、
独りだけのときこそ、最も独りではない」

さて、
佐藤一斎『言志晩録』:
少而学 則壮而有為
壮而学 則老而不衰
老而学 則死而不朽

No.83
2008年01月21日 05:33
送信者:鈴木克己 < >
表題:神性について

コーヒーに「こだわり」があります。
私(物理)の朝食は、
夏ミカン大のオレンジを1個
トーストを1〜2枚
それにコーヒーである。

コーヒーは紅茶くらいに色の薄いのを、
ユックリといただきます。
お砂糖もミルクもいれない。

コーヒーの香り、
コーヒーの味を、
楽しみます。

朝食中はテレビもつけません。
静寂をも同時に楽しみます。
誰も妨げることのできない私の大切な一日の始まり。

(ぇ・・、どうしてメタボになっているんだって)

・・さて、
ハンナ・アーレントの『革命について』(ちくま学芸文庫)。
p.121
ルソーが同情(コンパッション)を一般意思として政治理論に取り入れ、
ロベスピエールは同情を革命的雄弁の情熱(パッション)をもって政治世界に持ち込んだ。

p.129
同情が変革にのりだすと説得や妥協のような悠長な課程を避け、
苦悩そのものに向かう。
苦悩は迅速で直接的な活動、
すなわち、
暴力手段による活動を求める。
(ユダヤ人のハンナ・アーレントは「純粋アーリア人種」なるドイツ人から迫害された)

ハンナ・アーレントは言う。
ギリシャでは自由と平等とはポリス市民であり、
ギリシャ市民の一般意志からポリス市民の数倍の奴隷が欠落。
アメリカ革命では180万の白人市民の革命であり、
40万の(黒人)奴隷がアメリカ革命から欠落(p.108)。
一方、
フランス革命では2000万のうち1900万の貧困人民が参加した(p.102)。
だから、
ギリシャやアメリカと違ってフランス革命は失敗した。
革命とは、
「『全員』が自由に集会し発言し政治参加する政治体制の樹立」だから。

私(物理)は思う。
一般意志という時、
全体主義、それも仲間・身内だけの全体主義という一般意志になる。
(社会保険庁や最近の大手製紙会社の社長さんの発言からも理解できるだろう)

1月7日に介護保険に一抹の不安を私(物理)は述べた。
介護予防制度、高齢者向きに家屋の改修、ベッドや介護器具の補助、
などなど、
制度は精密化しマニュアル化し高度化が日進月歩である。
でも、
「認知症者(73)の介護疲れで無理心中か、
奈良県の9歳女児・母・祖母の3人が死亡」
などの話がいつまでも続いている。

さて、
ハンナ・アーレントは言う(p.127)。
ドストエフスキーにとっての「イエスの神性」のしるし。
万人に対する同情を、
一人一人の特殊性において、
すなわち、
彼らを一つの苦悩する人類というようなある実体に総括することなく、
一人一人の特殊性において同情を持ちうる能力、
そのようなイエスの能力の中に、
ドストエフスキーは「イエスの神性」をみた。

No.82
2008年01月15日 22:12
送信者:匿名希望 < >
表題:無駄使い

> 鉄製の釜で炭を使い、ゆっくりと水から沸かし、
> ちょうど煮えたぎるころにお茶を点てる

なるほど。炭を使う以外は準拠しています。
"味を科学する" というのは、むずかしい説明になるんですね。
ありがとうございました。

---

先日、コーヒーが無くなったので近所のスーパーで袋詰めを買ってきた。粉になっているものを買ったつもりが、豆の状態で二袋も買ってきてしまった。さて、我が家にはコーヒーミルなぞ無いので、泣く泣く手回しコーヒーミルを買ってきた。ここのところ、コーヒーを飲むたびに一日数回、ガリガリとやって、手にまめが出来そうだ。

ただ、安い豆でも、ガリガリやると少しおいしいみたいな気がするけど、これは負け惜しみかな?

No.81
2008年01月15日 06:59
送信者:鈴木克己 < >
表題:龍になれ、雲、おのずから集まる

茶室はどんどん小さくなった。
今日はどんどん大きくなった建物の話をしたい。

朝日1月13日(日曜)、
森稔さんの「仕事力」の欄に、
「都市の未来に、本気である」
「高層化への誤解を希望へと変えていく」

その気持ちを彼はこのように表現していた。
「龍になれ、雲、おのずから集まる」

古代、同じような気概をもった地方があった。
出雲である。
出雲大社は雨乞いの社(やしろ、八代、八白、八雲)。
科学的にいうと山の頂に上昇気流によってできる雨雲。

平成6年「建物共用部分の容積率不算入」法、
や周辺低層物件の容積率移転活用、
平成11年PFI(Private Finance Initiative)法、
平成14年「工場追い出し法」の廃止、
などなど森さんの背中はおされている状況である。
でも、
都市の高層化も、長期的展望、
たとえば、
小中学校などの不足がおこらないようなしっかりした長期的展望、
に基づいてもらいたい。

なぜなら、
かつて本居宣長は、神は紙といった。
神は申(雷光、注連縄(しめなわ)の白いギザギザの垂れカミ)である。
雷光は干天に慈雨をもたらすものであるが、
狎れて近づくと鉄槌をもって破砕されてしまう。

さて、
先週のハンナ・アーレント(1906−1975)に戻りたい。
『革命について』(ちくま学芸文庫p.236)。
18世紀のモンテスキューの発見を彼女は述べている。

権力だけが権力を拘束する。
なぜなら、
権力は暴力によっても滅ぼされるが、
権力は無力によっても滅ばされるから。
さらにモンテスキューは、
徳、理性の制限も要求している。

徳、理性の領域での三権分立とは何か?

No.80
2008年01月15日 01:39
送信者:茶の湯愛好家 < >
表題:茶の湯に使うお湯のこと

匿名希望さんへ

ずっと読み方専門でおりましたが、話題が茶の湯のことになりましたので、
浅薄な知識の、しかも受け売りで少しだけコメントしたいと思います。

茶の湯に使うお湯は、鉄製の釜で炭を使い、ゆっくりと水から沸かし、
ちょうど煮えたぎるころにお茶を点てる、というタイミングが一番おいしく
いただけます。
長く煮ているお湯では、おいしくいただけません。
また、ガスコンロなどで急激に熱くしたものでもダメと言われています。

科学的にはまだ解明されてないことが多いということですが、
手元にある「茶の湯の科学入門」の本によりますと、
お茶をおいしくいただくには、茶葉にいかにしてお湯を浸透させ、アミノ酸類を
いかに高い比率で溶出させるか、なのだそうです。
これは、おいしいと言われる水に溶け込んでいる炭酸塩類の量と状態が
影響し、高温になり平衡状態になっていると、アミノ酸類の抽出力がなくなり、
逆にタンニンなどの難溶性物質を溶出してしまうので、おいしいお茶が
点てられない、ということだそうです。

(疲れました。化学の成績はよくなかったものですから、
この本の中身は、簡単に理解できる範囲を超えておりまして。
ここから先は、そちらでお考えください。)

お湯と竹の柄杓の組み合わせについては、あまり関係ないように思いますが、
誰も注目してないだけなのかもしれません。

No.79
2008年01月10日 22:20
送信者:匿名希望 < >
表題:高齢者の裁縫道具

我が家の奥さんは、昔から裁縫は大嫌い。

更に最近は、高齢化のせいで針に糸を通すのがうまくいかない。
先日TVを見ていたら、「こういうのを知っている?」と "マジック針" というものを見せてくれた。
もちろん、メガネをかけて現物を見ても、私の目ではどうなっているかは分からない。説明書(下記左写真)を見て、この絵の通りだと糸がスリットから抜けないはずはない、と思ってケース毎スキャナで解像度高く取り込んで確認してみた。(下記右写真)

なるほど、スリットは通常閉じていて、更に断面は矩形でなくテーパーがかかっていた。確かに、これなら糸は抜けそうにない。

文明の利器のおかげで、高齢者の裁縫嫌いでも、針に糸が通せないから裁縫が出来ないという言い訳が利かないようだ。

最後に、この針なら全盲の人でも裁縫は可能かな? と感じた。


http://blackswan.ddo.jp/temp/t18/magic_needle.html

No.78
2008年01月07日 07:01
送信者:鈴木克己 < >
表題:介護の追加

肝心なことが抜け落ちた例

1月6日(日曜)の読売新聞:
「介護疲れで無理心中か、奈良県の9歳女児・母・祖母の3人が死亡」
にて、
祖母(56)の夫(73)が認知症とのことだった。

No.77
2008年01月07日 06:32
送信者:鈴木克己 < >
表題:多様な目線でこそ継続

明けましておめでとうございます。

日本茶いいですね。
ちゃばしら の ガメ姫はいかがおすごしですか?

さて、
「サブプライムローン債権の証券化」のバカ騒ぎを、
ハンナ・アーレント(1906−1975)の言葉で述べてみたい。

まず、
アーレントにはサルトル(1905−1980)と似ている発言があるので、
それから始める。

去年の10月9日にて私(物理)は述べた。
サルトル『弁証法的理性批判』(1960年)の冒頭の言葉:
弁証法的経験の教える主要な発見は、
物(貨幣、暴力)が人間に媒介されるその度合いに応じて、
人間が物(貨幣、暴力)に媒介されるという発見である。

アーレント『人間の条件』(1958年)の冒頭直後の言葉:
人間存在に対する世界のリアリティの影響は、
人間を条件づける力として感じられ、受け止められる。
リアリティ(客観的性格)は物的性格であり、
それゆえに、物なしでの人間存在は不可能である。
(ちくま学芸文庫p.22)

富の増大と蓄積の過程そのものには無限性が入り込む(p.174)。
(以前に私(物理)は社会や経済に無限は存在しないと言った)

生産の無限性が入り込むのは、
生産物が使用の性格を失い、消費の対象となってゆく場合である(p.187)。
(ローン債権の性格を失い、本籍不明証券という消費の対象に変貌しつづける)

急激な破局的終末を回避しようと、物が世界に現れた途端に、
今度はそれを急いで貪り食い、投げ棄ててしまわなければならない(p.196)。
(高値での売り逃げ)

仕事人は自分自身のためでなく、
その仕事のためにも労働することができず、
しばしば、
最終的な形がどうなるのか少しも判らないような対象を生産するための、
道具になっている(p.230)。

厳密に功利主義的な世界では全ての目的は短期間のうちに、
その先のある目的の手段になる(p.245)。
手段と目的の際限のない連鎖では手段と目的の有用性を正当化しえない(p.246)。

人間の頭脳力のうち強制的な論理過程は、
世界を樹立する能力をもたない(p.271)。
(無限を前提にした自然数対応の論理はゲーデルの定理が成立する)

私(物理)は思う。
功利主義的な世界に、
その存続のためにも別な観点による法的制限が必要。

さて、
1月6日(日曜)の朝日新聞にて、
加藤周一さんと上野千鶴子さんの「耕論」:
上野さんは言う。
介護保険(運用開始から今年で8年目)は日本の快挙
草の根の福祉力に希望

私(物理)は3年前に亡くなった母の仕事の関係で、
高齢者介護や障害福祉にかかわって40年以上になる。
(ここ十数年は細々であるがカミサン主体で頑張っている)

そこで、生意気にも少し補足したい。
上野さんの指摘に賛成であるが、
あまり大風呂敷にすると肝心なところが抜け落ちる場合もある。

一つのことを多様な目線で見守るのはよい。
しかし、
一つのことで多様なことを目指すのは継続しない。

No.76
2008年01月06日 23:22
送信者:匿名希望 < >
表題:鉄瓶で沸かしたお湯は本当においしい?

選択式ギフトカタログを戴いたので、候補を折りたたみ式自転車と南部鉄瓶に絞り、家族会議の結果、南部鉄瓶に決めた。
届いた鉄瓶のメインテナンス注意事項を読んで、ふたに蒸気抜けの穴がない事や、お湯を残したままにするのは厳禁だと言うことを初めて知った。

さて本題に移って、今までアルミのやかんで沸かしたお湯で飲んでいたコーヒー(ミル済み状態で購入して、フィルターを通して飲んでいる)を、鉄瓶のお湯で飲んでみた。確かにまろやかな舌触りで、いつもよりはおいしく感じた。ちなみに、普通の緑茶の比較においても、やはりおいしいような気がする。
化学的にはアルミと鉄では、お湯に溶け出す物質が異なる結果なんだろうが、それ程差があるとは思っていなかった。

実際に飲んだことはないが、いわゆる茶道のお茶(?)の味は鉄製のお釜で沸かしたお湯と、熱伝導率の低い竹のひしゃくで汲む、という材料の組み合わせの効果が少なからず影響していると言う気がする。

いずれにしろ、結論としてはやっぱり鉄瓶で沸かしたお湯の方がおいしいということでした。

茶道の先生! どんなもんでしょうか。

No.75
2008年01月01日 09:41
送信者:momo <momo……@js-4.so-net.ne.jp >
表題:momo通信78 【大晦日に】が抜けてました。

 いつもと違うのは、はじめて【大晦日に】私が家に居たことか…。

まったく〜ドジなんだから。

ではまた

No.74
2008年01月01日 09:38
送信者:momo <momo……@js-4.so-net.ne.jp >
表題:momo通信77 あけおめ2008

 あけましておめでとうございます。
みいこchanもだいぶ元気になり、ほぼいつもどおりのお正月を迎えることができました。
いつもと違うのは、はじめて私が家に居たことか…。
春になったら、またお泊りドライブに行こうと思ってます。

匿名希望さん、http://blackswan.ddo.jp/temp/t18/ 視聴しました。
味なことをやるもんですね。

訂正:一部の方にお届けしたmomoの年賀状のメイルアドレスに誤りがありました。
momo……@js-4.〜は誤りで、正しくはハイフン無しの、momo……@js4.〜です。
なお、……はnoridsで上の送信者欄の<>と組み合わせるとmomoのアドレスになります。
まったく〜ドジなんだから。

 ではまた

No.73
2007年12月30日 23:42
送信者:匿名希望 < >
表題:今年もまもなく年越し

ここ2-3年はお年玉の出費が1,500円で済むようになってホットしています。

こんな曲を聴きながら、静かに年を越すというのもいいかも。

http://blackswan.ddo.jp/temp/t18/


(責任は上記ページ作成者にあり 適当にクローズします)

No.72
2007年12月26日 14:47
送信者:momo <m >
表題:momo通信76 「鶴」その参

匿名希望さん、情報ありがとうございます。

「鶴」について薀蓄(ダークダックスの方の歌詞集から)
カフカス山脈とカスピ海に挟まれた小さな自治共和国ダゲスタンの詩人ガムザートフが広島の原水禁大会に参加したときの感動をもとに書いた詩を、グレーブニェフがロシヤ語訳し、フレンケリが1969年に作曲。
 戦争で帰らなかった人々は死んでしまったのではなく、鶴に姿を変えて群れをなして大空を飛んでいるとうたっている。

「千の風になって」と通ずるところがあるようですネ。

 ではまた

No.71
2007年12月26日 14:23
送信者:momo <m >
表題:momo通信75「鶴」その弐

 クリスマスも済んで、世間は正月準備へと向かっている。
家の南の公園から見る丹沢山塊も雪化粧した。

『ぶんだば』のHPに「次回コンサートのおしらせ」があったので勝手にPR。
( 前回2月のときに私自身が知らなくて行くことができなっかった。)

予定日:2008年5月17日(土) 
会 場:いずみホール(西国分寺駅 徒歩1分)
詳細が決まったら、西村親分か村本仙人からお知らせが入るでしょう。

 ところで、5年前にこのサロンで話題に上った「鶴」、
ぶんだばの声で聴かせてもらえないでしょうかネ?
そのときは、村本仙人はこの曲を“10才くらい年上の世代は、
この曲が大好きなようです?小生の感じでは、なんともセンチメンタルで、
演歌かシャンソンのようでした。”
と書いていましたが…。

みいこchanが韓流ドラマにはまっていて、そのひとつに「砂時計」
(TVK−ローカル、火曜日15時〜16時)がありそこでも使われている。
このドラマの時代背景は1980年の光州事件。
付き合って観ているわけではないけれど、目や耳に入る。

 ま、韓流ドラマの話はともかく、一度ご検討ください。
『ぶんだば』の響きで味のある「鶴」になると思います。

 ではまた 

No.70
2007年12月26日 12:17
送信者:匿名希望 < >
表題:「イミダス」 & 「知恵蔵」

両者とも休刊のようですが。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0708/31/news107.html

No.69
2007年12月25日 06:31
送信者:鈴木克己 < >
表題:千里之行 始於足下

12月17日(月曜)の午後、
私(物理)は母校の都立・立川高校の教室にて、
1947年から2007年までの60年間の、
半導体の歩みを講義した。

44年前の私自身を前にして、
初期の「鳥獣戯画絵巻」のように、
本質を生き生きと表現できただろうか?

1947年に1ミリほどの半導体破片に、
三本針金をハンダ付けしたトランジスタが発明され、
12年かかり1959年にトランジスタが半導体基板に載せられた。

1個のトランジスタがこの世に誕生してから、
60年後の今日、
16ギガバイトのUSBメモリ(東芝)が1万5千円になった。
長さ5cm幅1cmだから、
ポケットに入れて手軽に持ち歩ける。

ひらがな漢字の1文字は2バイトで表現でき、
新聞に1ページは8000文字、
16ギガバイトとは新聞100万ページ分であるから
一日50ページとすると、50年分の情報量になる。

広辞苑なら、
1ページ4800文字の2900ページなので、
1冊1400万文字として、
570冊分の情報量になる。

半導体技術は今でも日進月歩の状況にある。
そのうち、
文字だけの情報なら、
人類文化史上の全てがポケットに入ってしまうだろう。
(文も史も漢字の意味は文字のこと)

さて、
李斯:
泰山は土壌を譲らず 故に大なり
河海は細流を選ばず 故に深し
(些細な物事をたえず積み重ねることが大切)、

この始皇帝の宰相の言葉と
先週述べた古代ギリシャの言葉を比較してみたい。

「全ての河は水源に遡って行けば渡れるようになる」

ギリシャの言葉はサイエンス(科学技術)の基本。
中国の言葉は人が生きる上での基本。

東洋と西洋の言葉、
その個性をともに尊重したい。

60年前の半導体トランジスタの発明を思う。
老子:
千里之行 始於足下

よい年をお迎えください。

No.68
2007年12月22日 19:00
送信者:momo <m >
表題:momo通信74 主夫

我家の南側に幅50m長さ250m程の細長い公園があって、欅や銀杏を中心に様々な樹木がある。
毎日、数回そこを訪れている。日々刻々、異なる姿を見せてくれる。
枯葉舞い、落葉の絨毯、といった季節もあっという間に過ぎて、落ちるべき葉はあらかた落ちてしまった。
さて、本題。

その壱
 みいこchanが10月中旬に開腹手術をした。10日間程の入院をして、抜糸せずに退院。 そこで私が家事をせざるを得ない状態に。
朝起きて毎度の支度、食器の片付け・洗いもの、ベランダの植物たちへの水遣り、洗濯・物干し、ベッドメイキング(布団だけど)、風呂掃除、買出し…といったことを全て体験した。
11月8日の抜糸の後は少しづつ動けるようになり、今ではだいぶ回復して、家事のやり方で私と衝突するようにもなったが、未だ主要な家事は私の領分。
従って、退職当初目論んでいた読書、旅行、ハイキングなどは思いどおりには進んでいない。散歩だけはみいこchanのリハビリ散歩に毎日付き合ってはいるが…。
たぶん、完全に回復しても、業務?の全面返還はできないのではないかと思っている。

その弐
 食品の表示偽装など相変わらず毎日報道されている。その道に携わった者として、責任者として招聘の声がかかることもあるが、今はとてもそんな気になれない。
 4週間に1度ハローワークに出頭している。その間に2回以上の就職活動をしないと雇用保険がもらえない。しぶしぶではあるが中身の伴う行動をしている。

その参
『イミダス』と『知恵蔵』はどうしちゃったのか? 当初は12月初め、ここ数年は11月頭には発売されていたのに未だ出ていないし、何時出るのかもわからない。HPを見ても不明。せめて、何時発売とか、休刊しますとかHPに出しておけばいいのに。
 毎年買い換えているわけではないけれど、読者に対して不親切ではないかね。

今日は冬至、南瓜を食べて柚子湯に入る。

 ではまた

No.67
2007年12月17日 06:00
送信者:鈴木克己 < >
表題:大河も水源にさかのぼれば渡れる

昨日、12月16日(日曜)、
サントリー美術館で「鳥獣戯画」。
初期の白黒だけのウサギ、カエル、サル。
倉富勇三郎の日記のようだ。

2週間前の12月3日に、
倉富勇三郎の日記を述べた。
目で見、耳で聞いたことを書留めた膨大な備忘録。

倉富勇三郎はペリー来航の1953年(嘉永6)に生まれ、
1948年(昭和23、享年96)に亡くなった。

12月12日(水曜)、
関本忠弘さんのお別れ会(ニューオータニ)に。
1948年(昭和23)、
関本さんは東大物理学科卒業しNEC入社。

その縁で私(物理)は物理学科卒業の時に、
今は亡き植村泰忠教授から、
「先輩におもしろい人物がいる」と紹介された。

お別れ会の挨拶文から抜粋:
通信、コンピュータ、半導体という3つの事業を柱として、
NECを世界に名だたる企業に成長させた功績は、
故人のものであると言って過言ではありません。

さて、
私は1947年(昭和22)生まれであるが、
同年、半導体トランジスタが誕生した。
(ショックレー、バーディーン、ブラッテンの発明)
そして、
今日の2007年、
16ギガバイトのUSBメモリ(東芝)が1万5千円、
0.05mm角の非接触型ICが日立より発表され、
(立川高校・同期生の宇佐美さんたちが開発)
寿命・消費電力が電球の20倍と9分の1である白色LED。
(半導体発光ダイオード)

さて、
今日、12月17日(月曜)の午後、
私(物理)は母校の都立・立川高校の教室にて、
1947年から2007年までの60年間の、
半導体の歩みを講義する予定。

初期の「鳥獣戯画」のように、
本質を生き生きと表現できたらと思う。

pantes oi potamoi diabatoi gignontai prionti pros tas phgas.

これはギリシャの古いことわざ:
「全ての河は水源に遡って行けば渡れるようになる」

No.66
2007年12月13日 23:19
送信者:匿名希望 < >
表題:宛名印刷ミス

今年もまた年賀状の季節、
この何年かは、我が家の奥さんの母親の年賀状に関して、宛先名簿の管理から裏面印刷まで、何となく私がやることになっている。つい先日もデザインを決めて100枚程度の表・裏面を印刷し、宛名面は今まで問題がないので無チェックで届けた。(今年はこれが最初の大量印刷)

ところが、13/100枚が以下のURLの如くの印刷ミスがあることが判明。

http://blackswan.ddo.jp/temp/t18/print_miss.html

連続的ではなく、理由もよく分からない。違う年賀状ソフトを使い、数枚試し印刷をして大丈夫だったので、安全のために一枚ずつ印刷していたところ、また出てしまった。
次はプリンタドライバを入れ替えたところ、十数枚においては正常に印刷できた。

もうじき、裏面は印刷所に依頼して印刷した300枚の宛名印刷を頼まれる予定なのだが、はて、このまま印刷して大丈夫なのだろうか。その後は、家族用のも150枚程度ある予定だし。

他のプリンタを使うのが一番安心ではあるが、一つ前のh*のプリンターは以前に勤めていた会社のものではあるが、ハガキ印刷は大の不得意でだめ、少し旧いEps*nのものはインクが多少たれ気味でハガキを汚すことがある。

さて、困った。プリンターを買うべきか、もう少し悪あがきをしてみるか、難しい問題だ。

No.65
2007年12月10日 05:45
送信者:鈴木克己 < >
表題:拾ふ落ち葉

物理:
日も暮れむ拾ふ落ち葉の紫(し)もくれん

夕暮れに庭のレモンを一つ、
夏みかんほどにマルマルと太ったものを選んだ。
酸味の強い甘さが口にひろがる。
レモンの木は黄色い実と緑のコントラストがきれいだ。

庭を見渡すと大きな枯れ葉が一面に落ちている。
人の手よりも大きな紫木蓮の葉だ。

木蓮と同じような時期に開花する梅は、
葉の落ちる前の晩秋にも枝の形を整えることができる。
でも、
木蓮は枝の先端のみに花を付けるので、
枝を整えることができず、
落葉にまかせるしかない。
このところ、
道路に散った大きな葉を一枚いちまい、
手で拾うのが日課になっている。

植物の命の基本は、
夏の日の盛りに葉をつけ、
太陽の力で幹や根を伸ばし成長することにある。
植物の分類は花よりも葉を見分けることなのだ。
花や実は次の世代へ伝達する命の記憶。

太陽の光。
生物が熱力学的自然として開放系であることを示している。

先週、
「7秒間しか記憶を保持できない」音楽家をテレビ放映していた。
同じそのイギリス人を20年前も放映したとのことで、
今回のテレビは、その20年後の記録映像だった。

ピアノ演奏する技量と日常言語、
そして20年以上前のおぼろげな記憶。
それだけでは、
日常生活も維持できないし、
ましてや成長などできない。
ただただ混乱し老いていくのみ。

状況情報が次々と脳に刻まれ蓄積される機能は、
植物はともかく脳をもってしまった動物として、
必要不可欠な生命維持機能なのだ。

では、心の誕生は?
次々と脳に刻まれる情報、
その情報が矛盾したものでも整然と蓄積される機能の誕生だ。

一本気で生真面目な人ほど鬱(うつ)になりやすい。
一方、
20万人以上の武力集団を束ねていた今話題の人は鬱にならない。
倫理規範を自ら規定し、命令し、維持し、賞罰を与える立場でありながら、
自ら規範を破り、
さらに「能殖貨財愚亦賢」の鏡と立派になっている。

一本気の人は原始的で、
一方、
今話題の人物は心の機能として進化し社会に適応しているようだ。

円天、サラ金、サブプライムの証券化など、
なんでもアリの今日の社会に適応するには、
強い心が必要になっているのだろう。

さて、
心の障害に話題をもどしたい。
日本でも本やドラマに、
『恍惚の人』、『博士の愛した数式』、『半落ち』などがある。
家族に記憶や心の動きの崩れていく人がいる場合の物語だ。
上昇志向や立身出世物語りとは違っている。
解決できない、逃げられない状況において、
まだ崩れていない人はどうしたらよいのか?

そう、
矛盾に立ち向かう未来への心の物語だ。
心の光の物語。
人類が情報学的自然として未来においても開放系なのだ。

No.64
2007年12月03日 06:53
送信者:鈴木克己 < >
表題:くるり氷を手で拭けば

物理:
くりくるる くるり氷を手で拭けば
三たび息のむアイスアリーナ

会話1.
12月1日(土曜)、
フィギュアスケートの安藤美姫さんは残念だった。
試合直前の氷上練習とその後をおいかけたデレビ映像を見ていたら、
美姫さんは自身の右足を指さしながらコーチに何か訴えていた。
コーチはそっけなく何かいって、
すぐに他の誰かと話しながら美姫さんから遠ざかっていった。

コーチにとってギャラがもっとよい話でも舞い込んだのかな?
などと私(物理)は勘ぐってしまった。
冷たい二人の仲を想像させる全国放映であった。

美姫さんのコーチに望みたい。
練習時は厳しくても、
試合当日にはこころ温まる会話を。

会話2.
11月30日(金曜)、
NECは携帯電話やデジタルカメラで、
日本語の音声を英文に翻訳できるようになったと発表した。
私(物理)は思う。
とりあえず、
デジカメ写真のコメントを音声入力の文字表示にするのは簡単だろうから、
至急商品化してほしい。
つぎに、
今回発表のデジカメで日本語音声の英文翻訳。
それから、
携帯電話への導入の順だろう。
さらに、
携帯電話では音声翻訳の文字表示だけでなく、
音声翻訳の文字&音声表現が本命。
すなわち、
同時音声文字通訳の会話だ。

会話3.
11月27日(火曜)、
早稲田大学は介護ロボットを公開した。
高さ1メートル46センチ、幅73センチ。
体重はちょっと重めの111キログラム。
柔らかいストローを持ち替えることや、
高齢者を車椅子に誘導する力仕事などもできるようだ。

会話もできるようなので、
「一家に一台の介護ロボの時代」はスグそこ。

会話4.
防衛省汚職についての世間の会話を、
倉富勇三郎・日記風に述べてみる。

嗚呼時事已(やん)ぬる哉
文臣銭を愛す事已に陳(ふる)し
武臣命を愛しまた銭を愛す
能(よく)貨財を殖せば愚もまた賢なり

No.63
2007年11月27日 01:12
送信者:匿名希望 < >
表題:中年・高年の「時代」

レスポンスは期待していなかったため、久しぶりに訪れたところ、「あれっ!」。
なるほど、"陰&日向(ひなた)"ながら応援している女性は多いと言うことですね。

ところで、「中年」サラリーマンの励まし役である中島みゆきが歌っている「時代」という歌がある。少し前に、夏川りみがこの曲を歌ったものを、知り合いに聞かせてもらった。
中島みゆきの歌い方が「倒れたら、もう一度立ち上がって前に進もう!」という感じに対し、夏川りみの歌い方は「倒れたら、そのまま少しお休みなさい。」と柔らかい毛布を掛けてくれるような感じがした。

こういうのが良いというのは、やっぱり「高年」のせい?

http://blackswan.ddo.jp/temp/jidai/Natsukawa_Rimi-Jidai.html

(曲としてダウンロードできないように多少工夫しましたが、責任は上記ページ作成者にあり 適当にクローズします)


No.62
2007年11月26日 06:28
送信者:鈴木克己 < >
表題:くもりカガミを手で拭けば

くもりカガミを手で拭けば ましろき髪に三歩たじろぐ

昨日、欧州から帰った。
あっちでのイロイロを書こうかと思っていたが、
白い色だけにすることにした。

パスポートチェックが成田出国管理と入国管理であったし、
欧州の入・出国管理でもあった。
それはよかったが、
免税手続きで書類にハンコウをもらい、
ユーロで約1割のキャッシュバックをしてもらうため、
欧州出国の免税官が問題だった。

ましろき髪に三歩たじろぐ

係官から言われた。
「パスポートの写真と本人と比べると年齢が違いすぎる」と。

私の写真は9年前のものだった。
目鼻立ちはほぼ同じであるが、
肌のツヤはともかく、髪のシロさは確かにビックで、
「三歩たじろぐ」であった。

51歳と60歳の違いっっ・・か。

父と母がなくなり、
定年退職もあった・・・。

なんとか、
ユーロでのキャッシュバックをしてもらった後、
カミさんがポツリと切り出した。

髪を染めたら・・・。

No.61
2007年11月12日 12:35
送信者:むかしおとめ < >
表題:私も徳永英明のファンです。

透明感のある声は独特ですし、恋の歌も生々しさがあまり無く、ある意味青臭いのですが「マイペースで程々に頑張ろうや」という感じが伝わってきて何となく心地よいです。
ライブにも何回か行きました。前は、自己陶酔のパフォーマンスが過剰で、「ちょっとどうなの?」という時期もあったのですが、結婚やら病気やらで何かが変わり(多分、ですが)いい感じに落ち着いてきたような気がします。

いろいろな歌手がいる中、何といっても「徳永英明の世界」というものが確かにあると思いますし、本人は「天の声を聞いた」そうですが、やはり、なるべくしてなった仕事かなと思います。あの「歯並びの悪さ」も可愛い!

おっと〜、つい熱く語っちまったぜ!
でも「匿名」の奥様はいいご趣味で‥。「隠れファンクラブ」ということでこれからも応援していきましょうね。

No.60
2007年11月12日 06:03
送信者:鈴木克己 < >
表題:くもりガラスを手で拭けば

くもりガラスを手で拭けば、明日の日本が見えますか?

11月7日(火曜)の報道によると、
GMは税効果会計の適用で計上してきた「繰り延べ税金資産を取り崩す」ため、
7―9月期決算で390億ドル(約4兆5000億円)の「引当金を費用計上」すると発表した。

別の報道では「GMはサブプライム(米国の住宅ローンの一種)の影響で390億ドルの赤字を出した」である。

私(物理)はいいたい。
この報道は間違っていないが世間を間違った反応に導く。
なぜなら、
GMが1億ドルの「繰り延べ税金資産」しか、
バランスシート(BS)の左側に計上していなければ、
BSの右側の純資産も今回の事態で1億ドル減少させるだけでよく、
したがって、
損益計算書(PL)の当期利益を計算する直前に、
1億ドルの引当金を費用計上すればよいことになるからである。

「390億ドルもの巨額の」繰り延べ税金資産を計上してあったことが、
根元的な問題であり、
サブプライムの影響はGMの場合騒ぐほどのことで無い。
だから、
私はバカ騒ぎというのだ。

さて、
11月の6日(火)と7日(水)の早朝ラジオ、
那須秀康さんによる「自分の言葉で考える人生を」。
フランスと日本の学校教育の違い。

小学校の先生は生徒に質問(フランス)。
ほかの子とドコが違うからアナタといえますか?

大学入試(フランス)の合格点比重で最大は記述問題(4時間)。
人の死はドノヨウな意味か?

採点に客観性をもたせるため、
論旨よりも起承転結の論理性がルールで、
しかも、
回答にページ制限は無いという。

サルトルが首席だったそうだ。
なるほど、
フランスのお国柄が分かったような気がする。

さて、
私(物理)なら大学入試の記述試験の回答として、
今日のこの一文(約1300字数)を書くだろう。

表題「くもりガラスを手で拭けば」
GM、フランスの教育、源信・和泉式部・芭蕉、そして、サザンカの花

源信:
夫往生極楽之教行
濁世末代之目足也
道俗貴賎誰不帰者

和泉式部:
冥(くら)きより冥き道にぞ入りぬべき
はるかに照らせ山の端(は)の月

芭蕉:
つらつら年月の移しこし拙(つたな)き科(とが)をもうふに、
ある時は仕官懸命の地をうらやむとせしも、
たどりなき風雲に身をせめ、
花鳥に情を労して、
しばらく生涯のはかり事とになれば、
終(つい)に無能無才ながら此の一筋につながらむ。

さてさて、
我(物理)が家の庭では、
レモンの実がようやく黄色くなりはじめ、
サザンカ(山茶花)のピンクの花も一輪また一輪。

サザンカ(山茶花)といえば、
ちょうど2年前(2005年11月14日)、
府中1中の忠さんに私(物理)は指摘されてしまった。
忠さん:
「正しくは『春はいつくる さざんかの宿』です」

思い届かず、
7ヶ月後の6月16日未明、
忠さんは亡くなった。

♪♪
くもりガラスを 手で拭いて
あなたあしたが 見えますか
・・・
春はすぐくる さざんかの宿
♪♪

忠さんは唐獅子ボタンの高倉健が好きという。
でも、
私にとってサザンカとは忠さんだ。

物理:
きみ見るや曇りガラスを手で拭けば
あさひに匂うサザンカの花

No.59
2007年11月11日 21:54
送信者: < >
表題:


No.58
2007年11月05日 05:27
送信者:鈴木克己 < >
表題:借金とりも鶯のこえ

今日、11月5日の誕生日の花は。
赤みをおびた黄色い花で霜が降りるころまで咲き続ける。
花言葉は、「生きる」
マリーゴールドの歌は、「事多き11月の始まりき」

日銀の利上げのタイミングを物価上昇だけに限定するなら、
原油がバレルあたり90ドル超を維持している昨今、
止めたくても物価は上昇し続けるだろう。

さて確かに、
政権交代がなされている治世では公僕の腐敗はすくない。
でも、
たまたま政権交代した場合はバラマキ治世になるだけ。
または、
トップに乗せられるだけの政党では政党そのものがツブされるだけ。

だから、
政権交代する予行練習が大切。
国民の前にて、
確実な60パーセント主義の自己主張ができるかどうかだ。
(名人の生涯勝率でもそんなもんだ)

8月20日の「政治の成立」にて私(物理)は述べた。

技術の本質は知性。
知性は長い年月の彫琢を経て初めて成立する。

政治の本質は知略。
知識・情報をあつめてその本質を洞察する知略、
時期に関し機略、
政敵とも談合できる政略、
それらを執念深くもちいて初めて政治は成立する。

さて、
私(物理)は今の世を思うに、
「事多き11月」に春の鳥である鶯に歌わせてみたい。

牧水:
酒飲めば酔いもほどほどになにぬねの 借金とりも鶯のこえ

No.57
2007年10月22日 05:44
送信者:鈴木克己 < >
表題:老いた市民の心得

10月20日(土曜)の早朝ラジオ、
小田実さんの「老いてこそ市民」(去年12月の再放送)。
7月に亡くなられたので、肉声を聞くチャンスはもうないだろう、
ということで早朝にもかかわらず、
気合いを入れて聞いた。

小田さん自身とはかかわりないが、
弟テオに赤ちゃんができたので、
ゴッホは絵の価格が上がることを願い自殺したことを思い出した。

さて、
2週間前の10月9日にも述べたが、
(給与生活者だった)我々は「都会の漂流者」に限りなく近かった。

小田さんの「老いてこそ市民」を私なりに解釈すれば、
定年後に「都会の漂流者」から「肩書きのない市民としての生活者」に。

肩書きのあった過去に何をしたかを述べるのではなく、
(公私混同せず)私として今、将来に向かって何を発言できるか?
(公私混同せず)私として今、将来に向かって何をできるか?

さて、
10月20日(土曜)の朝日朝刊、
小林慶一郎さんの「けいざいノート」。
サブプライム(米国の住宅ローンの一種)騒ぎの本質は、
ゲーデルの定理からの必然であり、
「リスクに対処するための金融商品自身が新たなリスクになる」。
小林慶一郎さんは言う、
金融市場はリスク増大の定理から、
バブル発生とその崩壊のサイクルから逃れられない。

私(物理)も2週間前の10月9日に述べた。
人間が物(貨幣、暴力)に媒介されている「都会の漂流者」は、
無限を有限として錯覚し、
思考停止のカラクリである全体主義に陥る。

経済では、
無限を無尽とか円天とかに言い換えるとわかりやすいだろう。

バブルが崩壊する直前に売り抜けることに全神経を研ぎすまし、
バブルの崩壊ごとにバブル規模を増大させることを手腕と評価され、
しかも自分たちがしていることに関し、
わかった振りをしている市場経済の専門家集団がいる。

老いて市民になった我々は、
これら専門家に踊らされないこと。

淋しいからといって「市民とは」を論じながら飲み会を繰り返えさないこと。
病気にならずに夫婦がなかよくしている市民こそ、
最大の社会貢献者であることを思い出すべきだ。

退職して、ちょっと手持ちにあるからといって、
「肩書きのある、または肩書きのあった専門家」のうまい話にのらないこと。
トラの子を夫婦の生活費だけに少しずつ使っている市民こそ、
最大の社会貢献者であることを思い出すべきだ。

社会として持続的な成長を維持することが基本の基。
福井日銀総裁にいいたい。
バカ騒ぎの金融業者への保護はそろそろ減少し、
今こそ、
老いた市民の「トラの子」への楽しみへとシフトすべき時期だ。

No.56
2007年10月15日 07:04
送信者:鈴木克己 < >
表題:友愛(天使)と暴力(動物)

先週、
サルトルの晩年、
二律背反の前に立ちすくんでしまったと述べた。

人間とは、
友愛(天使)と暴力(動物)のどちらなのか?

さて、
ヨーロッパとアジアはユーラシア大陸の東端と西端の地。
古代アッシリアとその言葉を受け入れた古代ギリシャにて、
ヨーロッパの意味は「日沈むところ」、
アジアの意味は「日出ずるとこと」だった。
ユーラシアはヨーロッパとアジアの合成語なのだろう。

さて、
昨日、10月14日(日曜)、上野の東京都美術館。
フィラデルフィア美術館展「印象派と20世紀の美術」。

フィラデルフィアはユーラシアと同じく、
二つの言葉の合成語。
フィリ(フィロ、フィラ)愛と、
アデルフィ(姉妹)、アデルフォス(兄弟)。

フィラデルフィアとは「友愛の市」

さて、
なぜ、
絵画は印象派およびその直後の頃の絵の値段がピークなのか?
なぜ、
その頃の絵が21世紀の我々にも好まれるのか?
なぜ、
市民生活の写実主義が理想、印象を経て、
キュビスム、シュルレアリスムという色彩主体に変わったのか?

私(物理)は思う。
写真技術(科学技術)のせいだ。
音楽も言葉を無くし、音調主体になっている。

サルトルは科学技術の価値を認めることができなかった。
科学技術は、ただただ他人の知識工夫の上に積み重なっていきからだという。

ヒトラーは近代絵画の価値を認めることができなかった。
過去とあまりに断絶しているからだという。

さて、
真、善、美。

科学技術は善(倫理、価値、役に立つか)の基準で市民に評価され、
今日、加速的に発展しつつある。

美(美術や音楽などの芸術)は科学技術の挑戦を受け大きく変貌しつつある。

では、
真(学問)、とくに論理的な数学は?

知識は高速大容量の通信情報技術により、
過去はもちろん、地球の裏側の事柄まで、
瞬時に映像までも、
誰でもどこででも取り出せる時代になりつつある。

何度も言って恐縮であるが、
私(物理)はいいたい。
宇宙の全部の核子(陽子、中性子)の個数は、
電磁力と重力の大きさの比、
2次チャーン数の比で決まる10の78乗個。

IP(インターネット・プロトコル)アドレスでさえ128ビット、
すなわち、
10の39乗の番地を与えようとしている。

個数を数える自然数も10の78乗までで実用に耐ええるだろう。
すなわち、
計算機で10の78乗まで確認すれは、
善(日常の価値)としては十分だろう。

と、なると、数学はどうなるか?

フェルマーの定理も、10の78乗の自然数までチェックし、
それ以上は趣味なので、
税金を使ってやらないでください。

などと、
納税者の大多数から言われたら数学者はどうしたらいいのだろうか?

私(物理)は思う。
お寺さんも、お墓によって生き延びたように、
数学者も生き延びることができるだろう。

No.55
2007年10月14日 21:11
送信者:サンデー村本 < >
表題:一緒に歌おう

モツレクと千曲川と「小さい秋」は終わった
次は「土の歌・大地讃頌」を歌う、中学校の卒業式では、泣きながら歌っているらしい、一緒に歌おう、「大人の大地讃頌」

No.54
2007年10月09日 05:58
送信者:鈴木克己 < >
表題:参加と参画

フランス語のアンガージュマン(engagement)は日本語の「参加」ではない。
社会・政治問題に対して態度を明確にするという意味なのだから、
英語のparticipationより、英語のengagement(契約、婚約)に近い。

だから、
サルトルがいうアンガージュマンを「参加」と訳すのは、
大なる迷訳である。

サルトルのengagementは「世界との婚約」。
世界全体の「状況」を我が身に引き受けることであった。
ヒトラーも全「状況」を一身に引き受けた。
当然、
サルトルとヒトラーは全体主義者になった。

全体主義:
全体は部分の総和と異なるとし、
全体こそが部分の意味と性格を規定するという考え方。

全体主義は高給とりの公務員や、
サルトルやヒトラーのような都会の漂流者が陥りやすい罠だ。

私(物理)のような自然人は、
すなわち、
鉈(なた)一本で衣食住の全てを獲得するような自然人は、
全体主義になりようがない。

食べ物のスイカを大きな布の風呂敷で包んで結ぶ。
無限の平面(大きな風呂敷)に1点(結び点)を加える。
すなわち、
無限平面プラス1点が、
有限な大きさの球(スイカ)の表面と1対1に対応可能になる。
数学でいうリーマン球面(S2)。

無限を有限として錯覚することが、
全体主義がなんとなく分かった気にさせる、
思考停止のカラクリだ。

全体主義とは、
社会や経済のメカニズムに無限を持ち込んだツケなのだ。

さて「参画」、
10月5日(金曜)、名古屋大学。
第5回男女共同「参画」シンポジュウム。
大学時代の物理学科同期生・内永ゆか子さんによる講演:
「科学技術分野におけるダイバーシティー(diversity)の考え方」

私(物理)は定年(60歳)後、
預かってもらっている身なので、
平日のほぼ毎日、山の手線の田町駅に通っている。
なので、
まだ新人である私には、
平日の名古屋は残念ながら「参加」できなかった。

さて「参加」、
10月6日(土曜)午後、日比谷公会堂。
第15回東京校歌祭に、
私(物理)は初「参加」した。

都立高等学校の合唱祭であり、昔の寮歌祭に近い。
「参加」都立高等学校は18。
豊多摩、九段、江北、千歳、隅田川、両国、戸山、国立、石神井、
小山台、第三商業、立川、西、小石川、新宿、文京、第一商業。

戸山高校は現役・女生徒が「参加」者の三分の一も占め、
きれいなハーモニーで合唱していた。
一方、
我が立川高校は、ほぼ60歳から90歳までのオジサン、オバサン。
学生帽をかぶり、タスキをかけ、旗を振り、大声をはりあげた。

多種多様、すなわち、diversity校歌祭だった。

立川高校は参加校の中で最大参加人数。
今年も180名を越えており、
舞台に入りきれないという理由?もあるのであろう、
私もやっと「参加」し、舞台に上がれる「状況」になった。

さて、
サルトル『弁証法的理性批判』(1960年)の冒頭の言葉:
弁証法的経験の教える主要な発見は、
物(貨幣、暴力)が人間に媒介されるその度合いに応じて、
人間が物(貨幣、暴力)に媒介されるという発見である。

サルトル(1905−1980)は晩年、
二律背反の前に立ちすくんでしまった。
人間とは、
友愛(天使)と暴力(動物)のどちらなのか?

パスカルは言った。
「人間は天使でもなく、動物でもない」

私(物理)もいいたい。
生物は物の矛盾(熱力学的開放系)から生まれた。
心は生物の矛盾(無限、自然数、数学的帰納法)から生まれた。
(ゲーデルの不完全性定理からの私の結論)

ゆえに、
「人間は天使にもなり、動物にもなる」

さらに、
人生の意味をあえて言えば、
個性を多面的(ディヴェルサマンdiversement)に発揮する人間になること。

自立参加(サルトル)の自由と、
自律参画(カント)の自由がその母胎だ。

No.53
2007年10月01日 10:00
送信者:村本卓生 < >
表題:お礼3

鈴木物理様へ
いい音、いい声、いいハーモニー・・・お褒めの言葉、アリガトウ、これ以上の賛辞はありません、天にも昇る心地です

先日の練習後、公演のライブ録音を西村邸で指揮者も含め、主要メンバー10人程度で聴き、反省会をした、「細かいアラ、キズはたくさんあるが、思ったより良かった、よく聴こえた」、というのが大方の感想、歌い手50人+オケ30人+聴き手590人であの時間を共有し、まずまずの満足感が得られた、幸せです

重ねて、アリガトウございました

PS 大学のボート仲間の感想(メール)で「・・・それにしても立高って凄い高校だね・・・」というのがあった、うれしかった

No.52
2007年10月01日 06:29
送信者:鈴木克己 < >
表題:業としての実施

4月1日は日本国の財政年度の初日。
10月1日はその半期の初日。
いろいろな制度の、
または制度切り替えの初日になる。

郵政民営化が10月1日の今日、スタート。
1987年の国鉄以来の大規模な国営事業の民営化だ。
所有に基づく特定郵便局という身分(国家保証の身分制度)の消滅。
その身分制度は明治以来続いていた。

さて、
昨今の政治の中心は、
年金制度改革と、
政治と金。

でも、
実は議員と党員の色分けが中心だ。

農業を守るのか、
という身分、
そして、
農家という身分を守るのかに、
政治の焦点が集まっている。

(農業と特別会計も似ている)

その「こころ」は、
業としての実施か、業の所有かである。

特許という言葉がある。
大川周明の学位論文は特許であった。
特許とは国家が独占的に与える権限。

特許侵害(甲が乙の特許を侵害)の構成要件は3つ:
1.Zが特許権者であること。
2.甲が正当な権原を有していないこと。
3.甲の行為が業としての実施であること。

この3つはかけ算、
すなわち、
3つが同時に構成されていることが必要。

「業としての実施」という言葉を中心に、
「正当な権原」を考えながら、
政治家の発言に注目していきたい。

No.51
2007年09月25日 06:22
送信者:鈴木克己 < >
表題:安息と勇気

9月22日(土曜)、府中の森芸術劇場。
モーツアルトのレクイエム(安息、ニ短調)、
ほぼ50人の管弦楽団と50人の合唱団、
全員が素人とはいえ、
いい音、いい声、いいハーモニーであった。

教会ミサ曲は誰でも歌えるように作られている。
一人一人のパートの音域はあまり広くならず、
歌詞も繰り返し、繰り返しである。

以下の言葉、
私(物理)は好きだ。

隠されていた全てが明らかにされ
罪を逃れるものはいない
その時人は何を言えばようのだろう
誰も弁護してくれるものはいない
正しいと思っている人ですら不安に思う
・・・・
神よ、この者をお許しください
慈悲深き主、イエスよ
彼に安息をお与えください

アーメン

私(物理)は思う。

若くして「新しい流れ」を選択した勇気(53歳)に、
しばらくの安息をお与えください。

新しく決まった次期首相候補が72歳、
自民四役は、69歳、68歳、67歳、62歳。

政治家は個人経営者。
定年時代の我々にとって、
勇気を与えてくれる年齢構成だ。

No.50
2007年09月24日 21:54
送信者:とし < >
表題:お礼その2の2

百瀬君へ釈明:
2次会はホテルで100名参加の立食パーティ。
せっかく頂いたお菓子でしたが出すタイミングがなく、
家に帰ってみたら次回練習(10/14)まで置いとく訳にいかない
新鮮なお菓子でしたので、皆さんに申し訳ないと、泣く泣く?
戴いてしまいました。おいしかったよ〜。わ〜ん。

No.49
2007年09月24日 20:21
送信者:村本卓生 < >
表題:お礼その2

百瀬君から「お菓子の差し入れ」、ありがとうございました
西村パパから、賞味期限のこともあるので「食べちゃった」と連絡ありました
お礼も申し上げずに大変失礼しました、ご馳走様でした(代読)

まあ、「立高祭のノリでヤッチャッタ」、といった感じです

小生も、今月末でサラリーマン生活が終了、あれやこれやはありますが、とりあえずは「空っぽ」、歌とゴルフに使える時間は増えそうです

No.48
2007年09月24日 12:20
送信者:momo <m >
表題:momo通信73 レクイエム

またまた3ヶ月も間を空けてしまいました。

その壱
 9月22日、府中の森でサンデー・ハーモニー・忘れな草のジョイントコンサート。
「レクイエム」、よくぞあれだけの大作に挑まれた、と感心。「落葉松」、前から聴きたかったので、うれしい。できれば今度混声合唱で聴きたいな。
西村親分、村本仙人、鰭崎大人に宇佐美の旦那、そして巨匠・藤原の各氏、女性陣はあけみさん、早苗さん、洋子さんと同期の皆さんの活き活きと活躍されている姿に接するのは嬉しいものです。それに、井上先生の元気なお姿。
 WISH管弦楽団のみなさん、良い音を聞かせてくれました。さして広くもないウィーン・ホールで俄編成のメンバーでよくぞここまで!と、感動。

その弐
 9月15日、momoの定年退職。「退職式」(半年に一度)なるものがありました。
当分(できればズゥーッと)遊んでくらします。再び勤めたりする気はありません。
‘遊び’の中心は‘お勉強’。やりたいことが沢山あって、順番待ちの状態です。書斎らしきものも確保しました。それから、メタボ予備軍としては、運動不足にならないようには心がけなくちゃ。
 miiko-chanは迷惑そうにしています(私の存在そのものがうっとうしいと意思表示しています)が、負けない!‘預かってくれるところ’を探たりしには行きません。

その参
 同期会の記念写真、受け取りました。中央、西川kunの隣の男が私か?

その四
8月23日、舘kunから村野雅弘さんの訃報。同期の訃報に接するのは寂しいものです。村野雅弘さんとは、1C・2Eと2年間同じクラスでした。

 ではまた

No.47
2007年09月23日 20:28
送信者:村本卓生 < >
表題:サンデー公演、無事?終了、ありがとうございました

モーツアルトレクイエム、一度は全曲やってみたかったので、実現できて満足しています、まあ素人集団ですので、たくさんのお客様に聴いていただく場が持てた、それだけでも十分満足しています。まさかとは思いましたが、「立ち見」がでて、500枚のプログラムが足りなくなり、「冷や汗」でした・・・・
ご来場いただきました方々への、ご挨拶も出来ず、失礼の段、お許しください、 重ねて、アリガトウございました


No.46
2007年09月19日 16:29
送信者:匿名希望 < >
表題:これって、小さな幸せ?

我が家の奥さんは、徳永英明のファン。

最近発売された「VOCALIST3」というアルバムを早速購入してきた。(人の歌を再アレンジして歌ったアルバム)
全13曲の内、mp3で10曲持っていたので、残りをオンラインで購入、あるいは中国サイトから・・・して何とか全曲を集め、Original Singer's Compilation Album(?) を作成して、「こんなの作ったよ」と渡したところ、思いのほか喜んでくれた。

こんなつまらないものに対して結構喜んでくれたことにこちらは少しとまどい、でもまあ、こんなもので喜んでくれる人が奥さんで良かったかなと。

No.45
2007年09月18日 06:00
送信者:鈴木克己 < >
表題:さくら咲き(先) さくら散る(遅)

靡不有初 鮮克有終

この言葉、
1931(昭和6)年9月18日の満州事変にふさわしい。
組織・国のために新提案をし、一生懸命に頑張ったはずだったのに。

さらに、
この言葉には竜頭蛇尾と同じような、
価値評価的も意味がある。

今日は、
定年時代の我々にとって、
その違いなどを詳細に考えてみたい。

有終には「有終の美」、「美しい終わり」
という美醜が込められている。

また、
有終には「ダラダラいつまでもやっていない」
という損得が含まれている。

さらに、
有終には「終わりって本当にあるのだろうか?」
という真偽が内在している。

さて、
定年という言葉は「損得の有終」からきている。
「組織の存続」にとって損か得かである。

個々人の優劣評価は、
年齢だけでは一律に論じることができない。
歳を重ねるほど優劣のスペクトルは広がる。

でも、
新陳代謝が各部分・各部署で可能な、
大きな組織体にとっては、
誰でも分かる年齢(定年)で割り切る方が、
経験的・結果的に「組織の存続」に適している。

だから、
定年になった我々は、
全体として頻繁な新陳代謝が可能な大きな組織ではなく、
小さな組織にて自己の能力を生かし、
生き抜くことが社会的正義であろう。

もちろん、
小さな組織の極限は個人経営。
個人経営では決して定年はなく、
社会的に受け入れられるなら、
いつまでも社会貢献も可能である。

さて、
「美醜の有終」を論じたい。
そのリトマス試験紙は簡単である。
無給、または、新人と同じ給与でも、
やるというなら美として存続だ。

つぎに、
「真偽の有終」を述べたい。
完全な組織、完全な制度、完全な技術などはない。
改良、改善、試行錯誤の連続だ。

完全であれば、
「それはそれとして」と、別な試みができる。

命は天国・地獄を求め、
輪廻転生を信じる。

矛盾・不完全を「こころ」は好む。
なぜなら、
矛盾・不完全から「こころ」ができているから。

たしかに、
人は矛盾した言葉に出会ってしまうと、
はっとして心底から納得する心をもっている。

毛沢東(矛盾論):
一切事物中包含的、
矛盾方面的相互依頼和相互闘争、
決定一切事物的生命、
推動一切事物的発展。

道元(正法眼蔵):
迷いを転じて大悟するのが諸仏であり、
悟りに執して迷いに迷うのが衆生(しゅじょう)である。

イエス(山上の垂訓):
心貧しき者は幸いである。

良寛:
散る桜 残る桜も 散る桜

No.44
2007年09月14日 01:14
送信者:とし < >
表題:43年前にも・・・

Mozart の Requiem は、高校2年の文化祭のときに3曲だけ、藤原章雄氏の指揮で演奏しました。
あれから43年経ち、再び藤原氏の指揮で同じ曲を歌う。
(但し、今度は全曲、しかも当時は存在していなかった Levin版で)
とても不思議な気持ちです。
自分が今あるのは、井上先生のおかげ、との思いを強くしますね。

なお、ジョイントするもう1つの団体:
 女声合唱団「忘れな草」
は、今も井上先生が指揮をされています。

P.S.
Requiem のうち Tuba Mirum という有名なバスのソロがありますが、これを我等の村本氏が歌います。
どうか応援のほど、お願い致します。



No.43
2007年09月12日 07:28
送信者:村本卓生 < >
表題:忘れ物

忘れていました、22日はE組・宇佐美章久君も出演します
少し若い世代だが、オケのメンバーも立高出身者が多い

最近、立川・カンマーザールでの練習が続き、駅を乗り降りする機会が増えたが、実に人出が多いことに驚いている

九月末で退職、現場マネジメントと6年間の蓄積の引継ぎ作業は、結構ハード
8日間の引継ぎって何?これほど無駄なことは無いと、ゴマメノ歯軋り
靡不有初
鮮克有終

No.42
2007年09月10日 05:34
送信者:鈴木克己 < >
表題:生死は好悪の外(ほか)

9月4日(火曜)未明、
瀬島龍三さんが亡くなられた。
1ヶ月前の8月2日に、
「捨てる神あれば拾う神あり」で述べた。

瀬島龍三:
独善的考案を固執せず心性の機微に即す。

さて、
9月8日(土曜)午後、
倉員保海先生の最終講義が立高同窓会によって開催。

鈴木平九郎『公私日記』の解読を中心に、
幕末・立川における名主や百姓のありさまが語られた。

鈴木平九郎の長男・周介は、
勝海舟の従者・若党となって、
新設された長崎海軍伝習所に同行するはずであった。
しかし、
陸路でなく薩摩藩の軍船による海路に変更となったため、
従者が一人減らされ、
周介は長崎に行けず、
歴史の表舞台から消えた。
などなど・・・。

さて昨夜、
安倍首相の発言を報道で聞き、
今日、9月10日は、
倉員先生自身のことを述べたい。

先生は、
1957年(昭和32)から1982年(昭和57)の25年間、
都立・立川高校の歴史・地歴を担当された。

倉員保海先生は三島由紀夫と大学で同じ教室だった。

三島由紀夫は仮病にて兵役を逃れきれたような、
強い意志の持ち主であったため、
市ヶ谷のバルコニーにて数人の若者とサロメを演じ踊った。

私(物理)は思う。
三島の自決、
雪中血気の方が美的完成度は高かったのでは?

赤穂浪士の討ち入り。
桜田門外の変。
2・26事件。

三島由紀夫の文学作品、私は好きだ。

一方、
倉員先生は今の若者と比べても背が高く、
しかも、
どこかのお殿様のような振る舞いと風貌。
だから、
かつて、雨の学徒出陣では、
分列行進でビショヌレになるのは・・・と、
参加を日和(ひより)、
まっすぐに特攻隊の鹿児島の鹿屋基地へ。

どおりで、
立川高校の教諭時代、
授業中に私語をしている生徒に向かって、
「なにしているかー」の大声一喝、
正確無比なコントロールにて、
チョーク(または黒板消し?)が飛んだ。

倉員保海先生は、
三島由紀夫(1925−1970)と大学で同じ教室。
ならば、
先生は82歳。

退職させてから22年間、
コツコツと学究生活をつづけてこられての最終講義。
目の輝きは教諭時代とかわらなかった。

私(物理)は思う。

高杉晋作:
丈夫、死すべきところ如何(いかが)?
(男はどのような時に死ぬべきか?)

吉田松陰:
死は好悪の外(ほか)。
死して不朽の見込みあらば、
いつでも死ぬべし。
生きて大業の見込みあらば、
いつまでも生くべし。
生死は度外に措きて、
ただ言うべきを言うのみ。

私(物理)は思う。
天皇は自身の死を語れない。
ならば、
首相、政権の死はその瞬間に発すべし。

No.41
2007年09月09日 09:11
送信者:村本卓生 < >
表題:暑い夏ももう終わり

サンデーの村本です
残暑厳しい8-9日の二日間、立川で強化練習、15日が府中でゲネプロ、そして22日14時に本番・・読売新聞7日の多摩版、アサヒタウンズ11日、多摩マリオン12日などに掲載予定です、チケットはありませんので勝手にお入りください、ウィーンホールは「響きの良いホール第1位」に推薦されたそうで、無料演奏会の来場者も増えているようです
 還暦の荒木あけみ、時実早苗、小貫洋子、西村俊之、鰭崎有、藤原章雄、村本卓生、そして、井上智子先生が元気で出演しますので、盛大な拍手をお願いします

No.40
2007年09月03日 06:11
送信者:鈴木克己 < >
表題:身分、所有、機能

来る8日(土曜)に倉員先生のお話し、
「幕末初期の立川周辺」が立川高校にてある。

さて、
先々週、幕末後期の長州の百姓・大村益次郎(村田蔵六)を述べた。
靖国神社にあるなかで一番目立つ建造物、
長州の百姓・村田蔵六の青銅像。

明治維新の時に亡くなった薩長側の兵士(士農工商の区別がなかった)のため、
すなわち、
戦没者を弔う場として村田蔵六自身が選定した場所に青銅像が建てられた。

その青銅像から南へ内堀通が皇居のお堀に沿って南下している。
内堀通を南に歩くと左(東側)に千鳥ケ淵の戦没者墓地。
内堀通を挟んで千鳥ケ淵の戦没者墓地の反対側(西側)、
そこに百姓・村田蔵六が江戸で開業した蘭学塾(鳩居堂)があった。
江戸末期の「江戸切絵図」を見ると、
「青木預カリ植木ヤ」とともに「村田蔵六」と記入されている。

武士や寺院に混じり商人や百姓が「土地所有者」になっている。
士農工商とは、
身分階級とそれに基づく徴税権が主体であり、
土地、金銭、技術、知識などの「所有」の主体ではなかった。

村田蔵六は武士の独占「機能」であった武力を平民、
すなわち、農業、工業、商業に従事していた民、
その民に武力の機能を国家管理のもとで解放した。

軍の制度は村田蔵六により形作られた。
警察の制度は福沢諭吉により紹介された。
階級という名のみで社会的(機能的)に意味をもたぬものは継続できない。

1869年(明治2)11月、村田蔵六は武士によりおそわれ死亡。
1869年(明治2)12月、旗本・藩士を士族と改称、陪臣・微禄武士を卒族と改称。
1872年(明治5)1月、卒の身分を廃止。
身分は皇族・華族・士族・平民とし、卒族を平民に編入。
1873年(明治6)12月、秩禄奉還の法を制定。
 身分として税金を自動的にもらえる士族の崩壊。
 秩禄公債と現金で家禄数カ年分を一時に支給した。
1877年(明治10)9月、西南戦争により西郷隆盛の自決。
 征韓論とは消えゆく士族へのハローワーク施策だった。
1878年(明治11年)5月、大久保利通は武士によりおそわれ死亡。
 大久保利通は財政的に余裕がないと征韓論に反対した。

今、
農民という「身分」が「所有」からではなく、
その「機能」から問われている。

No.39
2007年09月01日 10:00
送信者:鈴木克己 < >
表題:倉員保海先生の最終講義

6月10日(日)、
立高18期の同期会が開催され、
同期会ホームページに皆さんの写真が掲載されている。
参加された恩師の先生の中に倉員先生の姿もありました。

さて、
その倉員保海先生の「最終講義」が立川高校にてあります。
来週の土曜日です。
立川高校・紫芳会の広報担当理事から、
以下の内容の連絡がありました。

<日時> 2007年9月8日(土)午後2時〜5時頃
<場所> 立川高校4F階段教室
<内容>「幕末初期の立川周辺」

―鈴木平九郎『公私日記』の解読を中心に――
私たちの立川高校の根拠地である立川は、
平安時代に地頭として住むようになった
立河氏に始まると言われています。
やがて、
鎌倉から室町、戦国の激動時代を経て立河氏が滅んだ後、
徳川の時代の新田開発や玉川上水の敷設に伴って地域振興も安定。
その徳川の時代が終わる頃の立川周辺のことが、
近年、柴崎村名主の鈴木平九郎の記した『公私日記』などで、
次第に明らかになってきているようです。
今回は、倉員保海先生にそのあたりを講義していただきます。

以上
私(物理)は聞きに行く予定です。

No.38
2007年08月27日 04:56
送信者:鈴木克己 < >
表題:極大四則演算により幾何学は溶融する

先週にて、
士農工商という区別は百姓・大村益次郎(村田蔵六)によって溶融した。
今週は、
数学や物理における区別の溶融を述べたい。

温度と時間の区別の溶融。
ユークリッド、楕円、双曲線の幾何学の区別の溶融。

温度をKubo-Martin-Schwinger条件によって述べる。

物理的観測量の時間発展において、
純虚数方向にh/2π*1/Tの周期があり、
区間 [0, j* h/2π*1/T]で解析的。
この時、その温度Tにてその物理的観測量は一意的に決まる。
(hはプラク定数)

一方、
幾何学の平行線公理 にて、
直線aの上にない点A、を上にもつ直線bが、
一つしかない => ユークリッド幾何学、
一つもない  => 楕円幾何学、
2個以上ある => 双曲線幾何学 。

ユークリッド幾何学とはデカルトが規定した、
実数が空間全体に一様に割り振られた幾何学。
空間位置は任意の点を基準にして実数X、Y、Zの組で表現できる。

楕円幾何学と双曲線幾何学も、
基準となる点の近傍、
すなわち、実数X、Y、Zが実数単位の1と比べて十分小さければ、
実数X、Y、Zで表現できる(多様体、接続の微分幾何学)。

ユークリッド幾何学:X 、実数、一様増大関数。
楕円幾何学:sin[X]、円関数、周期関数。
双曲線幾何学:sinh[X]、双曲線関数、急峻増大関数。

小文字のjを純虚数単位とすると、
sinh[X] ={ sin[jX]}/j

ユークリッド幾何学の実数座標のサイン関数で楕円幾何学。
ユークリッド幾何学の虚数座標のサイン関数で双曲線幾何学。

ユークリッド幾何学を実数でなく、
複素数で表現すると、
ユークリッド幾何学、楕円幾何学、双曲線幾何学は溶融する。

温度と時間の関係も複素数で溶融する。

実数方向で周期座標となり温度、
虚数方向で増大座標となり時間になる。
すなわち、
時空間と熱力学は複素数空間で融合する。

さて、
そのようになる由来は四則演算にある。

ガウスの定理:
1+2+3+・・・+n = n*(n+1)/2
= (n/2)*[(n+1)/2]/(1/2)

ユークリッド幾何学:
X(1+2+3+・・・+n)
=X*1+X*2+X*3+・・・+X*n
=X{ (n/2)*[(n+1)/2]/(1/2)}
= (X*n/2)*[X*(n+1)/2]/[X*(1/2)]

楕円幾何学:
sin[X](1+2+3+・・・+n)
Sin[X*1]+sin[X*2]+sin[X*3]+ ・・・+sin[X*n]
= sin[X]{ (n/2)*[(n+1)/2]/(1/2)}
= (sin[X*n/2])*[sin{X*(n+1)/2}]/sin[X*(1/2)]
すなわち、
sin[X*1]+sin[X*2]+sin[X*3]+ ・・・+sin[X*n]
= (sin[X*n/2])*[sin{X*(n+1)/2}]/sin[X*(1/2)]

双曲線幾何学:
sinh[X*1]+sinh[X*2]+sinh[X*3]+ ・・・+sinh[X*n]
= (sinh[X*n/2])*[sinh{X*(n+1)/2}]/sinh[X*(1/2)]

ガロアは可換の四則演算の極大は複素数であることを証明した。
時間と温度の溶融。
ユークリッド、楕円、双曲線の幾何学の区別の溶融。
その溶融の起源は極大四則演算。

No.37
2007年08月24日 14:38
送信者:高田 直子 <takada@azabu-u.ac.jp >
表題:同期会の写真みせていただきました。

 この前の同期会には、出席予定にしておりましたが、急用が入り、出られず、残念でした。
 前々回の同期会のとき、藤原さんが合唱サークルにお誘い下さったのですが、家が遠くて参加できず、残念に思った事がきっかけで、家の近所の久我山のヤマハで、ピアノと歌を始めました。それから4年以上たち、とりあえず、歌の発表会では、へたながらLA SONNABULAの「気もはればれと」を歌う予定で、ピアノはあこがれのショパンの「ノクターン」を練習中です。習い事を始めると弾みがつき、立高時代は美術部だったので、油絵も再開しました。以前、新井さんが展覧会を見に来てくれて、とても嬉しかったです。本当に同期会には、これらのきっかけを与えてくれて、感謝しています。

No.36
2007年08月23日 22:37
送信者:舘 盛和 < >
表題:訃報

 悲しいお知らせです。同期の村野雅弘さんが亡くなりまた。
以前より肺ガンを患っておりました。3年ほど前だと思いますが、同期の数人で飲みました。高校時代をとても懐かしんでいました。先ほどの同期会にも出席のメールを出していました。後日同期会当日は体調が悪くてドタキャンで申し訳ないという電話を会社にもらいました。私が出かけていたものでメモがありました。折り返し電話をしときゃあよかったと悔やまれます。
初めての投稿が訃報の連絡とは切ないものがあります。
 通夜   8月24日 午後6時 
 告別式  8月25日 午前10時
 場所   東福寺 国分寺市西恋ヶ窪1−39−5
      042−321−1046




No.35
2007年08月23日 22:19
送信者:舘 盛和 < >
表題:訃報

 悲しいお知らせです。同期の村野雅弘さんが亡くなりまた。
以前より肺ガンを患っておりました。3年ほど前だと思いますが、同期の数人で飲みました。




No.34
2007年08月20日 07:02
送信者:鈴木克己 < >
表題:政治の成立

司馬遼太郎の『花神』

1865年(慶長元年)8月下旬。
長州藩の軍港・三田尻に、
ライフル銃4300とゲベール銃3000が陸揚げされ、
幕府に対する長州の軍事装備が桁違いに優勢になった。
軍制としての桁違いの優勢は士農工商の階級を溶融した歩兵・騎兵・砲兵の機能集団。
それらにより、
長の陸軍、その原型が確立した(薩の海軍に対し)。
発案し、作り上げ、動かし、完成したのは、
長州の百姓・大村益次郎(村田蔵六)。
靖国神社にあるなかで一番目立つ建造物になっている。

銃を受取に長崎に受取にいったのは、井上聞多と伊藤俊輔。
銃を手配したのは坂本竜馬の結社。
資金は薩摩藩。

銃の進歩は、
先込めから元込め、
火縄、火打石から雷管、
丸玉から椎の実形状の弾丸、
弾道筒内壁の施条加工の有無。
幕府軍の銃は火縄式が9分9厘であった。

さて、
人の腕が切断されても、
短時間後であれば生理的機能的に接続再生する。
骨、血管、筋肉、神経などなどが再び機能する。
しかし、
(動物の本質)神経だけは他の組織と再生のメカニズムが異なる。
神経の接続とは背骨から新たに伸びる細胞の経路を確保すること。
なぜなら、
神経は数10センチの巨大な単細胞であり、
それが脊髄から成長していく。

ところで、
新しく任命された防衛大臣が話題だ。
私(物理)は思う。
女性が重要閣僚、
例えば外務大臣や防衛大臣になると、
頑迷固陋な男どもが焼きもちやヒガミをもつ。

たとえ、
将来大きな政敵になろうとも、
その小さく芽生えた新たな神経細胞の成長を守るべきだ。
任命権者である首相は頑迷固陋な男どもの反応を覚悟していたはずだ。
大村益次郎は最新技術を駆使しただけではなかった。
武士の嫉妬を打つ破り、武士を消滅させ、士農工商の階級を溶融した。

政治家と技術者は違う。
技術の本質は知性。
知性は長い年月の彫琢を経て初めて成立する。

政治の本質は知略。
知識・情報をあつめてその本質を洞察する知略、
時期に関し機略、
政敵とも談合できる政略、
それらを執念深くもちいて初めて政治は成立する。

No.33
2007年08月20日 04:12
送信者:SHIRATORI < >
表題:ここ一週間ほど凝っているもの

既に退職して8年になりますが、圧力に負けて夕飯後の皿洗いをやるようになりました。役割分担がそうなったという訳ではないですが、一応75%位は今でもやっています。ちなみに、料理はまったく出来ないし、やる気もないのでお任せですが。

その昔、たぶんラジオでたびたび聞いていた曲が急に懐かしくなって、youtubeで調べまくりました。どんな曲を調べたかというと、若い女性のばっかしですが、

・ Sylvie Vartan - アイドルを捜せ
・ France Gall - 夢見るシャンソン人形
・ Gigliola Cinquetti - 夢見る想い/愛は限りなく
・ 小林麻美 - 初恋のメロディー/雨音はショパンの調べ

当時は海外の歌手のPVなどテレビでやらなかったので、歌声は懐かしいが、映像は初めて見るものばかりです。ここを見に来る方で同じような趣味だった方がいらっしゃるかどうか分かりませんが、"愛は限りなく" のURLだけ記述します。
天下のgoogleのyoutubeなので、著作権違反ではないんでしょう。

http://www.youtube.com/watch?v=j-vJLIJZo8I

No.32
2007年08月16日 19:47
送信者:村本卓生 < >
表題:退職のお知らせ

まあ、どうでもいいことですが、3Dの村本は、この九月末でサラリーマン生活を終えます、あれやこれやありますが、とりあえず空っぽ、「無為の時間」を過ごすのもいいかな、と・・予告編でした

No.31
2007年08月14日 01:36
送信者:SHIRATORI < >
表題:追加ページ拝見しました。(修正版)

すみません、No.30を削除していただけますか。よろしくお願いします。

もう少し大きければ・・・、というレベルがきっと良いんでしょうね。
Hi-Visionは女優さんの敵とか言いますので。
いつからH組は男女組になったかと思いましたが、幹事さんの機転でしょうか。

ほぼ全員、卒業以来お目にかかったことはないですが、写真を拝見してすぐに分かった方は、旧姓のAさんとIさん(あいうえお順)のお二人でした。午後の授業をさぼって、青梅線(五日市線?)のスケート場に行ったことを思い出しました。

管理人さん、ご苦労様でした。


No.29
2007年08月13日 16:56
送信者:管理人です < >
表題:同期会報告ページ追加

空にぽっかり、夏の雲。暑いですね。
お元気ですか。

2007年6月10日に開催した同期会報告のページを追加しました。
トップページからお入りください。
コンテンツはいろいろな方からの提供です。
セキュリティや、サーバーの大きさなどを考慮しているので、
サイズや画質など落してあります。
そのため、いろいろご不満もおありでしょうが、雰囲気をお楽しみください。

出席した方には、後日、“ちゃんとした”全体写真や個別写真が送られますので、
もうしばらくお待ちください。

No.28
2007年08月13日 07:43
送信者:鈴木 < >
表題:終末期の生き方

日本人が英語を学ぶ時、
否定がむずかしい。

ワイ、ノット。

日本語:
今日、学校に行きますか?
はい、いきません。

英語:
今日、学校に行きますか?
いいえ、いきません。

日本語はすでに発言した相手の論理を肯定することを第一にして、
「はい」

英語は、これから言う自分の発言の論理を第一にして、
「いいえ」

「ワイ ノット」も同様だ。

日本語:
なぜ、あなたはノットなのか?

英語:
なぜ、私がノットいうのか?
(私はあなたに賛成だ)

さて、
定年などにより社会から徐々に遠ざかると、
人は社会的生きものなので、
精神的ぐらつきだす。

言語でもわかるように、
特に日本人は家族や社会を必要とする。
周囲の意向を気にする民族なのだ。

このサロンの発言で、
7月30日のマロンさんの8人の旅行、
そして、
8月11日の村本卓生さんのような総勢100名余の団体活動は大切だ。

さてさて、
終末期(判断能力低減期)に誰と生きるか?

配偶者や子などの親族。
または、
法定後見人、保佐人、補助人(地域福祉権利擁護事業制度)。

これまでと現状は配偶者や子などの親族だった。
でも、
それは相続などの事後処理的権利に限定されつつある。

2000年(平成12)4月から施行の改正民法は強烈。
新しい成年「後見人、保佐人、補助人」制度、
(地域福祉権利擁護事業制度)を知らなければならない。

2000年4月から、
(もちろん、日本独特の慣習により法律の上だけであるが)、
夫婦の一方の判断能力が不十分になった時、
配偶者または子が自動的に成年後見人になることを禁じた。

家庭裁判所の判断により後見人が決められ、
そして、
後見人に後見監督人を、
家庭裁判所により決めねばならぬ事態になっている。

もちろん従来通り、
日本独特の慣習により法律は無視されるが、
従来以上に、
「判断能力が不十分になったお父さん」を、
家族内の奥深くに秘匿されるようになるであろう。

ひょっとして、
私(物理)の判断能力はすでに・・・。

No.27
2007年08月12日 12:42
送信者:SHIRATORI < >
表題:歌詞

海外の曲はもとより、日本の曲であっても、歌詞の音は耳に入れど、言葉としての意味は考えず、という聴き方をしている。
だから、何度も聴いている曲でも歌詞は思い浮かばない。
要するに、メロディーには感動するが、歌詞は・・・。
まさに、阿久悠がしかめっ面をするような聴き方だ。

作詞家のなかにし礼は、
「阿久悠の作品の中で一番は青春時代」と言いきっていた。

青春時代  阿久 悠 作詞 森田公一 作曲

卒業までの半年で 答えを出すと言うけれど
二人が暮らした歳月を 何で計ればいいのだろう

青春時代が夢なんて あとからほのぼの思うもの
青春時代のまん中は 道に迷っているばかり

二人はもはや美しい 季節を生きてしまったか
あなたは少女の時を過ぎ 愛にかなしむ人になる

*)青春時代が夢なんて あとからほのぼの思うもの
青春時代のまん中は 胸に棘(とげ)さすことばかり

*)繰り返し

阿久悠はなかにし礼の何を一番と考えたか興味あるが、
同様体験をしたと言うことが感動の源かなとも思う。
青春時代に "胸に棘さすことばかり" の経験がなかった私には、
なかにし礼絶賛のこの歌詞を見ても、感動は覚えない。

No.26
2007年08月11日 16:35
送信者:村本卓生 < >
表題:サンデー公演のお知らせ

3Dの村本です、かなり久しぶりに投稿させていただきます
先日の同期会でも時実さん(3D)からチラシを配っていただきましたが、9月22日(土)14時から府中で、サンデーハーモニーの公演がありますので是非、お越しください
わが同期では荒木あけみ、時実早苗、小貫洋子、西村俊之、鰭崎有、藤原章雄、宇佐美章久、村本卓生の8名が登場します
40年以上も、よく続けてきましたねえ、と感心してやってください
詳しくはサンデーハーモニーのHPをご覧ください

★当日のプログラム挨拶文をちょっと早めに・・・・

ごあいさつ・・ジョイントコンサートに寄せて
サンデーハーモニー 団長 村本卓生

本日は、私たちの演奏会のため、この会場に足を運んで
いただき、有難うございます。
今回は、2つの合唱団と「WISH管弦楽団」を合わせ
総勢100名余がステージに乗ります。
まさに音楽の持つ求心力といえましょう。
私たち両合唱団の活動をいつも支えて頂いている顧問の
井上智子先生、モーツアルトのレクイエム(レビン版)
の「曲目解説」を寄せて頂きました渡邊学而先生、声楽
指導を頂いている秋山恵美子先生、さらに管弦楽団の
指導を頂いた大友昭先生、練習ピアニスト鎌倉裕子さん
ほか、多数の皆様のご支援・ご協力に心より感謝申し
上げます。
最後の「合同ステージ」では、メンバーの多くが数十年前の
高校生に戻って恩師の指揮で歌います。
どうぞごゆっくりお楽しみください。

No.25
2007年08月08日 18:18
送信者:マロン < >
表題:初夏の道東に行ってきました。その2

この盛夏の折,しかも立秋も過ぎたのに陳腐な表題ですみません。

前回は行程を報告しているので,今日は思いつくままに・・・。

@知床をドライブしている最中にエゾシカに出会いました。
車と接触したらしく,どことなくビッコを引いていました。

道路際にたたずんでいたので,我々の車は直前で止まったところ、
なんと!,鹿が会釈をして道路を横断しました。
知床の鹿は人になれているのでしょうか・・・。

その後,ある露天風呂の温泉で関西から車で来たという人に出会いました。
その車がへこんでいたのでどうしたのかと聞くと,70kmで走っていて鹿に体当たりされたとのこと,とっさのことでよける間もなかったと。
さっきのビッコを引いた,行儀よく挨拶した鹿はその鹿だったのかしらん,と,妙に納得。

知床五湖ではヒグマに注意で,一湖,二湖だけ回遊道路を歩きました。
そこでも鹿に遭遇。といっても道路傍よりはだいぶ離れていましたが。

ついでに寄った道の駅でエゾシカ肉の燻製をお酒のつまみに買ってシカ尽くしの話はおしまい。

知床からは国後がとても近くに見え,「還れ北方領土」と叫ぶ自分がいました。

A道東を旅行される方に絶対のお勧めポイントは,「開陽台」。

中標津空港の少し西側にあり、道東の平野を360度一望できる展望台です。
高さはせいぜい100mくらいの丘ですが,周りが平らなので一周見渡せます。
北海道は広いなあという実感がします。

B相泊の露天風呂
北の国からを見た方は記憶にあると思いますが,「'02 遺言」で、吉岡秀隆扮する純が内田有紀扮する娘(役名は忘れた)に結婚を申し込みに行ったとき,唐十郎扮する「通称トド」と一緒に入った,海岸にある温泉。
テレビと同様に海に向かって仁王立ちをしてみました。
写真を掲載できないのが残念です。

えっ!?見たくもないですと?   失礼しました。(・_*)\ペチ

さて、11日からは夏休みとなります。
暑い夏を元気出して乗り越えましょう。

地球温暖化で東京はこれから夏は仕事ができなくなるのではないかと、外出するたびに実感します。

No.24
2007年08月06日 06:09
送信者:鈴木克己 < >
表題:民族の記憶

雨唄

朝5時すこし前、
早朝ラジオ、
作家・五木寛之、聞き手・須磨佳津江の「わが人生の歌語り」にて、
フランク永井の「有楽町で逢いましょう」が流れた。
作詞・佐伯孝夫、作曲・吉田正。

あなたを待てば 雨が降る・・・・
心に沁みる 雨の唄 駅のホームも 濡れたろう

昭和32年の歌だという。
この唄で私(物理)が連想するのは、
当時の小学校の女の先生。
その先生の家は小学校の正門の隣にあり、
よく遊びにいった。

庭や縁側の景色・・・、今でも思い出す。
その時、
家の中から聞こえてきたのが、
「有楽町で逢いましょう」

女の先生の弟さんが、
現在の小平紫芳会(都立・立川高校同窓会の小平市支部)の会長さんだ。

*唄 といえば、
八代亜紀の「舟唄」(作詞・阿久悠、作曲・浜圭介)。

お酒はぬるめの燗がいい・・・・
涙がポロリとこぼれたら 歌いだすのさ舟唄を

*唄 といえば、
前川清の「恋唄」(作詞・阿久悠、作曲・鈴木邦彦)。

ほんのみじかい夢でも・・・・
心からそう思う せつないだけの恋唄

さて、
今日は8月6日。
広島への原爆投下の日。
黒い雨の唄。

日本民族の記憶として消えることはない。

No.23
2007年08月05日 20:19
送信者:ICHIRO < >
表題:セカンドライフ

ご無沙汰してます。何年ぶりですかね。
「セカンドライフ」というの、ご存知ですか。ネット上の仮想世界で自分のキャラクターを動かしていろいろ楽しむようなものです。かみさんが始めたのを横目で見てたのですが、面白そうなので僕もやってみることにしました。
 セカンドライフでの年令を、20代か30代かどちらにしようかとかみさんに相談したら、それはあまりにもあつかましいと呆れられました。大いなる変身を楽しもうと思ったのですが、いざとなるとたとえ仮想の世界でもあまり普段と変わったことは出来ないものだと実感しました。(データによると参加男性の14パーセントは女性として登場していて、女性の変身はそれよりずっと少ないそうです。)
 有料会員になると土地を買って家を建てることも出来るそうですが、僕は気ままなホームレスです。(所持金ゼロ。とりあえず必要な服はみんなただで手に入る。腹はへらない。寝るとこいらない。)
 ホームレスで困ることは服を着替える時ぐらいです。(操作が慣れないといきなり素っ裸になる。)一応人前では裸になってはいけないというルールがあるので、着替えの時はどこか人のいない所をさがさなくてはいけないわけです。
 ネットワークは常に世界中と繋がっているので、話しかけた相手がいきなりオランダ人だったりするわけでその辺が面白いです。
 僕はまだ全くのビギナーで友達もいません。まわりはどう予想しても若い人だらけです。どなたかすでにセカンドライフをやられている方いらっしゃいますか。さしつかえなければ向こうでお会いしたいです(もちろんセカンドライフネームで!)。

No.22
2007年08月02日 15:13
送信者:Kimie < >
表題:素晴らしい!

鈴木克己様
「アナタを“預かって”くれるところを探していらっしゃい!」
この一言、値千金!!
この妻にしてこの夫あり!!!
(書く言葉の順序が大事)
今までも漏れ聞こえくる奥様語録のするどさに
奥様のファンだったのですが、ますますファンになりました。
よろしくお伝え下さいませ。

No.21
2007年08月02日 07:13
送信者:鈴木克己 < >
表題:捨てる神あれば拾う神あり

8月1日、阿久悠さんが亡くなった(70歳)。
阿久悠作詞、都倉俊一作曲の歌がいまでも私(物理)の口から出てくる。

ピンクレディ「UFO」、「ペッパー警部」
ペドロ&カプリシャス「ジョニーへの伝言」、「五番街のマリーへ」
狩人「あずさ2号」

阿久悠は4年ほど前の日経・「私の履歴書」にて言った。
カケダシの時代、睡眠時間は3時間。
広告代理店への通勤電車の中でラジオを聞き、
その日のニュースを午後の漫談のネタにするライターとしての毎日。
創造活動をしていると心身共に活性化しているので病気にならない。

私(物理)は思う。
阿久悠でも70歳ともなると、創造活動がニブッタのだろうか。

さて、
捨てる神あれば拾う神あり。

70歳になっても頭がボケなければ預かってもいいよ。
という小さな会社があった。
物理は人生の秋を楽しむはずであったが、
我が家のカミさんの手の上に留まりそうだ。

なぜか?
カミさんいわく。

お天道さまが高いうちに、
家の中でウロウロされては困る。
アナタを預かってくれるところを探していらっしゃい!

ということで、
物理は31年ぶりに田町駅の近くの会社で面接をした。
首実検をされたということだ。

昭和13年12月8日、
瀬島龍三さん(明治44年12月9日生)は、
陸大の卒業式で成績優等に付き御前講演を行った。

「兵ニ常勢ナシト謂ハレマスル通リ運用ノ妙ハイチニ人ニ存スルノデ御座リマシテ活殺自在大儀ノ下常ニ戦勝ヲ獲得シタル者是真ノ名将ナリト信ズルノデ御座リマス 以下代表的日本武将ノ統帥ニ関シ其ノ概要ヲ申シ上ゲマス 楠正成、織田信長、豊臣秀吉、川上操六、大山巌ニ就テ申シ上ゲマス」

3年後の昭和16年12月8日、
日本は米英蘭華に宣戦布告。
時の総理・陸軍大臣は東条英機、海軍大臣は島田繁太郎、参謀総長は杉山元、軍司令総長は永野修身、内大臣は木戸幸一。

楠正成:
「物ごとの景気は、我が智力強ければ必ず見ゆる」
楠正成の作戦は常に強弱の勢いを機先に審(つまび)らかにして、
持続消耗の戦略と速戦即決の方策を決定。

織田信長:
「長きもって遠く勝たんとする、それは心の弱き故なる」
長い槍、大きな軍勢などののみに頼ってはいけない。
桶狭間では2万5千の兵に対し、3千で勝利。

豊臣秀吉:
「はか行かざる時、わが気を振り捨てて、物事を新しく始むる心に思いて」
豊臣秀吉は機略縦横、堅忍不抜の信念と滅私無我の境地により重圧難局を打開し火急切迫の時も尚綽々(しゃくしゃく)たる余裕。

川上操六:
「空(くう)と云い出すよりしては、何をか奥といい、何をか口といわん」
川上操六は日清戦争に於いて、決戦の場の戦況・戦意と大本営統帥とを緊寛調節をした。
時に、川上操六は参謀本部次長、児玉源太郎は陸軍省次官。山形有朋は第一軍の司令官として1894年10月25日に鴨緑江を越え、遼東半島の北部を制圧。

大山巌:
「有構無構というは、太刀を構ゆる事ということにあらず」
大山巌は奉天会戦において、独善的考案を固執せず心性の機微に即し形式的統帥法に陥らず部下の精神力を最高度に活用する「部下の間に活ける共通」を見いだした。
1904年6月20日に満州軍総司令部が設置され、大山巌は総司令官、児玉源太郎が総参謀長。

No.20
2007年07月31日 20:18
送信者:SHIRATORI < >
表題:Disney好きなあなたに (改)

何人かの方に前述のページを見に来ていただきました。ありがとうございます。
ただ、アクセスしていただいた方の中にOSX+Netscapeの方がいらっしゃいました。こそくな手段を用いて書き換えて、Windows+firefox, OSX+Safariでも完全に閲覧できるようにしましたので、再度アクセスしてみていただけないでしょうか。

今度の閲覧条件は Java Runtime + FLASH Player になりました。

こんな事をくどくどと書く理由は、
今までこの手のページはInternet Explorer(正確にはIEエンジン)でしか見られないとあきらめていたところがあったのですが、今回のことがきっかけで、他のブラウザでも可能なやり方を見つけることが出来ました。と言うことで、どなたかは分かりませんが閲覧条件を無視して見に来てくださった方、ありがとうございました。

No.19
2007年07月30日 18:30
送信者:マロン < >
表題:初夏の道東に行ってきました。その1

7月の初めに、道東温泉めぐりの旅に行ってきました。
忙しい中、3日も休暇をもらったので、帰ってから目が回るように仕事がたまり、旅の報告がこんなに遅くなりました。
少しずつ、報告をしたいと思います。
男8人での研修旅行と言いつつ、観光旅行に近かった!
道東は昔、学生のころにユースホステル旅行して以来だから、約40年ぶり。珍道中をおいおいと紹介します。

行程;
一日目(木);早朝羽田発。レンタカー(マイクロバスに近い)を借りて、札幌、滝川、旭川、美瑛、富良野、狩勝峠経由帯広。
天候まずまず。美瑛の丘、富良野のラベンダー園は札幌からのレンタカーばかり。
帯広到着は20時、北海道ホテルは最高。
二日目(金);帯広、釧路、厚岸、霧多布、弟子屈、川湯(はじめて温泉に)
天気、霧雨。 厚岸の牡蠣飯が最高。霧多布は知る人ぞ知る秘境。
三日目(土);川湯、網走、オシンコシンの滝、ウトロ、知床観光船乗船、ウトロ、知床五湖、知床峠、熊の湯で露天風呂、羅臼、相泊で露天風呂、標津、開陽台、裏摩周、川湯温泉
天気、快晴。道東旅行の目玉の日に快晴とはなんとついていることか!

四日目(日);曇りのため、摩周湖は霧の中、美幌峠も霧の中、佐呂間湖、層雲峡、旭川、札幌を経て千歳
ほとんど一日車の中。
五日目(月);千歳近郊でゴルフ後、帰京

雄大な北海道、特に道東を、たったの3日間で回れるとは思いませんでした。レンタカー様様です。でもやはり車を乗り降りしていると、それだけで時間を取られ、はしょったところも多く、もう少し余裕をもって行きたいものです。

続きはまた時間のできたときに。


No.18
2007年07月27日 22:18
送信者:SHIRATORI < >
表題:Disney好きなあなたに

私の知り合いが、素材を組み合わせて作ったものです。
結構、良い感じなので紹介します。

http://blackswan.ddo.jp/temp/disney/hanabi2.html

Internet Explorer + Java Runtime が閲覧条件です。
ほとんどの方は大丈夫と思われますが、
必要な方は以下のURLからJava Runtimeをインストールしてください。
http://www.java.com/ja/download/index.jsp

No.17
2007年07月24日 04:51
送信者:SHIRATORI < >
表題:デスクトップのファイルはディスプレイに存在?

我が家の娘から聞いた話ですが・・・。

とある会社の「係」程度の大きさの組織で、席の引っ越しをすることになり、パソコン・ネットワークの責任者が我が家の娘。
人の移動に伴ってその人が使っていたパソコン本体は一緒に移動。

とある人がディスプレイも一緒に移動しようとしていたので、ディスプレイはみんな同じだからそのままにしておいてくださいと注意したところ、「だって、デスクトップにいっぱいファイルを置いているから」という返事。

なるほど、一理あり。
デスクトップのファイルはディスプレイに保管されているとは、初めて知りました。私はいつもマイドキュメントに保管しているので。

No.16
2007年07月23日 23:35
送信者:Kimie < >
表題:林の中に薫るヤマユリの花【花便りNo.30】

日本ではじめての国営公園という武蔵丘陵森林公園には
『比企やまゆり浪漫街道』というのがあって、今、ヤマユリが咲いています。
林の中を歩いていると、遠くからくっきりと目に飛び込む白い花…
近づくにつれ、甘い香りが強くなっていきます。
あんなに華やかな大輪の花なのに、俯いて咲いている慎ましさ…
ちょっといいですね。
(本当は、花が重すぎて垂れ下がってしまうのですけれど)
園内には、トラノオやキキョウ、ギボウシ、フシグロセンノウ、
ノリウツギ、ノウゼンカズラ、キンミズシキ、ネムノキなどなど
夏の花もたくさん咲いていました。

サイトはこちら。
 http://www.shinrin-koen.jp/
関越自動車道の東松山インターからわりとすぐです。
ヤマユリを中心に見るのなら、南口に駐車するのがお勧め。
南北4kmはありますが、いろいろ歩いて疲れたら、
園内にかわいいバスが走っていますので、帰りはそれを利用すれば楽です。

No.15
2007年07月23日 06:55
送信者:鈴木克己 < >
表題:超対称性

今回も物理学と工学の「おさらい」。
先週の7月17日、
次ぎのことを述べた。

粒子の質量と運動量は、
対称性の自発的な破れ、
すなわち、
並進一様性が局所的に破れて得た「もの」。
電子と陽電子に分かれる。

運動量で決まるド・ブロイ波長程度の寸法以下に近づいた粒子は、
対称性の自発的な破れによって、
ボゾンとフェルミオンに分かれる。

さて、
何故、電子1個でもフェルミオン粒子と呼ばれるのだろうか?

その疑問は次の事実と関連している。
何故、ド・ブロイ波長程度の寸法以上に遠のいた粒子は、
マクスウェル・ボルツマン統計粒子である、
すなわち、
古典力学的粒子である振る舞いをする粒子である、
にもかかわらず、
粒子の交換によって状態数が変わらない、
という熱力学におけるエントロピーの示量性原則に関係している。

同じ粒子(A,B)が運動している状態は、
(状態は一と運動量で決められる)
古典的振る舞いの粒子であるにも係わらず、
粒子Aと粒子Bの交換によって、
状態数を増加させることができない。
(粒子が生成消滅する相対論量子的量子なら当然)

同じ粒子がN個運動している状態数は、
古典的振る舞いの粒子であるにも係わらず、
N!(=1*2*・・・*N)で割らなければならない。

通常、熱力学の教科書の説明では、
プランク定数のhが有意な大きさの量子力学と、
hが十分小さいとみなせる古典力学とが、
hをパラメータとして連続するために、
N!で割ることが必要であると書かれている。

すなわち、
量子力学のエントロピーと、
古典力学のエントロピーが、
プランク定数hで連続的に繋がり、
ともに示量性をもつために必要であると書かれている。
(示量性とは系が2倍になれば2倍になる性質)

私(物理)はいいたい。
この説明は後付的な説明。
実は、
「電子1個でもフェルミオン粒子」に、
関係している。

電子1個とともに、
その粒子の存在、
すなわち、
対称性の自発的な破れによって生じたフェルミオン粒子とともに、
陽電子とボゾン粒子がいる世界がある。
その世界を考慮することが今回の表題。
超対称性。

我々自身は、
(通常の状態では)
電子しか見えない、感じえない世界に、
その世界に存在している粒子世界から構成されている。

もう一つの世界を考えるには、
粒子のもつもう一つの寸法、
粒子の運動量で決まるド・ブロイ波長より小さな寸法、
質量で決まるコンプトン波長の寸法の世界を考える必要がある。

No.14
2007年07月20日 04:20
送信者:SHIRATORI < >
表題:googlebot.com

管理人さん、アクションしていただいてありがとうございます。
トップページも少しすっきりしたようですね。

google対策はどこまで実るか分かりませんが、googleの場合はkeywordのMETAタグは参照せず、タイトルと本文の文章を参照するようですので、現状で大丈夫だと思います。
また、記述されているgoogle風評はすべて正確でないような気もしますが、少なくとも "google八分" に引っかかる要因はなかったと思いますので、そのうち回復すると思います。


また表題と関係ない話ですが、最近、松田聖子の「瑠璃色の地球」をよく聞いています。過去にフルコーラスは聴いたことがなかったのですが、たまたまYouTubeで初めて聴いて以来、曲を入手してしょっちゅう聴いています。
とある女子大生にインターネット経由でこの曲を聴かせたら、合唱祭で歌った事がある曲だと言っていました。調べてみると、合唱曲として結構有名みたいです。

No.13
2007年07月20日 00:33
送信者:管理人です < >
表題:Re:リンク切れ修正のお願い

SHIRATORI 様

ご連絡ありがとうございます。

google検索でindexページが何故ひっかからなくなったのか…
もしかしたら、“google八分”(という本が出ています)に
あっているのかも知れません!
理由は…全然わかりませんが。
もっともYahooでもひっかからないので、別の理由かと思っています。

7月14日に、ZEROのbirdサーバーの障害・復旧
現在(7月19日)に再度、ZEROのbirdサーバーの障害が起こって
おりますので、そのせいかも知れません。


BBSの目次のページはずっと更新しないまま、サーバーには残してありましたが、
リンクはずしてありました。
このごろgoogleでは、リンクをしてなくても、サーバー内のファイルを
くまなく検索するらしいので、この際、サーバーからも削除しました。
ついでにindexページには、検索用の単語を登録し、
indexページ以外はロボットお断りのタグをつけてみました。
(どこまで紳士的な検索ロボットかわかりませんけれど。)
その上で、サブフォルダまでは検索しにくいようだ、という風評を信じることにして
フォルダ構成もちょっと変えてみました。

これで、“立高18期”で検索してひっかかるように“すぐに”なるかどうかは
わかりませんが、このごろ2週間に一度は検索ロボットが回ってきている、という
風評もありますので、“google八分”になっていなければ
そのうちひっかかるようになるか、と思います。
もし、google八分になっているとすると…
永久にひっかからないことになりますので、その場合は、大大的にお引っ越し、と
いうことになりますでしょうかネ。

No.12
2007年07月19日 00:29
送信者:SHIRATORI < >
表題:リンク切れ修正のお願い

今まで、googleで "立高18期" という検索語を入れて、I'm Feeling Lucky ボタンでトップページを開き、掲示板へのリンクからここに来ていましたが、昨日から急にトップページではなく、サロン ド 『立高18期 目次』 が開くようになり、そこの 『サロン ド 立高18期(掲示板)へ』 をクリックするとページなしのエラーになってしまいます。

個人的には少し不便のため、修正をお願いいたします。

No.11
2007年07月17日 06:20
送信者:鈴木克己 < >
表題:パッチアンテナとスロットアナテナ

対称性の自発的な破れ その2。

マイクロ波素子はセンチメートルの寸法。
人が手で触り加工しやすい大きさだ。

1辺が7.5センチの長方形の金属板は、
携帯電話の周波数である2GHzのアンテナになる。
その形(服のヒザやヒジに当てる布きれ、パッチ)に似ているので、
パッチアンテナと呼ばれる。

スロットアンテナとは、
大きな金属板にスロット(細長い穴)状に開口した形状のアンテナ。

同じ寸法で加工であるが、
パッチアンテナは金属部分が有限寸法。
スロットアナテナは穴部分が有限寸法。

加工寸法が同じパッチとスロットは、
同じ周波数のアンテナになる。

加工寸法が同じパッチアンテナとスロットアンテナを重ねると、
アンテナとしての性質がなくなる。
無限平面の金属板。

さて、
形状(金属片と金属穴)と周波数(アンテナの共振周波数)を、
粒子の電荷と質量に対応させる。

電子と陽電子だ。
重ねると粒子としての性質はなくなる。

質量粒子とは空間の並進一様性が局所的に破れた「もの」。
対称性が局所的に破れると質量が現われる。
だから、
質量のない光は空間的に局在できない。

その質量粒子と空間を別々な「もの」として考えると、
「並進一様な空間」を移動する「粒子の運動量」は保存される。

次ぎに、
複数個のパッチと、
複数個の粒子を考えよう。

同じ共振周波数をもつパッチを近づけた場合、
どのような周波数のアンテナになるだろうか?
どのくらい近づけたなら、変化があるのだろうか?

単独のパッチの共振周波数に対応する波長程度より近づけると、
2個のパッチが構成するパッチ列アンテナの共振周波数は変化する。
しかも、二つに分裂する。
さらに、
2個のパッチの距離が小さくなるほど、
分裂した二つの周波数間隔は増大する。

マイクロ波フィルターとは、
パッチを複数個並べたもので構成される。

さて、
粒子が二つ以上近づいた場合どうなるか?

粒子とは並進一様性が局所的に破れて質量と運動量を得た。
質量に関係した寸法はコンプトン波長。
運動量に関係した寸法はド・ブロイ波長。

今回はド・ブロイ波長程度の寸法以下に近づいた粒子を考える。

ボゾンとフェルミオンに分かれる。
すなわち、
複数の粒子がド・ブロイ波長より遠ざかると、
粒子は全てマクスウェル・ボルツマン統計粒子であるが、
複数の粒子がド・ブロイ波長程度以下に近づくと、
ボーズ・アインシュタイン統計粒子と、
フェルミ・ディラック統計粒子に分かれる。

対称性の自発的な破れだ。

No.10
2007年07月17日 06:19
送信者:鈴木克己 < >
表題:神の存在

対称性の自発的な破れ その1。

数学的存在とは論理に矛盾がないこと。
物理的存在とは測定に再現性があること。
工学的存在とは人に役立つこと。

私(物理)はいいたい。
神の存在とは「対称性の自発的な破れ」のこと。

7月14日(土曜)朝日新聞連載・夢枕獏『宿神』:
申(さる)は言った。
神は木石空海あらゆるものに宿している。
ただ、神は存在するだけで何も為(な)さない。

清盛は義清(のりきよ、後の西行)に言った。
そうだ。
申の言う神で、ひとつだけわかることがそれじゃ。
神はなにもせぬということじゃ。
為(な)すのは人じゃ。

その「人が為す」では、
佐々木毅さん、
河瀬直美さん(2007年カンヌ映画祭グランプリ)、
櫻井よしこさん、
ソクラテス、
そして、
アレキサンダー大王も同意見。

佐々木毅『領空侵犯』(日経6月18日):
若者に必要なのは自分を突き放すこと。
自分の価値、評価をよく見ること。
自分を相対化する道具として職業をとらえる。
その上で、
自分探しより自分生かしを考えるべきだ。

河瀬直美『仕事力』(朝日7月15日):
撮影資金の調達もゼロから出発。
幼い息子と92歳の義母の生活をささえながら。
仕事を成就させるには必死な思いがいる。
自分をさらけだして行くことだ。

櫻井よしこ『権力の道化』(平成16年新潮社):
周辺の者は皆、その渦に巻き込まれていく。
小泉首相は真空がつくる渦巻きだ。

ソクラテス『ソクラテスの弁明』(岩波文庫):
神々を信仰せず青年を堕落させたという告発への弁明。
若者よ、
知らないことが、
あまりに多いことに気づくべきだ。
それが智慧。

アレキサンダ−大王:
アリストテレスはプラトンのイデア論に組みせず、
「人間の認識は対象に従属する」の立場であったが、
「優秀者による人間支配」の発想にてマケドニア・アレキサンダ−大王を作り上げた。
トルコ・プリュギアの王ゴルディアスは端の見えない結び目を作った。
彼自身も他の誰もその結び目を解くことができなかった。
巫女はこの結び目を解くものはアジアの支配者となるだろうと予言した。
プリュギアを訪れたアレキサンダー大王は、
「ゴルディアスの結び目」を剣により断ち切った。
そして大王はアジア征服を開始した。

私(物理)はいいたい。
たしかに「為すのは人」。
台風4号や16日の中越沖地震も「為すのは自然」だ。

では何故、
人や自然は「為す」のか?
私はいいたい。

神とは「対称性の自発的な破れ」の出現。

No.9
2007年07月11日 02:26
送信者:SHIRATORI < >
表題:Liner ==> Linear

すんません。

No.8
2007年07月11日 02:20
送信者:SHIRATORI < >
表題:最近驚いたソフト

流行に乗って2年くらい前からiPod族で、車で出かけるとき以外は常に携帯しています。中味は五輪真弓、高橋真梨子、寺尾聡、竹内まりや、中島みゆき、ZARD、Sarah Brightman、Abbey Road...と、まあ一般的です。ミュージックソースはCDからの取り込みとオンライン購入(Apple Store)ですが、汎用性を考えてすべてmp3という形式に変換して利用していました。

知人から拝借したCDを取り込むこともありますが、最近は自分好みの音楽CDを簡単に作れる事もあってその手のCDが混ざっていたりします。これがくせ者で、当然CDDB(データベース)には登録されていないので、曲名を引っ張ってきてくれません。

今まではあきらめて、分かっている場合は手入力を行っていました。ところが最近使い始めたソフトは、何とmp3等の音楽ファイルの波形から曲名を検索することができます。候補がいくつか出てきますが、ほとんど最初のものでヒットしていました。これにはびっくり。犯人の指紋の自動照合というのもありますが、音楽データをどのようのパターン化しているのでしょうね。また、自分のカラオケをCD化したものは、どんな曲名を引っ張ってきてくれるのでしょうか。

Ref : Quintessential Media Player (Free)

ちょっとタイトルからずれますが、過去の経験から、CDから取り込む際は、wav(Liner PCM) と mp3 320kbps(高音がそれ程カットされない)の2本立てで取り込んでおくのが、将来にわたって困らないという結論に達しました。聞くときはwavで、圧縮が必要なときはmp3 320kbpsからディグレイド。大容量HDDも安いですし。

No.7
2007年07月09日 06:02
送信者:鈴木克己 < >
表題:清兵衛の瓢箪

「打たれ強い」(2004/11/14)にて述べた、
結城さんは文科省を退職され山形大学の学長選挙に立候補するそうだ。

今、参議院選挙がスタート。
それぞれが全力で立ち向かっている姿。
美しい。

私(物理)はといえば、
人生の秋を楽しむとはいえ、
厚生年金だけでは心もとない。
小さなアパートでもと考えている。

宅地建物取引業法第35条に基づき、
重要事項説明を書面をもって聞くことになった。

物理的な部分のみを列挙(他に権利・管理等もある):

都市計画法に基づく制限の概要
(市街化区域など)
建築基準法に基づく制限の概要
(第1種居住地域など)
地域・地区・街区など
(防火地域、文教地区など)
建ぺい率(敷地面積に対する建物面積の割合)
容積率(敷地面積に対する述床面積の割合)
建物の高さ制限
(道路斜線制限、隣接地制限、北側斜線制限、日影規制)
敷地と道路との関係
(接面道路、外壁の後退距離)
宅地造成等規制法に基づく制限
土砂災害防止対策推進法に基づく制限
石綿使用調査の内容
耐震診断の内容
設計住宅性能結果
私道の負担に関する事項
水・電気・・ガズの供給並びに排水施設
工事完了時の形状・構造等

上に列挙したなかで、
建物の高さの制限にての言葉、
「天空率による緩和措置」に興味をもった。

天空率とは建物によって、
空間の開放感や閉塞感を定量的に表わしたもの。
3次元空間での射影幾何だ。

さて、
志賀直哉の短編、
『清兵衛と瓢箪(ようたん)』を思い出した。

どのような状況や物事でも、
数学や物理は楽しむことができるものだ。

ぐ〜っと、
レベルを下げて申し訳ないが、
アパートにも清兵衛の瓢箪があるかもしれない。

No.6
2007年07月08日 09:16
送信者:Kimie < >
表題:古の蓮の香りは…【花便り No.29】

蓮の花がジャストシーズンで、きれいですヨ。
真夏に行くと、日本の妖怪の百目みたいに見える蓮の台(うてな)も
今なら楚々としています。

府中の大賀蓮が小平市役所に飾られている、という話を聞き、
そうだ、と思いつき、再度、行田の古代蓮の里に行きました。
一面の蓮池にピンクの花が一杯です。
ここは、木道が池の中に作られているので、花に触れることもできます。
で、ハナの中にハナをつっこんで…

蓮の花は、結構香るというのですけれど、ふつうは体験するのは難しいです。
水の中なので花に近づけない、昼過ぎに花は終わってしまう、
それほど強いにおいをふりまくわけではない、などなど。

なんとなく中国的な香りは、なんとなく懐かしい香りでした。

そうそう、ここの池には、日本古来のメダカがいました。
この公園を作ったときに、放流したものなのでしょうか。
それとも、回りの田圃から移動してきたものなのでしょうか。
今となっては、まず見られないので、これもよかったです。

No.5
2007年07月06日 17:45
送信者:SHIRATORI < >
表題:スタイルを崩さずに

なるほど、最近はこういう雰囲気なんですか。

今週、竹内まりやの "Denim" という最新アルバムを手に入れました。(手に入れたというのは微妙な言い回しですが)何枚かのアルバムを持っていますが、昔から雰囲気は変わらず、同じような感じの曲が多く、見方によっては進歩がないとも言えます。でも、だからといって聞き飽きたというわけではなく、それはそれで竹内まりやワールドに浸かっているのは心地よいものです。

最近亡くなったZARDの坂井泉水さんは、竹内まりやを目標にしていたと言うようなことを聞いたことがあります。ZARDのアルバムもいくつか持っていますが、確かに初期のころから同じ雰囲気の曲をずっと歌っていました。

その昔、Hewlette Packardの社長が "Change" と言っていて、その後しばらくしたらどこかの大統領が "Change" と言いだし、どこかの国も見習って "Change" 一辺倒。会社時代は 「Changeしないと給料あがらないよ!」とか言ってた本人ですが、でも、もしかすると正反対の "Stability" だって、 大きな価値のあるコンセプトだったのかも知れないと、感じるようになりました。

No.4
2007年07月04日 14:10
送信者:SHIRATORI < >
表題:HDD Recorderはパソコン並み

私も少し前に安売りしていたHDD/DVD Recorderを購入しました。マニュアルを見ると、Networkに接続することで同じWORKGROUPのパソコン上から番組予約や録画したものの再生が出来ると書かれており、期待に胸を弾ませながらやってみました。予約の方はまあ何とか我慢すれば使えるレベル、録画再生の方は電話回線でyou tubeを見るがごとしで、全く使い物になりませんでした。

いろいろいじくっているうちに、時々ハングアップするようになり、更に電源が入っているときに運悪くブレーカーが飛び、それ以来、予約忘れが甚だしくなってしまいました。仕方なく、HDD to DVDで保存した後に修理に出し、現在は何とか正常に動いています。

HDD Recorderの機能は実用的かはともかくとして、TRON を搭載してまさにパソコン並み、それに伴って扱い方もパソコン並み。起動時間は長いし、ハングアップした時はパワースイッチの長押で強制シャットダウン、Windows95時代の遅いパソコン上で極端に不安定なWindows98meを動かしていた時代を思い浮かばせます。

そうは言っても非常に便利で、中継番組以外はTVを見るという概念を変えてくれたし、有料放送登録してあるBCAS cardをTVと入れ替えたり、従来スカパーを外部入力で録画したりと、もう手放せない存在になってます。

No.3
2007年07月02日 09:43
送信者:マロン < >
表題:いやー、フルハイビジョンてなきれいなものですな!

我が家のテレビは既に購入以来数十年を経過し,
だいぶ古びてきてはいたものの、
それでも映ることは映っていたので,
なんとか2011年までは持たせたいと切に願っていたものの、
よる年波には勝てず,ついにダウン。

やむなく、最新型の液晶シャープ亀山モデルを購入しました。

時々家電量販店で見てはいたけれど,
やはり自分の家で見るデジタル映像には感無量のものがあります。

ついでに、500GB搭載のHDDレコーダーも買い,
もうテープの残り時間とか、巻き戻ししたかしないかとか,
まったく気にせずによくなりました。

接続には少し手間取りましたけどね。

我が家に録画革命が起こりそうです。

マロン@(温故)知新で目からうろこ

No.2
2007年07月02日 05:55
送信者:鈴木克己 < >
表題:きのふけふとは思はざりしを

6月29日(金曜)、
我が家の庭の百日紅(さるすべり)がほころび始めた。
去年は7月中旬になっても咲かなかった。
今年が特に早咲きかと言うとそうでもない。
3年前(2004年)は6月19日に開花。

先週、
私(物理)は退職日の内示を受けた。
定年(60歳)。

1976年入社(28歳)。
物理学の博士課程を卒業したので遅かった。
昨日のようだ。
でも、
31年間、職に就いていたことになる。

諸葛孔明「天下三分の計」に倣う。
人生三分の計:
一 修学
一 就業
一 秋興

人生の秋を楽しむ・・か。

百日紅(さるすべり)は文字通り、
一年を百日ほどで過ごす。
そのせいか、
私がもの心のついたころから今日まで、
そして、
我が家を去ったあとも、
繰り返し、
くり、くりかえし葉は芽吹き、
萌え、燃えたちのぼる紅姿(べにすがた)。

在原業平(825-880)
つひにゆく道とはかねて聞きしかど
きのふけふとは思はざりしを

物理:
さびしさや聞きふるされぬ歳なれど
きのふけふとは思はざりしを

No.1
2007年07月01日 19:29
送信者:そうめん好き < >
表題:つゆでこんなにも違うものか

管理人さん、掲示板の再々変更、ご苦労さまでした。

梅雨だというのに結構暑い日が続いていますが、こんな時は素麺がいいですね。
今まで、素麺のつゆは濃縮で、水で薄めるものだとばっかり思ってましたが、先日我が家の奥さんが、珍しくあるメーカの非濃縮のつゆを試しに買ってきました。これが結構おいしくて、つゆは重要なエレメントだったと再認識しました。

年齢がバラバラな女性が多いあるグループで話したところ、「買ったつゆなんかじゃだめよ、自分で作らなくっちゃぁ」と言われてしまった。ただ、よくよく考えると、「このメーカのがおいしい」対「自分で作らなくては」の対比であり、論理のすり替えだった気がする。そして、ケーキやクッキーと同様、自作の方がおいしいという保証はどこにもないし。

ライン

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